2016年6月5日:双子座の新月リーディング by ぐらは
2016年6月5日11時59分 新月図 (東京)
太陽 ふたご座14゜53′
月 ふたご座14゜53′
水星 おうし座20゜58′
金星 ふたご座14゜24′
火星 さそり座27゜09′ R
木星 おとめ座14゜17′
土星 いて座12゜58′ R
天王星 おひつじ座23゜21′
海王星 うお座12゜02′
冥王星 やぎ座17゜00′ R
Asc おとめ座20゜51′
Mc ふたご座19゜52′
ドラゴンヘッド おとめ座 17゜
今回の新月は双子座で起きます。
去る5月7日の新月は、
冥王星と木星との土のグランドトラインを
形成した、牡牛座の新月でした。
社会構造の再生・復興を前進させる建設的な時を迎えました。
牡牛座は、町に例えればインフラが整備され、
土地の恵みを基盤に水やエネルギーなどライフラインが行き渡ること。
個人レベルでは、基礎的欲求が満たされる事と関連します。
双子座では、牡牛座の物質的土台により、
与えられた財産や所有物、備わった身体的素質や才能も含め、
それらを積極的に活用することがテーマとなります。
自らの五感を通して、意識を外へと拡げます。
知ること、聞くこと、伝えること、調べること、習うこと、
自ら行動し能力を拡張することが目的です。
今回の双子座の新月は、
6つの天体がグランドクロスを描きます。
状況は極めて複雑で流動的です。
人々の意識も、価値観も、権力的構造も、経済動向も、
人脈構造も変化していることを実感させられるでしょう。
消費税増税延期が報じられましたが、
前もって決められていたことが改変されることも多そうです。
自分の意に反して変化していくことを良しとしない、
固定サインの強い人、思いこみの強い人、権力志向の人は、
神経不安に陥りやすく心は穏やかにはいられないかもしれません。
今、世界はどう変わりつつあるのか、
情報に対して受け身の姿勢ではなく、
自分で調べ、知ることが重要になるでしょう。
思いこみが解き放たれるような出来事や情報と
出会うこともあるでしょう。
東京の新月図では、時刻はほぼ正午です。
太陽と月に金星、さらに9ハウスの水星が頭上で輝きます。
未来への不安と可能性が入り交じり、様々な意見が飛び交います。
活発な議論、世論の強さを見せるでしょう。
SNSなどネット環境の影響力は増すばかりです。
サビアンシンボルは、
「会話をしている二人のオランダの子供」です。
Two Dutch children talking
そもそもオランダを指す「ダッチ」という言葉は、
ライバル関係にあったイギリスが、オランダを指して使った
蔑称のようです。つまりこのシンボルは、
「敵国の子供の会話を聞いている」という意味になり、
さらに、子供は興味の赴くまま、ありのままに、
言いたいことを言ったり、脈絡がなかったり、
気を引くために奇をてらったりと、
大人的な常識や権威に背くような言動をしている。
といった、意味もあるでしょう。
双子座は「競争」のサインでもありますから、
このシンボルは、敵を知ること。
対立する立場の人や異文化を理解することを意味するでしょう。
双子座の新月に対して、土星、木星、海王星が関与してますから、
敵だから、ライバルだから、嫌いだから、といった個人的な見解で
言動が許される状況ではありません。
ヘイトスピーチ規制もこれに関連する出来事の一つでしょう。
平和と調和を意味する金星とセットですから、
ライバルを敵視することなく、理解や興味を持って関わること。
平和的な在り方、歩みよりの姿勢で、
利害関係の調整などを試みる時でもあるでしょう。
うまくいっていない問題には、こうした姿勢で再度調整を
かけてみると良いでしょう。
違うことへの寛容さ、理解力。
文化度を高めるのことが、
今回の双子座の新月の大きな意味となるでしょう。
お金・人間関係も意識変化の渦中にあり、
予想を裏切ることが多そうです。
変化する状況をきちんと受け止め、
意見すること、レスポンスすることが求められます。
乙女座の木星とスクエアです。
現場では建設的な環境改善を進めています。
意見が反映されることで、利益を生む構造をつくるでしょう。
特に女性の発言、意見が尊重されるように方向つけるべきでしょう。
女性が発言し、活躍しなければ
平和的解決や安全な社会は実現のしようがありません。
海王星のスクエアを受けた射手座の土星は、
あらゆる制度の意味や意義、その有効性を審議していますから、
