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「突然ですが、占われてもいいですか」その2
内田ユミさんのタロット&オラクルリーディング

突然ですが、占われてもいいですか? by Quantum Mind 第三の眼

 

 

☞ 第1回:今田ちえさんの『インナートークセッション』を体験

☞ 第3回:伊藤スミレさんの『『貴方の強みリーディング (フランス相貌心理学+西洋占星術)』を体験!

 

第三の眼の鑑定を体当たり取材する=占われてみる企画
「突然ですが、占われてもいいですか」

第二回は代々木店のタロティスト、内田ユミさんです。

お店の入り口から一歩入ると、少し落とした照明で落ち着いた雰囲気の店内。
ディフューザーから漂うアロマオイルの香りで気分が安らぎます。
テーブルの向こうのユミさんが、にっこり迎えてくれました。

内田ユミ★第三の眼・代々木店

 

内田ユミさんのタロット&オラクルリーディングを体験!

 

藤井まほ

セッションを受ける人:藤井まほ

西洋占星術&タロット占い師。『あたなの次の1ページをめくるお手伝い』をキャッチフレーズに
お客さまが本来お持ちのやる気や元気に光や活力を注ぎ込むお手伝いをしています。
女性誌を中心に編集、ライティング、インタビューの仕事を長くやらせていただいています。

 

内田ユミ

セッションをする人:内田ユミ

タロット&オラクルカード占い師。西洋美術講師。
カードを手がかりに、現状を俯瞰的に把握し、真に望む幸福や、そこへ続く道筋を明らかにしていきます。
心の霧を晴らし、本来の在り方に気づくお手伝いができるようリーディングしています。

>>  メニュー詳細|内田ユミのタロット

 

以下、

藤井まほ:グリーンの文字
内田ユミ:エンジ色の文字

 

占ってもらいたいこと

今回占っていただく質問はプライベートのことにしました。
現場では長々と現状を説明したのですが、簡単にいうとこんな内容です。

まほ:占いとライティングの仕事をしつつ、シェフであるパートナーがこぢんまりと営む飲食サービス業のサポートもしています。二人とも主に自宅が職場の自営業。彼の仕事が忙しくなるとサポートの分量も増えて、その皺寄せで自分の仕事に集中できなくなったりして、現状では(わたしの)ワーク・(彼の)ワーク・(それぞれの)ライフバランスが悪いと感じています。でも、たとえば「いまから自分の作業をしたいからあなたの仕事を手伝えない」と言ったらトゲトゲしたものが空気に残ってしまいそうで、言いにくいんですよね。どうしたら現状を改善できるでしょうか。

 

★タロットカード編★

ユミ:では、まず現状を見ていこうかと思います。
これだけで解決とまではいかないかもしれませんが、現状把握の意味で。

とユミさんはカードをシャッフルし始めました。
デッキはライダー社のウェイト=スミス版と呼ばれるスタンダードなタイプです。
出たカードはこちら。

タロットスプレッド

(画像1の左上から時計回りにA→D)

A 「わたしの現状」カップ(杯)10の逆と7戦車の逆。

B 「わたしの意識がちょっとかすっているくらいのやや深い部分」 6恋人たちと8力。

C 「彼の状況」ワンド(棒)2とカップのキング。

D  A~Cの状態に対する「ヒント」として、クイーン逆とペンタクルスの7。

 

ユミ:【A=まほさんの現状】のところで、まほさんが彼に対してどのくらい自分を出していけばいいのか、バランスを量っているのがわかります。その塩梅が家庭の調和につながる鍵と考えていますよね。この2枚にご質問がそのまま出ていると思います。

 

まほ:まったくそのとおりです。「自分を出し過ぎないことが家庭の調和」という組み合わせが2枚とも逆位置で、「それが家庭の調和なの???」という自分自身のなかの「これでもいいのか感」がよく表れていそうな気がします。

 

ユミさんによれば、最初の2枚がこのケースのように相談者の質問内容とそこまで合致しないときでも、
次のB=ちょっとかすっているくらいのやや深い部分を示す2枚で掘り下げられるのだそう。

 

ユミ:Aでは空気を読むまほさんを感じましたが、Bの2枚には、何はともあれこれで二人の関係がうまくいっているんだろうなぁと思っているのが表れていますね。恋人たちのカードに描かれているのはエデンの園=いわゆる楽園です。力のカードのライオン=現状と読むと、まほさんは葛藤を感じてぶつかり合いながらもその状況も含めての楽園なんだ、という認識をお持ちなのでは?

