双子座満月リーディング『海王星とスクエアの満月』(2024年12月15日)by Graha
双子座満月のホロスコープ|2024年12月15日18時01分 (東京)
「冬至」直前の満月です。二十四節気は、地球と太陽がつくる陰陽道です。
「冬至」は二至二分の重要な節目であり、「極陰」から「陽」へ転ずるポイントです。
今がもっとも闇深く、人間の行動が内外問わず暗躍する時と言えるでしょう。
だから12月21日の冬至は、「一陽来復」福来たるなのです。
西洋占星術では「冬至」の日に、太陽が山羊座に入ります。
10番目のサインの山羊座は、復活した「陽気」によって、この現実社会を照らし、明らかにし、この世界の現状を目撃するのです。
満月の星読み|双子座の満月図リーディング
満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
所属:東京・代々木店、オンライン支部
占術:西洋占星術
占星術カウンセリングと
ホロスコープ・リーディング・セッション(西洋占星術の個人レッスン)を提供しています。
2024年12月15日18時01分、満月を迎えます。
月は双子座、太陽は射手座。度数は24度(数え)です。
この満月は、狭い現実から脱出と、新しい領域への飛躍を後押しします。
あなたの好奇心、冒険心を目覚めさせるでしょう。
双子座(風)と射手座(火)の柔軟サインがつくる満月のテーマ
双子座は、自分の才覚で行動し、好奇心ゆえに成長しつづける永遠の子供です。
射手座は、現状維持に耐えられず、向上心ゆえに旅に出たり、日常からの脱出を試みる旅人です。
この現実からの飛躍を試みるこの組み合わせは、
この日常の狭い世界から脱出する意欲と模索のチャンスを与えるでしょう。
されど双子座と射手座は、安定や安全などは二の次で
その好奇心と冒険への飛躍によって、風と火の性質が暴走するならば、危険な橋を渡ってしまいます。
それゆえに、行き過ぎた行為によって危機的な状況を体験しやすいのです。
スタート地点である新月(12月1日)は、土星とハードアスペクトでした。
現実問題に向き合い、「道を正す」「こころを改める」時が来たことを示されました。
そして、この満月で、その改善と改心、生まれ変わるための模索行動に導かれます。
ちょっとリスキーな組み合わせの双子座と射手座の満月。
双子座はゲーム感覚で競争を面白がる、面白いと思ったことは簡単に行動にうつしてしまいます。
結果、いたずらをして叱られる子供のように、その体験によって成長するのです。
失敗や敗北を味わうこと。これこそが生きた学習とも言えるでしょう。
射手座は、世界や集団社会に対して、論戦など挑発的なパフォーマンスを仕掛けます。
彼を叱れるのは誰でしょうか。
彼を止めるのは法的な裁きや、彼より高次の覚者や精神的な指導者との出会いが必要でしょう。
抵抗する者、逃げる者にとっては、知恵と行動力を駆使して、脱出口を探したいところですが、
満月という特異なタイミングですから、予想外の展開で迷宮に追い込まれてしまうかもしれません。
また周囲を巻き込み、大事になったり、翻弄されるなどの被害にも会いやすいというリスクも想定されます。
どうぞヤバイやつには近づかないようにお気をつけください。
この満月に強力に影響するのは海王星です。Tスクエアの複合アスペクトをつくります。
魚座の終盤を進む海王星は、次のサインである牡羊座入りを目前にしています。
これまでの歴史や宗教観、人類の信念、現代の文明のありようの崩壊を告げています。
この満月はあなたの想像力をかき立て、行動への衝動を引き起こすでしょう。
あなたにとってどんなビジョンや感情的な作用が起きるのかに注目してください。
それを客観的に、静観する必要があります。
不安になるかもしれませんが、それは当然です。
暗闇のトンネルを抜けようとしているのですから。
しかしその先に新しい光があることを知りましょう。
これからの「風の時代」。
どんな生き方、どんな世界を望み描くのか?
