獅子座の満月リーディング『天王星とスクエアの満月』(2025年2月12日)by Graha
獅子座満月のホロスコープ|2025年2月12日 22時53分(東京)
立春(2月3日:水瓶座15度)を通過し、梅もほころぶ芽吹きの時となりました。
今回の獅子座満月は、旧正月(1月29日:水瓶座9度)を過ぎて初めての満月となります。旧正月、立春とも、太陽は水瓶座に位置します。つまり水瓶座は春の始まりを示すサインなのです。
そして、二十四節気の「雨水」(2月18日)で太陽は魚座0度に入ります。未来に目覚める水瓶座につづき、これまでのふり返りと総括、内省と夢想の中で、12サインの卒業を迎えるのが魚座です。
そして、新しい12サインのスタートである「春分」(3月20日:牡羊座0度)を迎えます。
そう、立春(2月3日)から春分(3月20日)までの期間は、これまでの習慣や形を脱ぎ捨て新しく再生するための2つのステップと機会を与えてくれます。
西洋占星術界のお正月である、春分(3月20日)に、良きスタートに立つために意識を高めていきましょう!
✬ご参考✬ ☞『立春から春分の過ごし方』
満月の星読み|獅子座の満月図リーディング
満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
所属:東京・代々木店、オンライン支部
占術:西洋占星術
占星術カウンセリングと
ホロスコープ・リーディング・セッション(西洋占星術の個人レッスン)を提供しています。
2025年2月12日22時53分、満月を迎えます。
月は獅子座、太陽は水瓶座。度数は25度(数え)です。。
あなたの人生観、創造的な意欲、表現力が問われています。
あなたの個性、与えられた才能に真摯に向き合いましょう。
みんな違って当たり前。理解し尊重しあえる知性が鍵となるでしょう。
獅子座(火)と水瓶座(風)の固定サインがつくる満月のテーマ
獅子座の満月は、自尊心や人生に喜びを取り戻すことに光を与えるでしょう。
それは水瓶座の違いを超える全方位のヒューマニティ、人権思想に基づく知性からきます。
獅子座は、楽しく自分らしく、創造性を発揮して生きる生命力の元となる明るい意欲です。
歌が好きなら歌えばいい。やりたい!や得意があるなら、それを役立てる仕事をすればいい。
どんな人でも、立場でも、仕事でも、生き生きして楽しくあれば、そこがあなたのステージです。
「土の時代」の呪縛が解けつつある今、もう自分を押し殺す必要はない。
タテ社会の忖度や過度な遠慮などもう必要ありません。
伸び伸び自分らしくいられる環境や状況について考え直してみましょう。
水瓶座は、社会的な立場、肌の色の違い、多様な民族や国家、男女の違いを超えて
人間とは等しく平等であり自由の権利があり、人類は兄弟であるという普遍的な宇宙視点の思想家です。
だからこそ地球の裏側の人とでも、意見や趣味や興味が共通すれば、誰とでもつながれる。
そこには距離は関係ありません。風が呼ぶ、友情、友愛の精神によってつながります。
地元の人々や、身近な周囲の人からは、変り者として扱われ、理解が得られにくいかもしれません。
だからこそ、あえて自分の意見を広く伝える勇気が必要です。
現代では通信インフラで世界がつながっている有利な環境にあります。
これが「水瓶座の時代」と言われる所以でもあるわけです。
この火と風の固定サインのコンビは、さっぱりとドライであっても、
お互いのユニークさを面白がり、違いを理解し、尊重し合える関係です。
簡単には変わらないお互いの頑固さが分かるからでしょう。
獅子座は水瓶座の友愛の精神と理解力に助けられます。
温かみのある友情関係が変わることなく続く関係です。
この満月のタイミングに強い影響を与えるのは天王星です。
3つの固定サインでにらみ合う複合のアスペクト(Tスクエア)をつくります。
立場の違い、対立の構図が、はっきりあらわれてきます。
なぜ、こんなことが起きているのか?
