【星読み】おうし座新月(4月28日)~さそり座満月(5月13日)までの月の満ち欠けと星予報 by 伊藤スミレ
4月28日(新月)から5月13日(満月)までの星予報(トランジット)リーディング
日ごとに変化していく月の満ち欠けと、星模様(トランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。
● 新月から上弦 ● (4月28日〜5月4日)
月はおうし座から獅子座を移動します
4月29日:おうし座の月と天王星がコンジャンクション(0度)
心の奥にある“自由への願い”と“安心したいという想い”が静かにせめぎ合う時間をもたらします。
普段は気にならないようなことに敏感になったり、誰かとの距離感に戸惑ったりするかもしれません。
少しのことで心がざわついたり、何となくひとりになりたいと感じたり
——そんな感覚に包まれる方もいらっしゃることでしょう。
けれど、この揺らぎは悪いものではありません。
「自分にとって本当に心地よい暮らしとは何か」
「どのような関係性に安心感を感じるのか」
——そんな問いに静かに向き合うタイミングなのです。
感性が冴え渡り、直感的に「これが好き」「これを伝えたい」と感じるものが、
あなたの内面から自然とあふれ出すかもしれません。
このような日は、“自分の好き”を誰かと分かち合う事が吉。
SNSに好きなものを投稿したり、心から信頼できる方と丁寧な会話を重ねてみたり
——そうすることで、思いがけないご縁やインスピレーションに恵まれることもあるでしょう。
5月1日:ふたご座の月と、幸運の星・木星がコンジャンクション(0度)
心がふわりと軽くなり、人との会話に自然と笑顔がこぼれる、そんな朗らかなムードが広がるでしょう。
日常の中にある小さな喜びが、いっそう輝いて感じられるような一日です。
また、気になることや好きなことに夢中になれるときでもあります。
楽しみながら取り組むことで、思わぬ形でチャンスが舞い込んでくるかもしれません。
無理に何かを変えようとせず、軽やかに、心の赴くままに過ごしてみてください。
そうすることで、あなたのまわりにある“幸せの種”が、そっと花開いていくはずです。
5月1日:金星の牡羊座入り(6月6日まで)
牡羊座に金星が滞在する約1か月間、恋愛はまさに“スピードと情熱”がテーマです。
心のままに動きたくなる衝動が高まり、「いいな」と感じたら迷わずアプローチしたくなるでしょう。
恋は直感と勢いがカギ。
スリルや刺激に心が惹かれやすく、出会いも急展開になりがちです。
今まで気づかなかった相手に突然惹かれたり、自分からアクションを起こすことで恋が動き出す可能性も。
じっくり関係を育てるよりも、「今、好き」という気持ちを大切にしたくなる時期です。
ただし、その情熱は一途なぶん、冷めるのも早い傾向が。
飽きやすさには注意が必要です。
お互いに新鮮な刺激を与え合える関係こそが、この時期の恋を長続きさせるカギに。
大胆に、でも相手の気持ちにはさりげなく配慮を。
心を焦がすような恋の予感が、すぐそこに待っているかもしれません。
5月3日:牡羊座金星と海王星がコンジャンクション(0度)
恋愛は夢と直感が織りなすロマンティックな冒険に変わります。
感性はやわらかく、心のアンテナは繊細に研ぎ澄まされ、現実よりも“理想”に惹かれるとき。
誰かと出会った瞬間に、まるで運命のような予感を抱いたり、
言葉を交わす前から心がときめいてしまう…そんな、直感に導かれる恋が始まるかもしれません。
美しいもの、心に響くものに強く惹かれ、
音楽やアートなど感性を刺激する世界に恋愛のヒントが隠れていることも。
誰かとの関係に“幻想”を重ねてしまうこともありますが、
現実の枠を越えた心のつながりを求める今だからこそ、生まれる深い絆もあるでしょう。
△ 上弦から満月 △ (5月4日~5月13日)
月は獅子座から蠍座を移動:自分を豊かにしてくれるものを探す時期
5月5日:水瓶座冥王星が逆行開始(10月14日まで)
逆行する冥王星が、あなたの中に眠る「本質」を呼び起こそうとしています。
今、あなたの心の深いところで
「本当に自由な自分とは?」という問いが静かに芽吹ぶきはじめます。
誰かに合わせてきた、これまでの生き方に、少しずつ距離を取る時です。
集団や常識に流されず、あなたの独自の感性が光を放ち始めています。
もし今、孤独を感じているなら、それは変化の始まりのサイン。
静かな時間の中で、本当に望んでいる未来に目を向けてみてください。
答えはすでに、あなたの心の奥に息づいているのです。
5月8日:乙女座の月と土星がオポジション(180度)
心が静かに引き締まるとき。感情と責任のバランスを見直しましょう。
乙女座の月は、細やかで繊細な感受性を持ち、
まわりへの気配りや、自分自身を整えることを自然に求めます。
しかし、そこに土星が真正面から向かい合うと、
心の中にある優しさや不安を、そのまま表に出すのが難しくなるかもしれません。
「もっと頑張らなくちゃ」「こんな自分では足りない」と、
つい自分に厳しい目を向けてしまうこともあるでしょう。
感情を素直に表現することにブレーキがかかり、
