魚座新月のホロスコープ｜2025年2月28日 9時44分 （東京）

魚座新月の星読み｜魚座の新月図リーディング

新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図（ホロスコープ）から次の新月迄（約4週間）のテーマを読み取ります。

ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

執筆者　伊藤スミレ【プロフィール】　　

所属：東京・代々木店、

ツール：西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマン、手相、方位学、他

2025年2月28日9時44分、魚座10度（数え）で新月を迎えます。

魚座新月、すべてを包み込む愛がはじまる

新月が形成されるのは、ホロスコープの「進化の部屋」とも呼ばれる11ハウス。
11ハウスは個人の枠を超え、社会や未来に意識を向けるハウスです。

魚座という星が持つ“魂の歓び”を求める純粋な衝動が

理想を現実へと昇華する力へと変わるときです。

魚座はすべてを癒し、夢を紡ぐ星。

誰かの痛みに寄り添い、世界の悲しみを優しく包み込みながら

「こうであったらいいな」と願う理想の未来を思い描く力があります

そして今回、そのエネルギーが

「仲間との繋がり」「より良い社会の創造」に向かって広がっていくのです。

利益ではなく「目的」に重きを置く働き方、心が震えるほどの情熱を注げる使命。

共通の価値観を持つ仲間と手を取り合い

「私たちがこの世界のためにできることは何か？」を真剣に考える。

そんな流れが生まれる新月です。

魚座新月のエネルギーは「流れに身を任せること」で最も美しく輝きます。

無理に答えを出そうとせず、内なる声に耳を傾けてみてください。

焦らずとも、あなたが本当に進むべき道は、優しく導かれるように目の前に広がっていくでしょう。

「私だけ」ではなく、「私たち」へ。

この新月は、個人の夢を超えて、みんなで幸せになる未来を創るはじまり。

あなたが大切にしているものは何ですか？

あなたの優しさや想いが、誰かの希望の光となり、やがてこの世界を変えていくのです

魚座新月と双子座木星が90度（スクエア）
双子座の木星は知的で好奇心旺盛、そして変化を楽しむ性質を持っています。

魚座のエネルギーは「ワンネス（すべては一つ）」の世界を象徴し

誰かと心を通わせたい、癒したい、寄り添いたいという優しさに満ちています。

その反面、境界線が曖昧になりがちで、他人の感情や状況に影響を受けやすくなることも。

「NO」と言えず、気づけば周囲に流されてしまう—— そんなことが起こりやすい時期です。

「なんとかなるさ」「流れに任せておけば大丈夫」—— そんな楽観的なムードが強まるでしょう。

時には無責任に見えるほどのフットワークの軽さが

現実感の薄れた魚座新月の影響と絡み合い、どこか落ち着かない空気を生み出すかもしれません。

しかし、この新月のエネルギーをうまく使うことができれば

物事を「深く考えすぎず、直感で動く」ことができるタイミングとも言えます。

状況を柔軟に受け入れ、即興的な対応をすることで、不思議とうまくまとまる展開が訪れるでしょう。

まるで風に乗るように、予測不能な流れの中で

「なんとなくうまくいく」ことを実感できるかもしれません。

この新月は、共感と楽観、流れに身を任せる感覚と

変化を受け入れる柔軟さのバランスをとることが鍵となります。

「他人のために動くこと」と「自分の意思を持つこと」

—— その狭間で、自分が本当に望む方向を見極めていきましょう。

新月のサビアンシンボル：魚座10度「雲の上の飛行家」

魚座10度 ー 魂が求める、理想郷への扉

私たちは誰しも、自分が本当に望む生き方をしたいと願うものです。

しかし、現実はいつも優しいとは限らず、日々の生活や社会の変化に翻弄されながら

「本当の自分」を見失いそうになることもあるでしょう。

魚座10度のサビアンシンボルが示すのは、心の目で世界を捉える力。

目に見えるものだけを信じるのではなく

感情や直感、魂が求めるものに従って生きることの大切さを教えてくれます。

たとえば、今の世界を見渡せば、物価高や政治の変化、

社会の価値観の移り変わりに戸惑うことも多いでしょう。

けれど、どんなに「常識」と呼ばれるものが変わったとして

