新月・満月読み 新月・満月読み

2020/6/20

2020年6月21日:蟹座の新月(日蝕)リーディング by Graha

2020年6月21日15時41分 新月(部分日蝕)ホロスコープ (東京)

 

6月21日(新月&部分日蝕)〜7月5日(満月)までの星模様 by Graha

6月21日15時41分、蟹座1度(数え)で日蝕を迎えます。
今回は、夏至と日蝕が重なります。

夏至は、1年で最も昼が長い日です。
太陽パワーのピーク点に至りますが、
夕方から地球が暗闇に包まれるという特別な日になります。

日本では部分日食を見ることができます。

アラビア半島南部~インド北部~中国~台湾で、
金環日蝕という天体ショーによって月の影が横断します。

日蝕は集団的エネルギーの潮流が変わることを意味します。
今後の世界動向を注視していきましょう。

この超ストライクな日蝕は、今後長きにわたり影響が続くことが予想されます。
人類の歴史上重要な出来事が起きてくるかもしれません。

特に、金環帯ができるエリアはダイレクトに影響を受けますから、
これらの地域は要注目です。

 

月が支配する蟹座の日蝕です。

春分から夏至に到達し、第1四半期の節目の時です。

12サイン最初の水のサインである蟹座は、
水によってすべての命ある存在がつながっていることを語ります。

国家権力や支配者に対して、
一般市民、家族、女性、母親、子どもたちが主役であり、
世界を変えていく力の主導となるでしょう。

 

新月が形成される蟹座1度のサビアンシンボルは、
「船に掲示される巻かれ拡げられる旗」です。

大きな船が動き出します。

この船はどこに向って航海するのでしょう?

海原を漂う大きな船は、乗り込んでいる人々の運命を握っています。
運命共同体なのです。

動かす力は、ひとりひとりの感情です。
家族や仲間を想う気持ち、命の大切さ。
家族や自分自身の生活を大切にしたい、守りたいという願い。

 

日蝕は、火星とゆるいスクエアを残しました。

世界中で人種差別に対するデモ行動が席巻しました。

もはや国境とは形ばかり、

『Black Lives Matter』
一人の黒人男性の死が旗印となって、
全世界の人々が差別が無くなる世界を望んでいます。

 

船に掲示される旗とは、
国旗や、共同体の主義を示すシンボルであり、
所属を表明し、他との区別や違いを明確にするものです。

しかし、『人はみな平等であり自由であるべき』
すべての人種に対する共感という連帯においては、
もう旗など必要ないかもしれません。

 

注目すべきは、水瓶座の土星とのアスペクトです。
タイトなインコンジャクト(150度)を形成しています。
軌道修正すべきときであることを意味するでしょう。

社会秩序を示す土星です。

水瓶座の土星が目指す社会秩序とは何でしょうか?

国境を超えた人類の普遍的なルールについて向き合うでしょう。

水瓶座は時代を革新させる新しい発想、科学やテクノロジー、
人類全体の進化に関係するサインです。
その視線は人権や人類愛です。

 

日蝕は日本のチャートでは8ハウスで起きます。

マンデンでは、国の財源、税金や社会保証
借金や賠償金、倒産、企業の再建や再生などに関係します。

政府は、6月19日から移動の自粛を緩和する方針を決めました。
経済活動の回復を狙うものです。

コロナ過においての、政府の対応、舵取りが大きな焦点となります。

システムの不備による対応の遅れや、
持続化給付金の疑惑など、数々の問題に問われています。
失業や倒産件数も増えていく状況のなか
問題は時間と共に重なっていきます。

どうか沈没しませんように。

関係国の財政にも関係します。
不穏な社会情勢に日本は関係なしとは言えません。

この日蝕によって、新たな変動要素が持ち込まれる可能性があります。
それによって計画の変化や対応を迫られるでしょう。

 

目標を示すMCの支配星は太陽です。

代表者は、財政状態の改善策や、組織的な問題に対する方針を
宣言する必要があります。説明責任もあります。
正々堂々と公式の宣言を演出することを目指すでしょう。

 

8ハウスは避けて通れない問題にコミットすることを示します。

関係の改善、再生、立て直しに向けて
問題解決を目指して難しい調整に集中しなければなりません。

 

この日蝕の初動を示すアセンダントは蠍座です。
その支配星は、3ハウスに位置する冥王星です。

隠れた力に対する追究心を示すでしょう。
この状況を支配しているものはいったい何なのか?