思っていることを伝える前に、心の中で否定してしまう
……そんな傾向も見られそうです。
この時期は、感情が少し重たく感じられるかもしれません。
ですが、それは、あなたが「本当に誠実に生きたい」と願っている証でもあります。
土星は確かに厳しさをもたらしますが、
そのぶん、努力を続けた先には、確かな信頼や安定を手に入れる力があります。
感情を無理に抑えるのではなく、「今、自分は何に不安を感じているのか」を丁寧に見つめてみましょう。
弱さを認めることは、決して悪いことではありません。
むしろその繊細さこそが、あなたの美しさの源となるはずです。
5月8日:天秤座の月が牡羊座の海王星とオポジション
天秤座の月が、牡羊座の海王星と響き合うとき
――心の奥底に眠っていた“本当の願い”が、ふっと浮かび上がってくるかもしれません。
理屈では説明できないような感覚に惹かれたり、目に見えないものにロマンを感じたり。
この時期は、あなたの心が神秘の世界にやさしく開かれていくタイミングです。
創作活動やイマジネーションを使うお仕事、
アート、音楽、ヒーリングなどに触れることで、あなただけの美しい感性が輝き始めます。
ただし、現実から逃げたくなる衝動には注意を。
空想の世界に浸る時間と、現実の手触りを大切にするバランス感覚が鍵です。
夢を語ってみること、心の奥を言葉にしてみること。
そんな小さなきっかけが、あなたをもっと自由で創造的なステージへと導いてくれるでしょう。
5月9日:天秤座の月と金星がオポジション(180度)
“誰かと一緒にいたいのに、ひとりになりたくなる”――そんな気持ちに揺れるとき。
天秤座の月は、人との心地よい関係を大切にしたい気持ちを高めてくれます。
対する牡羊座の金星は、情熱的に愛を求め、思い立ったらすぐに行動したくなる衝動を刺激します。
このふたつのエネルギーが真っ向からぶつかるとき、愛と自由の間で気持ちが揺れ動きやすくなるでしょう。
仲良くなればなるほど、相手ともっと深くつながりたくなり、
でも同時に自分のスタイルや自由も守りたい。
そんなジレンマが顔を出すかもしれません。
愛する気持ちが強くなるほど、自分のペースに相手を巻き込もうとしてしまう傾向も。
でも、この時期のあなたはとても魅力的で、多くの人に愛されやすい運気。
自然体のままでいるだけで、周囲の人とあたたかい関係が育ちやすいときです。
無理にわかってもらおうとしなくても大丈夫。
まずは自分の本音に耳を傾けてみて。
あなたの“好き”という気持ちが、きっと誰かの心を優しく照らしていきます。
5月10日:水星のおうし座入り(5月26日まで)
思考が、ゆっくりと、しかし着実に深まっていく期間です。
この時期のあなたは、五感を通じて世界を理解しようとする傾向が強まります。
目に映る色、手に触れる感触、心地よい音や香り。
そうした感覚を手がかりに、じっくりと確かめながら物事を進めていくでしょう。
思考はスピードよりも“確かさ”を大切にします。
だからこそ、ひとたび納得したことには揺るぎない信念を持ち、粘り強く取り組むことができます。
これはまさに、職人や専門家のような丁寧さと集中力が発揮される時期とも言えるでしょう。
また、実務的な能力や責任感も高まりやすく、有言実行の姿勢が信頼を集めることもありそうです。
派手さはないかもしれませんが、静かに安定した存在感が人の心に響くとき。
今は、自分のペースで確実に一歩ずつ、歩みを進めることが開運の鍵となります。
5月11日:さそり座の月が水星とオポジション(180度)
心の奥に触れる言葉と、静かに揺れる感情のバランスをとるとき。
さそり座の月は、とても繊細で深い感情を持っています。
簡単には表に出さないけれど、一度心が動くと、その想いはとても強く、
時には嫉妬や疑いといった濃い感情を呼び起こすこともあるでしょう。
一方で、向かい合うおうし座の水星は、じっくりと時間をかけて物事を考えるタイプ。
落ち着いた判断や言葉選びを大切にし、できるだけ安定したやり取りを求めます。
この二つの星が向かい合うと、心とことばのリズムがすれ違いやすくなります。
自分でもなぜか分からないままに言葉が出てしまったり、
逆に、伝えたい気持ちがうまく言葉にならなかったりするかもしれません。
また、他人の何気ないひと言に敏感になったり、
日常のちょっとした行動に過剰に反応してしまう場面もあるでしょう。
細かいことが気になって、つい口に出してしまう
…そんな自分に後からモヤモヤする人もいるかもしれません。
この時期は、感情をすぐに言葉にしようとせず、
まずは「自分は本当は何を感じているのか?」と一呼吸置いてみることが大切です。
気持ちが整理されることで、伝え方も穏やかになり、関係性もより優しく、深まっていくはずです。
執筆者 伊藤スミレ【プロフィール】
所属:東京・代々木店、
ツール:西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマン、手相、方位学、他
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