【本公開】2024年の夏至図解説と蟹座新月リーディング『セレスとオポジションの新月』(2024年7月6日) by Graha
蟹座新月のホロスコープ|2024年7月6日 7:57 (東京)
執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
所属:東京・代々木店、オンライン支部
ツール:西洋占星術
占星術カウンセリングと
ホロスコープ・リーディング・セッション(西洋占星術の個人レッスン)を提供しています。
ざっくり四季図解説
蟹座新月図を読む前に、四季図と、6月21日夏至図の解説をします
今年は私たちひとりひとりが主役!
夏至から秋分へ、あなたの環境を変える本気度が問われる
1年間の流れの中で重要なポイントが「二至二分」です。
春分、夏至、秋分、冬至は、1年の「起承転結」のストーリーです。
6月21日に、太陽の高度が最も高い「陽気のピーク」である夏至を通過しました。
さて、今年の展開と、これから次の秋分に向かってどのように過ごしたらよいのか?
そのヒントとして、軽く、ざっくり解説します。
夏至(2024年6月21日)から秋分(9月22日)までの過ごし方
春分も夏至チャートも、東の地平線(アセンダント)は蟹座で明けました。
蟹座の支配星は月ですから、活動の主役は、母子、生活者、一般国民であることを示します。
保守的であれど、もっとも守られるべき日々の暮らし、家族やコミニティの立場から
命を大切にする母性や女性原理の働きが主導であることを示します。
そして目指すべきテーマとして天頂(MC)に海王星を掲げています。
もう度数は魚座の30度!人類が展開してきたこの文明もまもなく終焉です。
そして2025年3月30日に海王星は春分点を通過し、牡羊座に入ります。
私たちにサバイブする未来が待ち受けているわけです。
ハラハラしてきましたので、本題の現在に戻ります。
夏至チャートの月は、射手座で土星とスクエアです。
6ハウスですから、健康や働き方に改善の課題ありです。
現文明の終焉、つまりこの社会が崩壊し終わろうとしているわけですから、
政治家や会社の上司や、大手のお偉いさんや大手メディアの情報を、
頼りにするのはリスキーだということです。
あなたの健康や生活環境を改善することが最優先です。
そう、プライベート重視、地球とともに健康増進をテーマに過ごしましょう。
双子座に入った木星は、私たちの好奇心を刺激し、人との交流や交渉、移動を活発にしています。
おそらくあなたも「何かできないか」、「やってみたい」「行ってみたい」「会ってみたい」
といった体験衝動が強くなっているはずです。
どうぞ、もはや価値やよろこびを失ったものから決別し、
あなたの日々の暮らし、家族や仲間を大切にして、
そこであなたに出来ること、やりがいのある活動を始めていきましょう。
新月の星読み|蟹座の新月図リーディング
新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図(ホロスコープ)から次の新月迄(約4週間)のテーマを読み取ります。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
2024年7月6日に蟹座15度(数え)で新月を迎えます。
時間は7時37分です。
今回は夏至後に迎える最初の新月です。
新月のサインは蟹座。繰り返しますが、母親と子どもたち、すべての生活者が主役です。
マザーアース(地球)に生きるすべての動物や植物たちもそうです。
今は地球上(北半球)の生命がもっともパワフルで輝いている時なのです!
季節は「夏!」ですから、太陽や大地のエネルギーを体感し、充電するときです。
グランディング&チャージ!ですね。
生活を豊かにしていく未来志向の行動がテーマです。
自分達の手で仕組みを創るクリエイターになる!