私たちひとりひとりが、自分の望む世界線へ進みましょう。
今は、新しい精神文明をつくるため
「土の時代」の悪しき仕組みを解体し、分解しながら最終のお掃除、浄化の真っ最中です。
現在の、崩壊現象、混沌や混乱は、その過程に起こっていること。
あらゆる被害者、虐げられていたものたちを救う時であり、なによりも私たちのこころを解放するためです。
やがて人類は、あなたは自分の中に眠っていた才能や創造力、忘れていたことを取り戻すでしょう。
これまで囚われていた幻想や嘘偽り、虚飾に気づくときであり、
常識や善悪、嘘にまみれた美辞麗句や洗脳、メディアコントロール
二極化の振り子から脱出する、お試しの時が来たと言えるでしょう。
太陽は天王星とインコンジャンクト(150度)のアスペクトをつくります。
射手座の太陽の論戦に対し、牡牛座の天王星は、保守主義や地に足のついた革新を促します。
地に足のついた改革をするべくツメの議論や調整をします。
グローバル展開に対して、自国を守る保守主義の政策に反映するでしょう。
NTT法廃止が見送りになったことは朗報です。
また、国民の食糧をまかなう農地・農業政策など
インフラに関わる方針の見直しや改革が進むことが望まれます。
満月の月は12ハウス、太陽は6ハウスに入り、注目すべきトピックを示します。
12ハウスは様々な情報が渦巻く主にSNSなどのネット空間。
6ハウスは、感染症や国防など、目に見えない脅威に対する防衛対策。
民意や風評といった集団意識が強力に働く言論空間である
さまざまなプラットフォームは現代において無視できません。
高度情報化社会によって、ビジネスや産業のあり方にも様々な変化が生み出されていますが
こうしたサイバー空間には、ざまざまな敵が紛れ込む無法空間でもある訳です。
話題となっている闇バイトの横行など、複雑化する犯罪
SNSを利用した匿名の組織犯罪、
やくざなどの反社でなくとも、一般の人が犯罪者になり得る時代です。
水星(情報)、火星(争い・戦争)、木星(モラル)の3天体が逆行する満月です。
社会環境、世界情勢やビジネスに影響大の天体たちがトリプルで逆行しています。
不正、真相追求の特捜部隊、世直し隊が活躍中です。
「土の時代」のヒエラルキー体制の内部で利益を貪る既得権益層の実態や
これまで表に出ることのなく秘められてきた事、過去の問題にメスが入っています。
極陰の時に起こる今回の満月は、まさに百鬼夜行。
跋扈する鬼たちを退治する絶好の時かもしれません。
この期間は、社会で起きている事象を通して社会性をブラッシュアップするときです。
さまざまな意見を聞き、議論することを通じて、自分の意見を強化しましょう。
リスク管理力やビジネスセンスを鍛える時でもあるでしょう。
逆行中だった射手座の水星は翌日に順行に転じます(逆行期間11月26日~12月16日)
情報公開や、情報の拡散がさらに加速するでしょう。
調査の期間が終わり、その成果をもとに追求捜査が前進するでしょう。
暴露情報など、まだまだ多くのことが出てくるので要注目です。
私たちが知るべき情報が、まだまだあることを知るでしょう。
現在火星は獅子座で逆行しています。期間は約3か月間に及びます(12月7日~2025年2月24日)。
地球に最接近する2025年1月12日をピークに、火星が意味するテーマと向き合います。
逆行を通して、冥王星と3回、オポジションを形成します。
最大の焦点は私たちが体験している戦争のゆくえです。
終息へと向かう重要期間です。
あらゆる技術は武器開発を発端とするといいますが、
人類が手にしている武器や科学技術を、
破壊行為ではなく、平和や社会問題の解決に向けて利用される道筋へと
軌道修正する期間となることを望みたいものです。
最終局面において、戦争を止めたくない輩たちが、決死の戦いに挑む可能性もあり、
いずれにせよ、現在の地球上の兵器や、科学技術の限界に立ち会うことになるでしょう。
宇宙人からみたら我々の技術力などあまりに原始的なレベルでしょうから。
火星逆行が終了する2025年2月下旬頃まで
この先を生き抜くために必要な案件に気づいたり
危機管理に対処したりする時間を与えられています。
自分にとって必要なトレーニングができる重要な期間ですから有効に過ごしましょう!
実力向上のための学び、開発や研究を重ねながら、未来への備えや準備をしていきましょう。
満月の月のサビアンシンボルは、双子座24度「氷の上でスケートをする子供」
個人の知的能力を高めることや、実力発揮と成長を目的とする双子座が、
「氷の上」というステージに上がって、それを発揮します。
移動を好む双子座ですが、スケート場という限られたステージでは
目的地ありきの移動ではなく、いかに滑って見せるか、
その技や応用力を試す、または、見せつけるステージであることを意味するでしょう。
アクロバットに挑戦したり、予想外のすべりを見せるかもしれず、まさに子供のようにスリルを楽しむのです。
子供であれ大人であれ、遊べば遊ぶほど、成長する手応えを得ることが出来ます。
運動神経や、反射的な判断力、素早い切り返しなど、頭の回転が鍛えられます。
太陽のサビアンシンボルは、射手座24度「家のドアにとまっている青い鳥」
ここでの「家」は、思想や信念が形となって建てられた「家」を意味するのでしょう。
それは、旅を通して、彼の中で形づくられたもの。
海外を旅すれば、その土地の風景や文化に触れることができ
街で寝泊まりすれば、異なる文化のインテリア空間を体験することができます。
そうした体験を通して、自分ならではのオリジナルな家のイメージが出来上がってきたのです。
そしてこの家のドアには青い鳥がとまっています。
「青」は、冷静さ、知性、精神性を示し、「鳥」は情報やビジョンを招き入れることを意味するシンボルです。
青い鳥がウエルカムしている家ですから、
この家の主は、新しい情報や仲間を受け入れる度量を持っていることを示すでしょう。
この家が、もっと豊かで充実した拠点となることを狙っているようです。
射手座が広い世界を旅した後に到達した、探求のスタイルと言えるでしょう。
双子座と射手座、二つのサインに共通するのは、成長への飽くなき挑戦です。
24度はそのサインの可能性を極める活動へと没入します。
どんどん深入りしてしまう性質ゆえに、予想外のところに行きついてしまうのです。
子供のような好奇心、冒険した時のあのワクワク感を思い出してみましょう。
成長するよろこびや、夢を信じる勇気が湧いてくるでしょう!
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