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2019/7/3

2019年7月3日:蟹座の新月(皆既日蝕)リーディング by Graha

2019年7月3日04時15分 新月ホロスコープ (東京)

7月3日(皆既日食)~7月17日(満月)までの星模様 by Graha

7月3日の新月は皆既日食です。時間は早朝4時15分。
蟹座の11度で幕を開けます!

世の中の流れを変える節目を意味する日食です。
2019年の中で最も重要な月になるでしょう。

日本では見られませんが、日本の反対側の
南太平洋からチリ、アルゼンチンで観測され、
今年最大級の天体ショーとして話題になります。

日食は、社会に大きな潮流を生み出す力であり、「潮目が変わる」ことを意味します。
あたかもカードがシャッフルされて手持ちのカードが変わってくるのです。

これまで順調だったことが思うようにならなかったり、
逆に今まで不調だったことが急に軌道に乗りはじめたり…など。
人間関係など周囲の状況に新たな変動が起きてきますから、
これからの動向を注意深く見る必要があります。

そしてこの日蝕の意味することです。

たとえば「政府や権力者 VS 一般市民・生活者」
という構図においては、力関係が逆転するといった展開が強まるでしょう。

生活を良くしていきたい。
安全や自由を守りたい。平和であってほしい。

生活者主導で世の中が動くでしょう。

日頃の生活の中で感じ続けてきたこと、
「こうであるべきだ」という想いが、
反骨精神となって行動へと駆り立てるでしょう。

それは一方が他方を圧倒するでしょう。
例えば、政府や権力者側は人々の要求や要望に
応えるために政策を検討しなければなりません。
これまでの上から下への権力行使は通用しないでしょう。
また、これまで信じてきた価値観や伝統においても然りです。

国際情勢など注目すべき多くの問題が数々噴出してますが、
今年は世界各地でデモが頻発しています。
自らのアイデンティティを死守し自由を守るといった、
香港市民のデモはとても象徴的です。

こうしたエモーショナルなパワーは
何を目指し、どこへ向かうのでしょうか?

不透明な未来に対して、
自らの行動で世界のあり方を変えていこうとします。

希望や未来へのビジョンが、無意識を突き動かすため、
制御しきれない傾向が強いかもしれません。

しかし、個人個人が主体的に何を描くかによって決まります。

今後さらに、さまざまな実験的、先進的な挑戦が進むことによって、
拡張していく世界を目の当たりにしていくことになりそうです。

また、金銭面では予定されている消費税導入に対する影響など問題含みです。

計算が立てにくい上に、投機的な傾向が強いでしょう。

未来への大きな投資といった計画も持ち上がりますが、
人間関係も含め、変動が激しく計画が大きく変わる可能性が高いでしょう。

この日食の影響は、次の日食の12月26日(金環日蝕)まで続くでしょう。
つまり次の日食によって、また新たな流れに更新されることになります。

蟹座11度のサビアンシンボルは「しかめっ面ピエロ」です。

11度は、現実に対して批判を投じ、反抗的行動に出る度数です。
それは「いまここにない新しい価値」を作り出すための未来志向の挑戦です。

家族や仲間との共感を大切にする蟹座ですが、
実は自分が感じていること、抱えている問題は、周囲の人たちとは違っています。
しかしそれをストレートに主張したら、傷つく人や
不利益を被る人も出てくることになりますから、何らかの工夫が必要です。

蟹座ではピエロといった偽装で、メッセージを伝えようとします。

大道芸人としてのピエロ、広場という公共の場所で、
人々を巻き込みながら、風刺やパロディを効かせて自分の思いを解放させます。
世の中のあり様を肌で知る彼は、ジャーナリストのようでもあります。

日食における蟹座の11度のピエロは、
多くの人を巻き込み惹きつけ、世界的な広がりを生み出している、
レインボーパレードやさまざまな独創的なデモ活動を思わせます。

個人レベルの草の根的だった活動がここにきて、
多くの共感や賛同を呼ぶムーブメントへと発展したことを象徴しているかのようです。

今月のテーマは「解決行動を実行すること」です。

生活者としての個人の問題、家族関係や収入など、
ライフスタイルそのものなど、解決するための自主的な行動をスタートさせます。

しかし、社会のモラル改善を示す木星が逆行中です。
さらに思考を示す水星も逆行に入りますから、これらの試みは
トライアル&エラーを繰り返しながら進むでしょう。

 

● 新月(皆既日食) ● (7月3日〜)

あなたが信じること、実現したいと思っていること。
この日食は、あなたが考えていることを実行へと後押しするでしょう。

大きな目的から見たら、地道な活動かもしれませんが、
小さくとも実行することに意味があります。

その「大切にしている価値」は実感や手応えと共に、
より大きな動きと合流していく可能性を秘めているかもしれません。
これから起きてくる出来事がその真価を証明していくでしょう。

獅子座にある水星と火星は、天王星とスクエアです。
自説を強く主張したい気持ちが高まります。
自信をもって効果的に自己表現することがテーマですが、
今はひと呼吸おいて冷静になり、レッスンの過程であると思うとよいでしょう。

7日は小暑。
起こした行動に対する影響を重く受け取るでしょう。
人に伝わり、手応えを受け取るタイミングになるかもしれません。
テンションが変わりますので、感情や体調を整えることを
意識すると良いでしょう。夏の暑さはこれからが本番です。

8日に水星が逆行します。(~8月1日迄)
これまで進んできたことを再検討する期間に入ります。
見落としていたミスが発覚したり、忘れていたことを思い出したり、
新しいアイディアにつながるような発見など、重要な期間となるでしょう。
また歴史を振り返り、再考察する動きも強まるでしょう。

年に3回ある水星の逆行ですが、今回は
「客観性に欠けた思い込みの強い判断」が問題になりやすいでしょう。

ニュースでも発言ミスなどが目立つでしょう。
断定的で主観の強い自己主張です。
革新的な主張とはいえ、表現が適切でなければ
後から恥ずかしい思いをするでしょう。

 

△ 上弦 △ (3月14日〜)

天秤座の月で上弦を迎えます。
あなたの起こしたその活動を、どのように伝えましょうか?
もっと多くに人に効果的に伝えたいと思うでしょう。

また対立的な構図においては、互いの考え方の違いを理解することで
活発なレスポンスが交わされるでしょう。

太陽は、10日に土星とオポジション、
14日に冥王星とオポジションを形成します。

社会的な責任を受けて、意思決定の力が強く働きますから、
自分が望むこと。意図する目標をしっかりと刻み付けることをするとよいでしょう。

17日に、部分月食を迎えます
プレッシャーと共に感情に与える影響は強く、
特に女性はその役割や責任をひきうける場面が増えるでしょう。
女性ならではの生活者視点を社会に生かすことが求めらるでしょう。

 

 

執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】  

 

Graha(ぐらは)

 

 

 

 

 

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—- 新月とは —-
地球から見て、太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
旧暦(陰暦)では新月から1ヶ月がはじまります。
占星術では、太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日
として、その月のテーマを読み取るときに用います。