9月3日（新月）から9月18日（満月）までの星模様（トランジット）リーディング

日ごとに変化していく星模様（トランジット）が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。

●　新月から上弦　●　（9月3日〜9月11日）

乙女座の太陽は、秋分を前に、洗礼さながら大型天体とアスペクトしていきます。
社会運に関係する土星（責任）、木星（発展）は柔軟サインを運行中です。
特に双子座、乙女座、射手座、魚座への影響は大きいでしょう。

新月の翌日9月4日から太陽は土星のオポジション（180度）の影響下に入り真面目モードです。
影響期間は、9月4日～12日頃までです。

代表者や政府の方針において、問題の対処に向き合う深刻な場面となりそうです。
それこそ、隠されていた情報が出てくることや、国土安全上の問題かもしれません。

魚座の土星は、現実社会においては末期であり、秩序が崩壊しているため、
終わっていることの認識と、被害者の救済や浄化のための対策が必要となります。

環境破壊と大雨で泥沼化する大地や、大気汚染、海洋汚染、
食品や飲み水までも毒まみれで、社会毒に向き合うことは避けて通れません。

あなたにとっての社会問題に対する解決策を考え、行動してみましょう。
有益な情報を伝えることや、分け合うこと、選択的不買行為も解決への行動の一つです。

9月5日、火星が蟹座に入ります。（～11月4日まで）
暗殺事件など転覆の企て、トリッキーで奇行傾向だった双子座の火星から、
水の活動サインの蟹座へ移動し、行動傾向や戦い方が変わります。

保守的な行動傾向にかわるでしょう。されど穏やかになるとは限らず、
感情的になりやすく「守るために戦う」といった防衛心が強くなります。

「愛国心」のもと民族的感情を刺激する侵害に対して、怒りが沸騰してしまうので、
世界各地で暴動や国民運動が起きやすいでしょう。

大きな行動に出る動機になりますが、集団的連鎖の空気に取り込まれやすくなるため、
感情的にならずに冷静さをもって判断する必要があるでしょう。

9月7日、獅子座の水星が天王星とスクエア（90度）をつくります。

発想が切り替わるような気づきだけでなく、これまで連続していた日常の感覚すら
分断してしまうような異変が起きやすく、感情的にも、神経的にも、体調的にも注意日です。
こだわりを解除して、深刻になりすぎないようにしてください。

9月7日は二十四節気「白露」。太陽は乙女座の15度を通過します。

蒸し暑かった空気が冷やされて、白い露となって早朝の草に宿ります。
しっとりひんやりした朝を感じ始めるでしょう。秋が一歩進んだことを知ります。

二十四節気は、季節変化の切り替えのポイントを教えてくれます。
それは「こころとからだ」に対しても、調子の変化やテーマの切り替わりを知らせてくれます。

思考が優位で、具体的なタスクをこなすことに集中してきましたが、
神経が緊張からの解放を求めるように、何か未知の興味や感性が働きだすでしょう。
手を休めて、その問題については俯瞰的にとらえ直してみましょう。

9月8日、太陽が土星とオポジション（180度）を通過します。

代表者や注目される人物にとっては、責任問題がかかりなんらかの
審判や処遇がなされるかもしれません。
公的な審判であっても、白黒はっきりするような案件ではなく、善悪も、
右や左などイデオロギーを超えています。

もっと深いレベルで物事を判断する見識が必要です。

9月9日、水星が再び乙女座に入ります。（～9月26日まで）
海王星と冥王星とYODを、天王星と月とTスクエアをつくりつつ特殊な状態で移動します。
乙女座の水星は本来の座に入り、高い能力を発揮します。

知性の覚醒、特殊な知覚をともなって、新たな知性の更新が起きるようなイメージです。
より高次のメッセージを受け取る能力が高まるでしょう。

無視しないように注意力を高めましょう。
無意識の情報とアクセスしたり、心理的な洞察力も強くなっています。
それを言葉にしてみたり、書いたり、描いたり、受け取ったメッセージや
思いついた考えをなんらかの形にしましょう。

△　上弦から満月　△　（9月11日～9月18日）

あなた個人の力量を発揮して、新しいステージに引き上げましょう。
双子座の木星の示す成長とは、チャレンジする人材や新しい事業の台頭によって
経済的にも文化的にも、社会を若返らせ活性化することです。

射手座の月で上弦を迎えます。
月は双子座の木星とオポジション（180度）、魚座の土星とスクエア（90度）、
柔軟のサインのグランドクロスをつくります。

あなたが今実行していること、その試みが大きな動きへと進展していくでしょう。

個々のレベルでやっていた活動も、志を同じくする者同志が
引き寄せられるようにつながり、大きな渦となってイベントを創り出すでしょう。

ジャンルを超えて、時代の新旧も超えて混ざり合い、新しい価値を創造する実験的な試みです。
特に文化面に注目です。アートカルチャーなど特別なイベントが開催されるでしょう。

9月12日、乙女座の太陽は双子座の木星とスクエア（90度）をつくります。
影響期間は、9月7日～17日頃までです。

個人の才能やアイディア、若いクリエーターが新たな活気を生み出すこと、
新世代のマンパワーが社会で成長する好機です。
社会の活性化と文化的な豊かさ、社会全体の若返りや新陳代謝されるべき重要な時です。

教育分野の改善や少子化対策も含め、改善策を進めなければ、
衰退を意味するでしょう。現在代表者の立場にある人が取り組むべきことです。

今よりもっと高いところを目指してみましょう。
成長のよろこびや、あなたにとってのやりがいを大切にしましょう。

プロフェッショナルになることや、オーナーになったり、事業を引き継いだり、
ワンランク上の役割を引き受ける時かもしれません。

新しい社会の常識を周知することに関係するので、
世間の動きや情報のアンテナを張って、自分の見識を高めましょう。

9月15日、天秤座の金星が双子座の木星と風のトライン（120度）をつくります。
金星は本来の座にあり、サインのピーク点でアスペクトをつくります。
影響期間は、9月11日～19日頃までです。

仲間の輪が目に見えてスケールアップしました。
まさに風の時代の到来を感じさせる、よこにつながる同志たちです。
上下関係などなく、ともに成長し合える関係です。

明らかに大きな勢力となって時代を変えていくでしょう。
終わった現社会システムに変わる、新しい時代をつくりだす参加者たちです。

友好的なムードのなか、さまざまな交流やミーティングが行われるでしょう。
平和への交渉が成功することを期待したいところです。

パートナーシップの改善に応じて、お金の流れも良い循環となっていくでしょう。

9月17日は「中秋の名月」です。旧暦の十五夜にあたります。
月は魚座にあり、土星とコンジャンクション（0度）です。

ゆったりした時間を確保して、静かにしみじみ月を楽しみましょう。

いろいろなことがありすぎて消化する時間が必要です。
ちょっと立ち止まって「こころとからだ」のケアしましょう。

忙しく動き過ぎていたならば、疲れや不調などの症状が出やすい時です。
満月のころに出てきた症状は無理に止めたりせず、出し尽くしましょう。

魚座の月は、環境の影響に敏感で、感情的にも体調的にも不安定になりやすい傾向です。
とくに感染症に注意してください。

静かに内省できる時間と空間にいられることがベストです。
行動は控えて、瞑想するのにぴったりの日です。

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執筆者　【Graha（ぐらは） プロフィール】　　

所属：東京・代々木店、オンライン支部

占術：西洋占星術

占星術カウンセリングと、ホロスコープ・リーディング・セッション（西洋占星術の個人レッスン）を提供しています。

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