蟹座の新月です。新月に強いアスペクトは無く、11ハウスで起きます。
地平線など重要軸(アングル)は固定サインです。
蟹座は、家族を中心に、私たちの地域のコミュニティの環境に目を向け、
安心してより豊かに楽しく日々の生活を暮らすことがテーマです。
衣食住がテーマですから、人それぞれにいろいろあるでしょう。
食にこだわる、服にこだわる、住まいにこだわる…。
それらが生活文化、風土や伝統となって私たちを育んでくれます。
それは心理的な支えだったり、健康の基盤でもあります。
今回の新月は、大きな変化を起こそうとも、それを阻止するような、保守の精神が強く働くでしょう。
私たち生活者が望む未来のために、動き出す人の数に応じて変化していく傾向です。
共感力がもっとも拡張する時ですから、個々を動かし、総じて大衆へと広がっていく可能性があり、
やがて崩壊する現社会システムに代わる「新しい未来」の芽が育っていくでしょう。
12ハウスの獅子座の水星は冥王星とオポジションです。
関心は、自分探しや本質的な情報を探っています。
知性は、自分の考えを表現するときに、その根拠や裏付けを
より深いところから引き出すために、過去に気持ちが向かいやすいでしょう。
今に至った経緯、今の自分があることの「なぜを知る」ために、
過去の出来事や歴史の振り返りなどの探訪に向かうでしょう。
家族そのものが歴史的な存在です。
おばあちゃんやおじいちゃんから伝え聞くことは重要な遺産です。
歴史や神話を学ぶことは、ルーツへの探訪です。
「自分とは何者なのか」といった問いの答えが、アイデンティティや信念を強化するわけです。
新月は山羊座のセレスとオポジション(180度)を形成します。
山羊座のセレスは5ハウスにあり、子育てや個人の創造性の育成など、国民の生産力を育む事業を示します。
子育て支援や、子どもの豊かな情操を育む、海や山などの体験学習など、レジャーや娯楽の分野、
これからパリ五輪がありますから、スポーツ選手の活躍に乗じて、
スポーツや運動に関する事業の取り組みなども話題になりそうです。
持続可能なシステム、エコロジーな視点の取組みです。
食糧自給率の問題や、農業など生産のあり方、
出生率低下の問題に対する子育てなどの支援、高齢者の見守りなど、
命をまもり育む仕組みについて生活者視点で、創造的な取り組みに乗り出すときです。
(セレスは)大規模な事業ではなく、女性性(母性的な)の視点で、
地域社会の人々に寄り添った、世話人的な役割を担いますから、
小規模で、人々の生活や地域に密着した事業です。
新月は11ハウスで起き、未来のための改革活動がテーマです。
7月7日に東京都知事選があり、大きな注目となっていますが、
選挙は新しい代表者を決める、未来への希望を託す行為です。
蟹座の新月の直後に、都民がどのような選択をするのかに注目です。
未来に対し、子ども世代のために、どのような環境、社会を創っていきたいのか…。
そのために行動する仲間、有志のグループ活動が立ち上がるでしょう。
草の根的政治運動、市民運動の盛り上がりに注目が集まるでしょう。
自主的な行動によって、人の縁が拡がる傾向です。
異なるジャンルの人と知り合ったり、会いたいと思っていた人に会いに行ったり、
意気投合したり、出会いによって活動的になったりと、
自分がより増強していく行動を重ねていきましょう。
目指す目標を示す天頂(MC)には牡牛座の火星(戦い)と天王星(革命)があり、
9ハウス(海外・法律)と7ハウス(外交・パートナシップ)の支配星です。
強いインパクトある出来事を想定させます。
それは家族や仲間、地域住民からすれば、部外に位置する物事です。
深刻な事態にはならないとは思いますが、性質上、権力的な攻防であると言えそうです。
特に日本は令和に入ってから、外国からみて、独自の歴史と文化を持つ民族であり、
豊かな国土に加え、地政学的にも特別な存在であることの自覚を取り戻そうとしています。
それはグローバル経済主義と対極にありますから、
私たちの拠り所となる豊かな国土と生命を大切にし、健やかに暮らすことのできる
生活者たる国民の権利を強調するもっとも重要な時ともいえるでしょう。
新月とセレスに、ノード軸(太陽と月の交点)が活動宮のグランドクロスを形成します。
さまざまな思惑、飛込など異分子が入り込んでくる傾向があり警戒が必要そうです。
荒れる要因に対処するといった力関係が生じるかも知れませんが、
(この蟹座の新月では)数で圧倒するのは、大多数の国民であり生活者です。
守る力において相手を圧倒するような、強大なパワーを見せるかもしれません。
新しい縁や出会い、交流の活発さによって、意欲が刺激され活性化されるでしょう。
活動家の存在も、それを取り巻く状況にも注目してみましょう。
自分の生活や愛する家族、地域のコミュニティが豊かさを取り戻すには、
生活者の強みを自覚し、横のつながりを拡げていくことです。
私たちの生活を脅かすもの、豊かさを奪うもの、支配し搾取する存在にどう対処すべきか…。
グローバル主義(全体主義)は、地域性や個人の自由や主張を奪うやり方で迫ってきます。
しかし少数の上層者によるヒエラルキーの権力支配は「土の時代」の残像でしかなく、
もう時代は「風の時代」へと切り替わっています。
もう堂々と国民としての権利を主張し、支配に対してはっきり抵抗の意思を示すだけです。
牡牛座の火星が土星と60度。魚座の土星は蟹座の金星とトライン(120度)をつくります。
土と水のサインの小三角アスペクトを形成。建設的な力に導かれます。
守り育むことを大切にする精神が人とのつながりを強化していくでしょう。
行動や実践がともなうため、先進的な活動を前進させるでしょう。
問題を自分事として考え、それに対して自分に意見を持つこと。
とにかく人まかせにせず、自主的に行動するならば揺るがない信念に満たされるでしょう。
また単純に、自分がもっと元気になるにはどうしたらいいのか、
生活スタイルや環境を見つめ直し、改善できることに着手したり、何をしたいのか問いかけ、それをすることに許可しましょう。
そうすると決めれば、いつどこでと具体的なことを決めればよいだけです。
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