 

まほ:(笑)。そうかもしれません。やや諦め入って受け入れてる感じですね。

 

ユミ:楽園には、誘惑とか「ここよりもっといいところがあるんじゃないか」という思いなどいろいろなものがあるんです。その楽園にいて、彼と真っ向対立しないほうがうまくいくんだと理解しているから、本当はご自分の出し加減のバランスがわからないわけではないんですよね。

 

まほ: むむ。一方の彼はというと……なんだかどーんとしてますね、カップのキングとか。

 

ユミ:Cの2枚を見る限り、彼はまほさんの気持ちを知ってか知らずか波がなくて安定しています。まほさんがざわざわしているとか、あまり考えていないみたいですよ。

 

まほ:ワンド2の男性なんて、あっち向いてますものね(苦笑)。

 

ユミ:それは気持ちのやりとりができていて感情が安定しているからでしょう。彼には彼なりの展望がありそうです。
それに対して「ヒント」として出ているDのソードのクイーンは、厳しいけれども相手を受け入れる度量がある人。でも、ペンタクルスの7では「ちょっと違うんだよなー」と感じていますよね。現段階ではまほさんが違和感を覚えてもざわざわしても、最終的には自分のなかにおさめてなんとかなってる。たしかにこのままでも行けそう……。ただ、まほさんの「ちょっと違う」を解消するためには彼にもう少し伝えてもいいんじゃないでしょうか?そうしたら、彼が自分の世界で完結している感じが変わってくるかもしれません。

 

まほ:ここには彼の性格もうっすら出ている感じですね。まるでどこかから日々の生活を見られているみたいです!

 

ユミ:ここまでの展開を見て、ここをもう少しお聞きになりたいといったことがあればオラクルカードで読んでいきます。

 

★オラクルカード編★

まほ: いま、彼にはもうちょっと自分の状態や感じていることを伝えてみたら、というアドバイスをいただいたのですが。いままで受け入れて自分内でなんとかしてきたことに違和感もありました。だからこそ、こうして占っていただいているわけですし。ただ、いざ何か言おうといっても、ちょっとハードルが高いのでそのあたりのアドバイスをいただけますか?

ユミ: わかりました。では3種類のオラクルカードをそれぞれ3枚ずつ引いていきますね。最初は過去生カードと呼ばれるもので、過去にある原因などを探り、次に現状を読んで、最後にこうなっていくよという未来を読んでいきます。

 

オラクルカードリーディング

まず、過去生カードでは「宗教」「お金」「健康」という似た色合いのカードが出ました(画像2の中央下)。ほかに明るい色調のカードもたくさんあるのに、揃えたようにこのトーンですね。

 

まほ:なんか地味ですね……。

 

ユミ:過去生として読むなら、修道院にいたというような宗教的バックグラウンドを感じさせる3枚なんです。

 

まほ:なるほど! それは「視える」系の方に何度か言われたことがあります。自分では記憶してないですけど。

 

ユミ:この3枚は、みんなが横並びでなければならないという規律を感じさせます。そんな傾向の強い宗教団体だったんでしょうかね?そのバランスを崩したくない、という過去からの自己規制が強いのかもしれません。「みんなが同じじゃなくてもいい」というふうに頭を切り替えられれば、彼に伝える方向に進みやすいかもしれないですね。

次のオラクルカードは職業や行為を絵にしたカードが多いのですが、今回は「書くこと」「スピリチュアルリーダー」「アーティスト」と、まほさんが実際に仕事としてやっていることがそのまま出たのではないでしょうか。(画像2右上)

続けて次を読むと、最後の3枚は「正しさを量る人」「攻撃性」「『上』につながるドア」。(画像左上)

 

まほ:オラクルカードって種類によって絵柄もメッセージがずいぶん違うんですね。

 

ユミ:そうなんですよ。どのオラクルカードを使うかは、ご相談者の方やご相談内容に合わせて選んでいます。さて、いま続けて読んだ6枚からのメッセージをお伝えすると、

「まほさんはライターやアーティスト、そしてスピリチュアルに誰かを導くというお役目を持っています。その役割を果たし、スピリチュアルな世界とつながるために、自分のワークのためにも時間をとってください。それは今回の人生において必要なことで、決して彼との関係を崩すものではないんです。まほさんの「バランスが違うな」という感じ方は間違っていないのだから、「攻撃」と思わずに淡々と彼に伝えてみてください」

まほさんはまほさんの仕事してほしいと「上の人たち」は思っているようですよ。「お役目」があるからね、とニュートラルな形で伝えたら彼もすんなりと聞いてくれるのでは?