この状況や出来事が伝えるメッセージを冷静に客観的にとらえる知性が必要です。
変革の時代にあることに目覚め、参加するモチベーションが求められています。
ここで方針転換をしなければ、
秩序の機能を失っているこの末期的な現状に手を打たなければ、
崩壊、沈没してしまうからです。
イニシアティブの転換が必要でしょう。
これからの代表として相応しい人物へ、新しい世代を担う人材へと交代するときです。
地球と人類の進化にかかわる天王星の動きが示すこと。
天王星は、今年7月7日に双子座に入りますが
その下地となる資源やインフラの構築が、今の牡牛座の天王星の焦点です。
このテーマが現在の対立や争いを生み出しているとも言えるでしょう。
土地、不動産、国土、領土問題、資源やエネルギー問題について、
地政的条件によって世界各国のパワーバランスや輪郭も変わるかもしれません。
また個人レベルでは、身体とその健康、遺伝子、今流のことばでウェルネス、ウェルビーイング、
つまり人類がより良く生きるための、健康と医療のテクノロジーによる新時代にいるということ。
私たちの生存に必要な農産物や、必要な物質に対する豊かさや所有に対する意識の変化を受けて、
サブスプリクションなどのサービスが普及したことなどもそうです。
満月は、月(国民)は10ハウス、太陽(政府・代表者)は4ハウスに位置します。
7ハウスに位置する天王星は、変革を迫る外圧を投げかけます。
アンギュラーハウス(活動のハウス)に位置するため、日本にとっての根幹にかかわる展開が起きている事を示します。
この満月が示す構図は、「国民」対「政府」と外圧ですが、
この夜に輝く満月は、国民感情の高まりとともに、その思うことや意見を主張しています。
国民側が攻めてる構図に対し、政府や代表者は守りのポジションにあります。
2月7日に首相が訪米し、日本の首相がトランプ大統領と交渉する場面を見たわけです。
アメリカは大統領が変わったことで、これまでの政策を大転換しています。
トランプ大統領は不動産事業家ですから、世界を相手に矢継ぎ早にディールを進めています。
アメリカが行っている政策の大転換が、日本の政府と国民に転換を迫ります。
これを象徴としてみても、今後の世界の情勢や日本国土に生きる日本人として、
あなた自身に生き方の転換を迫る影響があるでしょう。
それ以前に、イエスかノーかどうしたいのか。あなた自身の人生に対する主体性を示すこと。
不当なことをされたら怒りを示す。喜怒哀楽のダイナミックな感情も意思表示の手段でもあるわけです。
そんな人間らしい表現力を取り戻す出来事が、今後たくさん待っているでしょう。
満月のエネルギーの方向性を示唆するアセンダント(東の地平線)は蠍座です。
その支配星の冥王星は3ハウスにあり、4ハウスの入り口に位置します。
何か根底からこれまでの私たちの生活を覆してしまうような影響を示唆します。
いかにこの現状の限界を知らしめ、これを終わらせるのか。
そして、再生の道へと転換させるには?
この破壊を示唆する現象は、TV局など主要メディアとその背後の闇深いつながりや、
国民に増税などの負担を強いる悪政、地域や街、日本国土に起きている安全を脅かすこと等です。
「もう限界」という思いが、デモなど何らかの具体的な活動へと押し上げるでしょう。
逆行中の蟹座火星が、2月24日にようやく順行。
去年2024年9月5日に蟹座に入って以来、守るための戦い、努力をしてきました。
火星はキロンとスクエアをくりかえし、最後のスクエアは春分後の3月29日を控えます。
あらゆる戦い、戦争、生命と健康への攻撃、
あらゆる抗争、怒り、解決策、危機管理、防衛、
長期にわたり戦略を練ってきました。
それも大詰めです。恐らく被害も戦力も限界でしょう。
順行後にそれぞれの当事者の決断や姿勢によって展開が動くでしょう。
何を守るために戦っているのか?
戦うことの意味や背景、被害者、犠牲者、家族や民族、
地域の生活、母親と子供のの生命を取り戻すための戦い…
そしてそれを癒すための対処や技術が求められます。
この満月のパワーは、麻痺していた感情が解放されるきっかけを放つでしょう。
現状から脱皮するために、あなたの中の反骨精神を呼び起こしてみる。
不当な立場に追い込まれたら、もう「ええじゃないか」運動です!
それはこれまでの抑圧を弾き飛ばし、人間らしい感情の発露を取り戻すことでしょう。
これまで真面目に従順に生きてきたのだから、もっと自分らしく我のままに生きてみよう。
あなたが光り輝く方向へと!
続きを読む☞『獅子座満月から魚座新月までの日々の星読み』
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