隠れた力とは、権力や黒幕的な力や巨大な利権です。
言論統制やSNS規制などプロパガンダの意図を探るでしょう。

 

火星がトリガーした前回の新月から、
世界各地で数々の火種が渦巻き、混沌とした雲行きに覆われています。

感情論を超えて、冷静に客観的に状況を整理する必要があるでしょう。

情報に振り回されるダメージを多くの人が体験済みです。
情報を見極めながら、どういった立場を選択するのか、
立脚点をはっきりさせていきたいところです。

 

主役である私たち生活者を示す月は、9ハウスを支配しています。

高い視野に立って、真実を知りたいという追究心が起こるでしょう。

私たちの命を守り、安全な航路へと軌道修正するために、
自ら調べ、情報を取り、問題の焦点を探る必要があります。

3ハウスには土星もあり、取り上げるべき問題がここにあります。
マスコミ、SNS、情報リテラシー、言論の自由、教育問題などがそうでしよう。

水瓶座の土星には、新しい制度やテクノロジーの導入、
新旧の入れ替えという課題もあります。

 

水星、金星、木星、土星、冥王星、5つの天体が逆行中です。

特に木星の逆行期間中は、社会全体が停滞しますから、
現在起きている問題にしっかり向き合う必要があります。

むしろ軌道修正のチャンスですから、
焦らず、気持ちを整えて必要な準備や調整を試みましょう。

 

逆行する水星は、発見や気づきをもたらします。

歴史の再考や、私たちが引き継いできた伝統や思想、
家族関係、ライフワークバランス、生活スタイル全般について、
考え直してみると良いでしょう。

家族会議をしたり、家族や仲間、それぞれの今の気持ちを
再確認する機会を持つと良いでしょう。

 

アングルは固定サインで止められていますから、
状況はそう大きくは動かないでしょう。

しかし、覇権主義や思想を背景にした権力の攻防に対し、
私たちはどのように対処していったらよいのか…。

自由で安全な生活をどのように守っていくのか、
家族や仲間とともに、慎重にかつ賢く見極めていく必要がありそうです。

その結果は次の新月にあらわれるでしょう。

● 新月 ● (6月21日~)

夏至と日蝕が重なり、集団パワーの大変動というタイミングを迎え、
ひとりひとりの心のありようが、世界の行方を大きく変えてしまうかもしれない。
そんなミラクルな可能性を含んでいます。

5月23日の新月から活性化しトリガーされた火星に注目しておきたいと思います。

12サインの最終章である魚座においては、
あらゆる問題が火種となって混沌とした事態を招く傾向があります。
非難すべき敵も、味方も特定できず、どうしてこんなことになってしまったのか…。

克復すべき敵は自分の中にあると、過去の賢者は語ります。

「汝の敵を愛せよ」
「この世で闘わなければならない敵はたった一人。自分なのだ。」
「神と悪魔が闘っている。そして、その戦場こそは人間の心なのだ。」

これらの言葉は魚座の火星を象徴しています。

 

火星は6月28日に牡羊座に入ります。

それまで、こころの中にある、怒りや不満、敵対心に向き合い、
浄化する重要な期間となるでしょう。

人生航海の重要なターニングポイントです。

昇華されたの火星意識は、大切なものを守る力、不屈の精神、
勇気や情熱、冒険心や開拓精神、技術力を与えてくれます。

 

△ 上弦 △ (6月28日~)

6月28日、天秤座の月で上弦を迎えます。

この日に火星は牡羊座に入ります。

迷いが消えて、積極的な気持ちがだんだん強くなっていくでしょう。
新しいことへの挑戦、取り組みにゴーサインがでます。
勇気と情熱をもって前進していきましょう。

 

6月30日に、冥王星と木星が2度目の会合を形成します。

国家レベルの巨大なプロジェクトや権力構造に関連することが、
見直しを迫られます。

木星の逆行は、既存の社会の膿だし期間です。
不正やスキャンダルを浮上させますから、
隠れた組織の情報などが暴かれやすいでしょう。

 

7月2日、逆行中の土星は山羊座に戻ります。

新しい時代を迎えるために必要な準備は、
価値観の断捨離と、立場からのリタイアです。

手放した先には、もっと自由な生き方が待っています。

 

⇒ 新月のクリスタルメッセージを読む

 

執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】  

 

Graha(ぐらは)

 

 

 

 

 

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—- 新月とは —-
地球から見て、太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
旧暦(陰暦)では新月から1ヶ月がはじまります。
占星術では、太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日
として、その月のテーマを読み取るときに用います。