 

まほ:たしかに伝え方で変わってきそうですね!「お役目だから」は効きそうです(笑)。腑に落ちるメッセージをありがとうございました。

 

ユミ:最後にこちらのユニコーンのオラクルカードを1枚引いてみましょう。

 

ペガサスのカード

(ペガサスの画像)

ユミ:「やり始めたことを終わらせましょう」というメッセージが出ました。今回のご相談へのラストメッセージとしては「気になっていたことを進めましょう」ということでしょうか。

 

まほ:そうですね! 早速そういう形で彼に上手に思いを伝えていこうと思います。

 

内田ユミさんのタロットリーディングとは

今回お願いしたのは、1時間のセッションでした。タロットを2~3枚さくっと引くよりも、タロット8枚+オラクルカードでぐっと深い内容を読んでいただけたと思います。セッションのあと、内田ユミさんのタロットリーディングについて少し伺ってみました。

内田ユミさんのタロットリーディング

 

まほ:タロットとオラクルカードはどのように使い分けているのですか。

 

ユミ:タロットは外科手術で、オラクルカードはその補足として使っているのですが、ご相談内容によってはタロットだけのこともあります。タロットは「現状を解決する骨子」。それだけが必要という方もいらっしゃいますよね。一方で、オラクルカードのほうはよりマイルドでイメージも広げやすいので、外科手術のアフターケアのように考えているのです。

 

まほ:なるほど。タロットで厳しい答えが出ても、オラクルカードで軟着陸できるケースはありそうですね。絵柄もソフトでかわいいのが多いので、メッセージが受け入れやすいかもしれません。

 

ユミ:メッセージも、わりとポジティブで背中を押してくれるものが多いんですよ。

 

まほ: ユミさんはご自身をどのようなタロティストと考えていらっしゃいますか。

 

ユミ:自分ではよくわかりませんが、お客さまからは「自分が主人公のストーリーを説明してくれたようで面白かった」といったご感想をいただくことが多いんです。

 

まほ: たしかにそうかも。自分に関心がある割には自分のことってよくわからないので、ユミさんに客観的に語っていただくと「そうだったのか!」と新鮮でした。

 

ユミ:カードや絵の意味の説明を省いて、結果やメッセージだけを伝える占い師さんもいますよね。でも、せっかくここに絵があるのだから、絵の説明も丁寧にしていきたいんですよ。というのも、絵の説明をすることで相談者さんの心の中に勝手に浮かび上がってくるものがあるんじゃないかと思っていて。そういうやり方は私が絵画の見方を教える仕事をしていることと多分に関係があるように思います。ウエイト=スミス版のタロットは線がしっかりしていて細部まで描かれているので好きですし、説明がしやすいので、タロットはこのデッキ一択で使っています。

 

まほ:オラクルカードのほうも、何かこだわりがあるんでしょうか。

 

ユミ:オラクルカードは占い師になる前から少しずつお気に入りを集めていたんですが、実占で使っているうちにこの4種類に落ち着きました。今のところ、ウエイト=スミス版のタロットとこの4種類のオラクルカードがレギュラーメンバーとなっています。

 

まほ: タロットリーディングを通じて、ユミさんが目指しているところがあれば教えてください。

 

ユミ:タロットには具体的なヒントがいっぱい入っていて、どこかしら相談者さんの気づきにつながりやすいと思うんです。タロットの絵を読み解いていくなかで、ご自身でも気づかなかったことが出てきて、整理されていく体験を、次に向けた活力にしていただきたいですね。「悩み解決」だけだとマイナスからのニュートラルですが、そこからさらに人生を一歩動かせるみたいなところに持っていくのが目標です。

 

まほ:タロットリーディングを次に向けた活力に、というのはポジティブでいいですね!また行き詰まったときにはぜひお力を借りたいです。今日はありがとうございました。

 

占われたひと、藤井まほの感想:

自分でなんとかできていると思っていた、家庭内の小さなこと。——だったのですが、
今回ユミさんに相談してみて、思っていた以上に自分にとっては大事な問題だったのだと気づきました。
ユミさんの言う「外科手術」=タロットでざっくりメスを入れられて、オラクルカードから具体的なイメージも湧いてくる。
オラクルカードのセッションは初体験だったのですが
タロットの結果からの、過去〜現在〜どうしたらいいか、がくっきり見えてきて、面白い体験でした。
一度受けたら、困ったときにまたリピートしたいなと思わされるセッションです。

 

内田ユミ|タロット&オラクルリーディングのご案内

 

内田ユミ

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内田ユミは第三の眼・代々木店にて、主に月曜日、第3日曜日に対面鑑定をしています。

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