私たちの魂が求めるものは変わりません。

愛に満ちた世界で生きたい。

誰かとともに、心穏やかに過ごしたい。

優しさに包まれた未来を築きたい。

そうした想いは、人間の根源的な願いとして、時代を超えて存在し続けるのです。

しかし、現実はいつも理想通りに進むわけではありません。

私たちは、常に心地よい場所にいられるわけではなく

時に傷つき、時に孤独を感じることもあるでしょう。

だからこそ、「ここなら心を開ける」「ここなら私らしくいられる」

—— そんな隠れ家のような場所を持つことが、人生を豊かにする鍵となるのです。

それは、物理的な場所かもしれませんし、心の中にある安らぎの空間かもしれません。

プライベートな時間や、情熱を注げる仕事の場

あるいは、同じ価値観を持つ仲間と過ごす時間かもしれません。

現実と距離を置く場所と、現実を生きる場所。

その二つを持つことで、私たちはバランスを保ち、より良い人生を創り上げていけるのです。

まるで飛行機に乗って旅に出るように——

地上の喧騒を離れ、雲の上の静寂に身を委ねることで

私たちは再び自分自身を取り戻すことができる。

あなたにとっての「心の隠れ家」はどこですか？

そこを大切にすることで、あなたはもっと自由に、もっと自分らしく

この世界を生きていけるはずです。

魚座新月を活かすためのアクション

今回の魚座新月は、私たちを夢と直感の世界へと誘い
現実の枠を超えて「本当に大切なもの」に気づかせてくれる瞬間です。

魚座10度「雲の上の飛行機」で起こる新月は、
目に見える現実を超えて、新しい視点を得ることの重要性を示唆しています。
さらに、魚座新月と双子座木星とのスクエアが「現実と理想のバランス」を取ることを求めています。

この新月のエネルギーを最大限に活かすために、以下のアクションを意識してみましょう。

①「心の隠れ家」を見つけ、現実から一歩離れる

魚座のエネルギーは、私たちに「境界を超える」ことを促します。

社会の常識やルールに縛られすぎず、自分の感覚を大切にする時間を持ちましょう。

瞑想、読書、アート、音楽など、心が落ち着くものに触れることで

自分の内側にある真実に気づくことができます。

感受性が高まりやすく、情報に振り回されやすくなるため

静かに「自分の心が求めるもの」を見つめる時間を持つことが大切です。

②「直感と思考」のバランスを取る

魚座の新月は、夢やスピリチュアルな領域を象徴します。
一方で、ふたご座木星は知性と論理を重視し、情報を広く集めることを得意とします。
この二つのエネルギーがぶつかることで…

「直観と思考、どちらを信じるべきか」という迷いが生じるかもしれません。

この時期は、直感だけに頼らず、現実的な視点も持つことが鍵となります。

スピリチュアルなひらめきを得たなら、それを言葉にして整理したり

実際に行動に移せる形に落とし込んでみましょう。

③「理想と現実の橋を架ける」行動をとる

魚座のエネルギーは、夢や理想を描くことに優れています。
しかし、双子座木星の影響により、アイデアが散漫になったり
「なんとなくうまくいくはず」という楽観的な考えに偏る可能性もあります。

「理想を現実に落とし込む」ことを意識しましょう。

・漠然とした夢を言語化し、小さな目標を立てる

・「こうなったらいいな」で終わらせず、具体的な計画を立てる

・スピリチュアルな気づきを、日常生活で活かせる形にする

たとえば、「心の隠れ家」を持つことを決めたなら、それを実現するために

具体的な場所を探したり、スケジュールを調整したりと、行動につなげることが重要です。

魚座新月からのメッセージ：夢を現実に繋ぐために

今回の魚座新月は
「現実から解放される時間を持ちながら、夢を現実に結びつける」
ことの大切さを教えてくれます

社会の常識は変化し続けても、私たちの魂が求める本当の幸せは変わりません。

魚座の新月は、その「変わらない想い」に気づき、それを形にしていく力を与えてくれます。

双子座木星の影響で、情報が溢れ、選択肢が増えるからこそ

自分の本当の願いを見極めることが必要です。

ただ夢を見るだけではなく、それを形にするための一歩を踏み出すことが

未来の扉を開く鍵になるでしょう。

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