その使命を果たすべく、隠された情報を公にすることを進めています。
情報公開制度や、パナマ文書公開はその一例でしょう。
言論の自由、メディアの役割やジャーナリズムのあり方に
大きな揺れを起こしています。
蠍座に入った火星は、6月末まで逆行を続けます。
有言実行から不言実行へ。
攻撃力は潜伏し、見えないところでことが動きます。
敵には知られないように戦略的な対策を探ります。
逆行中の火星期間は、
自らのパワーを自覚し鍛錬し開発する好機です。
相手を知ることに加え、己の力を知らずして戦いなし。
権力に屈せず、生き抜く知恵を身につける時です。
● 新月 ● (6月5日-)
新月のこの日は、15時前に二十四節気の芒種(ぼうしゅ)を通過します。
新月の特別なパワーに加え、テンションの変わり目に入りますから、
身心にかかる影響も大きく、特異な日になりそうです。
木星と土星に関係する新月であり、
プロジェクトは大きく揺れながらも活発に進行していきます。
神経的に休む間のない日々が続きますから、
ストレスや体調管理にも注意を向ける必要がありそうです。
7日、冥王星と太陽のインコンジャクト150度は、
言論の自由など、メディアなど情報やコミュニケーション環境に対する、
限定的な規制などがかかりそうです。
いつ何時起きるかわからない災害や非常時を想定した、
備えや訓練をするなど、サバイバルな対策を考えるなど、
問題に則した知恵と技術が求められます。
ゲームに夢中になれる自由な時間などないといった、
事情が生じやすいでしょう。
△ 上弦 △ (8月11日-)
月は乙女座に至り、上弦を迎えます。
水星はほどなくして、牡牛座から双子座へ入ります。
18日、歴史的アスペクトである土星と海王星が
2度目のスクエアを形成させます。
好奇心をもって、疑問を持って、
子供のこころで世界を見てみる。
当たり前の現実を疑ってみる。
水星は双子座に入ります。
仕掛けられた嘘や詐欺をあばくチャンスです。
自分の手と頭を駆使して真実を追ってみよう。
○ 満月 ○ (6月20日-)
太陽が蟹座に入る夏至直前の満月です。
射手座の月の満月です。
意見や議論を出し尽くす満月です。
様々な意見や声が空にこだまするような満月です。
世界ではいろいろな人が存在していて、
違いゆえに活発な交流がある。
そんな異文化コニュニケーションの先にあるのは、
同じ人間として共通の感情を持っていること。
同じ地球の上で生きている事。
誰しもが母と父から生まれ、家族があり子供たちがいる。
蟹座は、根底では人類すべてが共通の基盤の中で
生きていることを示す領域に関連します。
競争に疲れたこころとからだを休める場所、
安心して深い眠りにつける場所をすべての人が必要としている。
蟹座に入ると、テーマや場面展開はガラリと変わるでしょう。
蟹座が象徴する、母と子、すべてを育む大地母神、神話や歴史。
これほどすべてを包括する大きなフィールドはないからです。
26日に木星は冥王星とトラインをつくります。
古き良き伝統の復興、立て直しを強力に推進します。
27日、金星は海王星とトラインです。
強い緊張感は解けていき、リラックスしたムードが広がりそうです。
共感によって新たな人間関係がひろがります。
権力に対抗できる力は、数では圧倒的多数の一般市民です。
社会を変えるのは、権力者や巨大企業ではない、
多くの一般市民の声や、女性の力です。
そのこと自覚すると良いでしょう。
▽ 下弦 ▽ (6月28日-)
牡羊座の月で下弦を迎えます。
30日、火星は順行に入ります。
蟹座の金星にアスペクトする蠍座の火星です。
家族や恋人などへの積極的な愛情表現が見てとれるでしょう。
守るべき存在、愛する存在を見出した人の
行動には迷いはありません。
次新月は蟹座で起こります。
冥王星を対向に迎える新月です。
山羊座の冥王星が、社会構造の崩壊と再生を進めます。
対向にある蟹座もまた崩壊と再生の波にさらされています。
家族関係、日常的な習慣、伝統的生活、食事から健康状態まで、
変化は同時進行です。
家族が抱える問題に対しての向き合い方、
女性の問題、母と子の問題へとテーマが変わっていきます。
話題となっている「社会毒」などから身を守ることなど、
命を阻害する影響に対しての防御法なども
テーマに含まれるでしょう。
執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
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