2016年10月1日:天秤座の新月リーディング by ぐらは
2016年10月1日9時12分 新月図 (東京)
sun てんびん座 8゜15′
moon てんびん座 8゜15′
mer おとめ座20゜42′
ven さそり座 9゜00′
mar やぎ座 2゜25′
jup てんびん座 4゜38′
sat いて座11゜37′
ura おひつじ座23゜05′ R
nep うお座 9゜54′ R
plu やぎ座14゜58′
Asc さそり座21゜54′
Mc おとめ座 1゜08′
Node おとめ座 11゜
10月1日、新暦と旧暦が一致して新月を迎えます。
去る9月22日に秋分を迎えましたが、
「秋分」は、1年の起承転結の「転」にあたり、
今まで模索、検討してきたことが具体的な話として
動き始めているのではないかと思います。
他者に興味を抱く天秤座の新月です。
さまざまなな場面で活発な交流が展開するでしょう。
乙女座で強かった警戒心や防衛心は解除しましょう。
人生とは出会いによって決定すると言っても過言ではありません。
他者に心を開くこと、出会いの可能性に人生を開くことが
天秤座のテーマです。
天秤座では、推測や憶測ではなく、
メールやラインなどの通信によるコミュニケーションでもなく、
リアル対決、直接面談で他者にかかわります。
直接会って話を聞いてみる。「百聞は一見にしかず」です。
印象を受けたり、与えたりするリアルな交流体験は
思い込みやこれまでの認識を一変させ、
人生に大きなきっかけをつくります。
さらに木星は、9月9日より天秤座に入りました。
これより約1年間は、
パートナーシップを積極的に発展させること、
人的環境の改善が大きなテーマとなります。
活動サインである天秤座の木星は、
やがて山羊座の冥王星、牡羊座の天王星とアスペクトしますから、
人脈的な構図、組織が大きく変わることが予想されます。
社会のシステム、構造の改革が進むでしょう。
天秤座の指向する、
「平和」や「フェアであること」が
社会全体に広がっていくことが望まれます。
まずは、身近なところで
風通しのよい環境をつくることが改善の基礎となるでしょう。
チームワークを意識し、互いの違いや個性を尊重し合うこと。
評価し合い、ほめ合って、よい雰囲気をつくる気遣いをすること。
それが天秤座の協調精神です。
天秤座9度のサビアンシンボルは、
「アートギャラりーにかけられた三人の巨匠」です。
9度はそのサインの「初心」を示します。
天秤座は、社会人デビューのサインですから、
どんな生き方を目指したらいいのか、
その手本となる存在を求めます。
「三人の巨匠」は、まさに絵になる偉大な先達者です。
異なる三人の生き様を比較することで、
自分の人生に影響を与える存在と出会います。
「好きになる」「憧れる」「惚れ込む」
というのは天秤座の支配星である金星意識です。
理屈ではない感情がかき立てられる人物が、
人生の師となり、常に向上心を刺激してくれるのです。
新月は未来を志向する11ハウスで起きます。
木星と共にある新月ですから、
社会改革的活動が進展するでしょう。
垣根や利害を超えた政治的な動きが活発になるでしょう。
アメリカでは大統領選の討論が展開されています。
天秤座は裁きのサインですから、自分の目でしっかり評価し
判断をすることも重要なテーマです。
海王星と150度のアスペクトをとります。
天秤座の好悪感情による判断や「きれいごと」では通用しない、
複雑な条件下におかれていることを念頭にいれなければならないこと。
そして、土星とのアスペクトは、持続可能な、長期的計画をつくること。
システムや制度化することや法律や専門家による審議が
両輪で進むことを意味するでしょう。
スタートを示すアセンダントは蠍座です。
支配星の冥王星と火星は
収入や所有物、経済活動を示す2ハウスです。
現状を担保にどのような未来計画ができるのか。
目指す未来に対する試算を立てなければなりません。
働き方改革は、国家の存続にかかわる緊急対策です。
働き方のスタイルと収入のあり方について、
積極的に考え直すプロセスが進むでしょう。
今月は、活動サインの新月であり、
上弦、満月、下弦のタイミングにおいても
