蟹座の満月リーディング『火星がスパークする満月』(2025年1月14日)by 伊藤スミレ
蟹座満月のホロスコープ|2025年1月14日 7時27分(東京)
満月の星読み|蟹座の満月図リーディング
満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
執筆者 伊藤スミレ【プロフィール】
所属:東京・代々木店
ツール:西洋占星術、フランス相貌心理学、トートタロット、タロット、ルノルマンカード、手相、方位学、他
資格:心理カウンセラー、メンタルトレーナー他
西洋占星術、タロット、顔相等を駆使して、独自のセッションを提供する、占いカウンセリングのエキスパート。
2025年1月14日 7時27分、満月を迎えます。
月は蟹座、太陽は山羊座。度数は双方24度(数え)です。
優しさは波紋のように広がり、やがて世界を満たす光になる。
自分だけでなく、社会全体に手を差し伸べるとき、その温もりは共同体を支え、大切な人を守る力へと変わる。
与える優しさが、あなたの未来を静かに照らすのです。
蟹座(水)と山羊座(地)の活動サインがつくる満月
蟹座は他者に受け入れられたいと言う欲求があります。
山羊座は社会の役に立ちたい欲求があります。
他者に受け入れられたい、優しく包み込まれたい――その願いを叶える鍵は、あなた自身が優しさを社会に広げることにあります。家族や友人だけでなく、あなたを取り巻く社会全体に目を向けてみましょう。奉仕の心を持ち、小さな行動から始めてみることが、やがて大きな安定を生み出します。私たちが暮らす共同体が安定し、調和しているからこそ、大切な人たちを安心して守ることができるのです。その一歩が、あなた自身の居場所をさらに豊かにしてくれるでしょう。
満月に火星がコンジャンクション(0度) 蟹座の月に火星が寄り添います。
私たちの感情は揺るぎない行動力と結びつきます。自己防衛本能が呼び覚まされ、邪魔をする存在や障害に対して断固たる意志を示す力を与えます。一方で、だらしなさや怠惰を嫌い、力強く活発な自分を表現する衝動が高まるでしょう。
山羊座の太陽と火星が180度。
蟹座火星のエネルギーが山羊座太陽の現実的なビジョンを支える役割を果たします。
社会的な目標達成への意志が一層強化されます。愛情や富といった人生の大切な要素を手にするための情熱を掻き立て、感情の温かさと行動の力強さを融合させ、自分の道を切り拓く勇気を与えてくれるでしょう。心に燃える情熱が、あなたの未来への扉を開く鍵となります。
満月の月は6ハウス、太陽は12ハウスです。
6ハウスは自分の義務や役割をきちんと果たす場所。12ハウスは秘密の場所
太陽は潜在意識や過去の清算に光を当てる一方、月は日常の義務や健康面を強調しています。
満月に天王星が調和(60度、120度)。
「居場所」や「家庭」に革新的な視点をもたらしています。
この配置は、内面的な成長と安定を同時に求める転機を暗示しています。
天王星は4ハウスにあり、4ハウスは家庭、基盤、そして心の深い部分を象徴するハウスです。
私たちの「安心できる場所」や「家族の形」に新しい風を吹き込むタイミングを示しています。
これまで当然と感じていた家庭環境や生活基盤に対する価値観を再考し、より自由で柔軟な形へと変えていく必要があるでしょう。
例えば、「家庭」とは必ずしも伝統的な家族構成に限らず、心のつながりを感じられるコミュニティや、人との絆を深める場所も含まれます。天王星の影響は、「変化」を通じて本当の安らぎを見つけることを促します。慣れ親しんだ居場所に固執せず、新しい形の安心感を築くことで、精神的な成長を得られるでしょう。
6ハウスの月が照らすのは、日常の中に潜む「奉仕の喜び」です。
この満月は、日々の義務と心の安らぎを両立させるバランスを見つけるタイミングでもあります。ただ義務をこなすのではなく、それを通じて自己を深め、誰かの役に立つ感覚を味わうことで、心が豊かになるでしょう。そして、その土台となるのが「心から安心できる居場所」です。
また、この配置は家族や家庭内の役割の再構築も示唆しています。家族との関係に新たな距離感を見つけたり、自分自身が安心感を提供するリーダーとしての役割を意識する場面があるかもしれません。「守るべきもの」と「変えていくべきもの」を見極めることが大切です。
この満月のエネルギーは、深い癒しと改革を同時に運んできます。4ハウスが象徴する「心の基盤」を再構築することで、あなたの未来がさらに強固なものになるでしょう。人生における「本当の安心」とは何か、この問いに向き合うことが次のステージへの鍵となります。
蟹座満月の光が照らすのは、心の中の「根っこ」の部分です。その根がしっかりと張ることで、どんな環境にも柔軟に対応し、豊かに成長していく力を得られるでしょう。満月のエネルギーを受け取り、あなたの人生の基盤を見直し、新しい安心感を築き上げてください。
さらに注目したいのは、水瓶座のアセンダントの支配星の天王星と土星です。
土星は2ハウス、天王星は4ハウスにあり、現実的な努力と生活基盤の変革を象徴しています。
収入を得るには努力が不可欠ですが、その勤勉さが安定をもたらす時期です。同時に、私生活や職場の環境の変化が起こる可能性も高まります。これらの変化は、一見すると揺らぎを感じさせるかもしれませんが、実際にはより安定した基盤を築くための大切なプロセスです。天王星が示す新しい可能性と、土星の確固たる現実性が調和し、地道な努力を通じて私たちの未来を確実に支える力となるでしょう。
満月図のアセンダントの上昇宮は水瓶座
その上昇宮に位置する「破壊と再生」を象徴する冥王星が、深い意味を与えています。
この満月は、運命的な変容の幕開けを告げています。
そして、私たちの人生における執着や古い枠組みを根底から覆し、新たな可能性への扉を開こうとしています。
山羊座の太陽と蟹座の月が向かい合う満月
山羊座の太陽は社会的な責任や目標達成を求め、蟹座の月は感情的な安全や心の基盤を強調します。
この対立に冥王星の力が加わっているのです。
私たちは内面と外界の調和を再構築し、さらなる成長への覚悟を試されます。古い習慣や過去の制限にとらわれず、内なる声に従って変化を恐れず進んでいきましょう。この満月のエネルギーは、自己変革の力となり、真の成長をもたらすでしょう。
満月サビアンシンボルは
月:蟹座24度「南に向いた太陽に照らされたところにいる女と2人の男」
太陽:山羊座24度「修道院に入る女」
価値観の合う仲間と共に理想を追求し、成長し続ける――それは心地よく充実した人生を築く鍵かもしれません。共感し合える仲間とともに働くことで、穏やかな心で仕事に取り組み、効率的かつ創造的な成果を生むことができます。しかし、その基盤となるのは、利他的な奉仕の精神です。社会や組織が健全であるからこそ、私たちは小さなコミュニティを守りながら成長できます。
太陽が在住する12ハウスのテーマは献身
物質的な利益だけではなく、精神性を重視した社会貢献の重要性を語ります。「何のために働いているのか」という問いに立ち返り、広く深い視点で考えてみましょう。真に意義ある仕事は、自分や仲間だけでなく、社会全体へ尽くす意識の中にあります。それが結果として、最も健全で豊かな成果を私たちにもたらすのです。
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