2019年4月5日 牡羊座16度の新月リーディング by 天音絢文
2019年4月5日17時50分 新月ホロスコープ (東京)
4月5日(新月)から4月19日(満月)までの星模様 by 天音絢文
今回の新月は牡羊座で起きます。
牡羊座は、12サインの最初に位置するサインです。
牡羊座0度に太陽が位置するときである春分は、
西洋占星術では一年間のサイクルの始まりであり、
そして牡羊座で起きる新月は、
新たな始まりの気に満ちた一ヶ月のサイクルのテーマを示します。
いよいよ新時代が始まる新月です。
この新月の数日前の4月1日、新元号「令和」が発表されました。
そして、一ヶ月間、さまざまな場面で新元号へのシステムの切り替え作業が行われ、
この新月の期間の5月1日、御代が替わり、令和の時代が始まるのです。
日本という国や国民にとっての歴史的な時代の変化を表す、
今回の元号の切り替えのテーマは、天王星がASCに重なり土星と冥王星がMCに重なる
3月21日の春分図にはっきりと示されています。
2019年3月21日06:58分 春分図(東京)
そして、この一ヶ月間のテーマや流れを示す新月図では、
改元の動きのなかで、日本という国や国民が新たな船出を始める様子が表れています。
さかのぼって、ひとつ前の3月7日の魚座新月図では、ASCに木星が重なり、
人々が未来に希望をいだきながら、祝祭ムードを高めている雰囲気です。
魚座の新月は12サインの最後に位置し、
また、新月直前に水星が逆行を開始したこともあり、
この時期は、過去を振り返り、内面と対話しながら、
新たな時代の到来を夢見つつ、過去のサイクルを終わらせていくときでした。
春分直後に起きた3月21日の満月図は、
人々が夢見、イマジネーションをふくらませてきた新たな時代のイメージが、
より明確になることを表しているかのようです。
そして続く、今回の牡羊座新月は、実質的なスタートとなります。
東京の新月図で、新月は対外的な関係を表すDESに重なります。
日本という国の新たな御代の始まりを対外的に力強く打ち出し、
国際社会のなかで存在感を示していくとき。
さまざまな他国からの反応や対外的な動きも起きるでしょう。
また、国土を表す第4ハウスにあって、
社会システムの根本的な変容を表す土星と冥王星の合に対して、
この新月は、接近のスクエア。
そして満月の頃に、大胆な変革の星・天王星と重なります。
これらの配置は、すでに可能性を夢見るときではなく、
実際的な場面で、大きな変革を引き起こすための行動を起こしていくことを表します。
土星・冥王星、天王星は地のサインにあり、
政治や経済など現実的な社会システムの変容を暗示し、
そこに対して、理念を抱きつつ自主的に行動を起こす、
火の活動サインの牡羊座がアスペクトしていくので、
アグレッシブに、そして急ピッチで変革が進んでいくでしょう。
一方、ASCの支配星の金星は、水星と海王星に重なりつつ、第6ハウスにあります。
大きな変化のムードが漂うなか、実質的な場面で事務手続きに取り組んでいる感じです。
この時期は、改元関連の作業や新時代ビジネスの準備などに追われる人も多いでしょう。
この金星・水星・海王星がMCと、土星・冥王星を調停する位置にあるため、
目の前の具体的な作業に取り組むことによって、
変化の流れに適応し、そして変化の流れを押し進めていくことになるでしょう。
また、「令和」という新元号は、人々が美しく心を寄せ合いつつ、
日本らしい文化を育てていくことへの願いがこめられているようですが、
今回の新月図のASCは、美意識や調和をテーマとする天秤座。
支配星の金星は、金星にとって品位がよい魚座にあって、
魚座の支配星の海王星、そして水星と重なり、高い美意識や芸術性、文化を暗示します。
また、次代の天皇陛下となる皇太子殿下は、魚座の生まれでもあります。
「令和」という元号が施行される、今回の新月図自体に、
「令和」という言葉のイメージが表れていますし、
この期間に、時代を先取りして、金星に象徴されるような美・芸術、
和をもたらす活動に力を入れると、発展性のある展開が期待できそうですね。
● 新月 ● (4月05日~)
国や国民全体が、新時代へと乗り出す今回の新月。
新月直後のこの期間は、おひとりおひとりの場面でも、
実施的な変革を進めていくときです。
この期間、太陽が土星、冥王星とスクエアとなる位置を通過していきます。
根本的な問題に直面しやすく、
組織的な問題のなかで自分の立ち位置を見直すことになる人もいるでしょう。
無難にやり過ごそうとすることなく、真正面から取り組むことが解決の早道です。
壁を乗り越えることによって、自分の本質的な力をさらに発揮できるようになります。
一方、魚座の金星が海王星と重なり、土星・冥王星とセクスタイルで調和します。
問題に対しては真正面から取り組みつつも、
人間関係の場面では、他者への思いやりを大切にすることによって、
大きな融和が起きるときです。
牡羊座の新月らしく自力で頑張りつつ、その姿勢を率直に見せることによって、
目に見えないたくさんの応援を得られたり、
人のつながりに支えられていることに気付いたりできるのではないでしょうか。
△ 上弦 △ (4月13日~)
新月図では牡羊座の新月がDESに重なりましたが、
上弦図のASCには魚座の水星が重なり、12ハウス側にかけてゆるく金星・海王星が合。
新月図に示されているふたつのテーマ、すなわち牡羊座の太陽と土星・冥王星のスクエア、
そして魚座の金星・海王星・水星の合、土星・冥王星とのセクスタイルのうち、
後者がテーマとして浮上してくるでしょう。
個々の解釈は省略しますが、上弦図全体で火星をのぞく星々がアスペクト群を形成し、
全体的にひとつのテーマや理念にそって、大きな動きが起きていく感じです。
そのテーマは何かというと、やはり文化的なイメージ戦略を打ちだしながらの、
新たな国づくりへの流れでしょうか。
また太陽と冥王星はスクエアなので、新月にまかれた種が勢いよく育ちつつ、
さらに大きく、徹底的に舵をきっていく流れです。
個々の場面でも、新たな自分イメージを打ちだしたり、
これまでのイメージを変えたりしていく活動に力をいれてみてはいかがでしょう。
自主的かつ創造的に、そして知的・文化的、あるいは芸術的な分野に取り組むことで、
これまでよりもスケールの大きな流れに乗って、ジャンプアップすることができそうです。
執筆者 【天音 絢文 プロフィール】
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