二転三転と変化が激しく
大きな決断や判断を迫られる場面が多くなるでしょう。
社会の問題に目を開いて、出会いの可能性に踏み込んでいく。
社会参加につながる行動が、新境地を開くでしょう。
また身近な人間関係の改善に心を配ることで、
しなやかに関係を拡げること、
女性ならではの横つながりの連携が強みとなるでしょう。
生活をより良くしていく目的では皆が一致しています。
● 新月 ● (10月1日-)
前回の9月1日の日蝕は、
歴史的なターニングポイントを示す土星と海王星に
火星がかかわりました。
そのために「行動化」への衝動が強くなっています。
「力の論理」や「熟慮を欠いた決断」、
「攻撃的な力の行使」、軍事的傾向が懸念されます。
先月の日蝕以降、精神的に落ち着かない人も多いようです。
事故や怪我など、トラブルやストレスが多かったならば、
努めて「平和な雰囲気」や「快適さや美しくあること」
についてイメージするとよいでしょう。
この新月でマインドセットしましょう。
今回の新月も火星が強調されています。
山羊座の火星ですから、計画的かつ戦略的な
実利のある行動へ向かいます。
周囲との協調を考えて行動することに、
未来がありますから、人を生かすような立ち回り、
人助けや教育や指導力が重要になってくるでしょう。
1日の新月は、忙しい1日となるでしょう。
「初心」を胸に、状況判断することが試されます。
8日の寒露、太陽は冥王星と90度をとります。
諦めは、新しい展望をみいだす新たな一歩となるはず。
またどんな経験もすべて肥しになるものです。
△ 上弦 △ (10月9日-)
山羊座の月は冥王星を通過して上弦を迎えます。
「理想的なきれいごと」はさておき、
厳しい現実に関心が傾くでしょう。
11日、水星は木星を通過します。
水星と木星の組合せは政治家に必須のアスペクトですが、
弁論では、実情に即した説得に勝敗があるでしょう。
より多くの人に、はっきり伝わるコミュニケーション、
プレゼンテーション術を磨くときです。
13日は、旧暦と足並みそろえて十三夜です。
美しい月を秋の味覚とともに楽しみます。
月のパワーと同調して大切なメッセージを受取ります。
15日、天秤座の太陽は天王星と180度です。
自主的な決断をするタイミングでしょう。
分裂の動き、分離独立の意志表明などの動向が目立ちます。
古い関係との断ち切りは、
新たな関係を呼び込むアクションです。
○ 満月 ○ (10月16日-)
牡羊座月の満月です。
活動宮の人は、本来の活動家ぶりを回復するでしょう。
水星は満月から下弦までの間、
冥王星と天王星とハードアスペクトを作りますから、
神経にかかる負担は大きく、極端な判断をしがちです。
19日、山羊座の火星は冥王星を通過します。
衝動的な行動に出やすく、ショッキングな事件も起きやすいでしょう。
今までに言動や素行に問題があった人は、評価を下されることになるでしょう。
もう見過ごすことは許されません。
20日は、土用入りです。
秋から冬へと季節が転換します。
体調管理に気を配り、冬の備えをします。
▽ 下弦 ▽ (10月23日-)
蟹座の最後で下弦の日を迎えます。
この日霜降を迎え、太陽は蠍座に入ります。
繰り広げられた出会いのドラマは
これ以降、展開が変わっていきます。
信頼関係を結ぶに値するかどうか、
一歩踏み込んだ関係が進むでしょう。
より深いパートナーシップを、
絆を結ぶことがテーマとなります。
26日 – 30日、金星は土星と海王星にからみます。
金融の変動なども予想されますが、
それは極めて心理的な作用であることの証明です。
女性の立場からの提言や役割の重要性を皆が認知するでしょう。
平和、調和への提言をしていく。
平和というテーマを皆が考える。
集団的な意識が、次の展開の下地になります。
10月31日は蠍座の新月を迎えます。
固定サインの新月です。
関係の絆を強いものにしていくプロセスがスタートするでしょう。
執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
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