山羊座満月のホロスコープ
2024年6月22日 10時08分（10：07：38） 東京

執筆者　【今田ちえ プロフィール】

宮崎支部・オンライン支部所属。

心理占星術、タロットカード、インナートークを使い
イキイキと日々をすごし、望みをかなえていくお手伝いをいたします。

満月の星読み｜山羊座の満月図リーディング

満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、満月から新月迄（約2週間）のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

2024年6月22日 、月＝山羊座2度（数え）、太陽＝蟹座2度で満月です。

社会的な活動を確立するために、
目的を果たす、思うような結果を出す、だけを目指すのではなく、
むしろ、そこにいたるまでの環境づくりや信頼を育むことに時間をかける

前日6月21日に、夏至を迎えたばかりのタイミングでおこる満月。

一年の内でいちばん昼が長くなる陽のエネルギーの高まりを過ぎ、
徐々に夜が長くなる、陰のエネルギーへと転じたばかりのところ、
さらにその内向さを強める星の配置です。

２週間前の新月では、風の性質をあらわす星座に、天体が５つ入っていましたが、
今回は、水の性質をあらわす星座に、天体が５つ入っています。
（ホロスコープ上の基本的な天体は10個なので半数）

好奇心いっぱいに、あたらしい刺激をもとめて動きまわる風のムードから一転して、
安心できる居場所や仲間をもとめ、心のつながりを育む水の情緒的な雰囲気。

とはいえ、山羊座でおこる満月自体は、
その落ちつきの中にひたっているわけではなく、
ハッキリとした意志を持って、集団の中で具体的に何かを動かしていこうという、
意気込みや積極性をあらわしています。

とくに今回は、そういった行動をとった後におこる体験を通じて、
どう成長していくのか、が問われる期間になりそうです。

思うようにいかない事態を動かすのは難しくても
真意を伝えようとする真摯さと、相手の気持ちを理解しようとする親身さ

海王星が太陽と月のミッドポイントにふれる。
月を照らす太陽は、蟹座で金星と水星とかさなります。

「私はこうしたい」、「こうしていくぞ！」とまわりの人たちに宣言したら、
賛同者もいれば、反対意見を唱える人もいるでしょう。
口にしなくても、変化にとまどいを感じているかもしれませんね。

すんなりと思い通りにはいかない事態をどうするか。

まだハッキリと言葉になっていない真意まで
相手が話しやすくなるように、親身な態度を心がけたり、

自分の本心を、相手に伝わるように
しっかりと言葉で表現していくように努めたり。

目的を果たす、思うような結果を出す、だけを目指すのではなく、
むしろ、そこにいたるまでの環境づくりや
信頼を育むことに時間をかける必要がありそうです。

そのためには、自分自身も本心を偽っていないのか、
理想や義務感にとらわれて、人間らしい欲求をおろそかにしていないか。
思考ではなく感覚全体でたしかめておく［ゆとり］も持ちたいですね。

強引な指導力より調和的な在り方や柔軟さが後の豊かさを育む

山羊座の満月を支配する土星は魚座にありノーアスペクト。
蟹座の金星は大きな影響力や豊かさをあらわす木星と冥王星のミッドポイントに位置します。

意志は明確に持ちながらも、それはいったん脇において、
関係者それぞれの想いは、そのままに受けとめ、そう感じていることを理解する。

お互いにそのようなやりとりを重ねていくと、
その場にかかわる人たちの意識が調和していって、
あるひとつの、前進する方向への道筋がみえてくることがあります。

それは、思いがけないものだったとしても、
心の奥では納得がいくような感覚をともなっています。

今回は、そのように、自分の意志であって、自分だけの意志ではない、
決定や決断が生まれやすいのではないでしょうか。

そして、その答えを出すに至るまでにつくりあげた安心の場や共感的なつながりが、
後にあなたを応援してくれる大きな力になりそうです。

日本全体の世相を表す東京の満月図の詳細を分析

月が位置する山羊座2度（数え）のサビアンシンボル（ジョーンズ版、以下同）は
Three stained-glass windows, one damaged by bombardment.
ステンドグラスの窓が3つ、1つは砲撃で破損している。

自分なりの理念をかかげて、社会の中でふさわしい立場をえようと活動をはじめます。
ハッキリと自己主張する必要もあるでしょうし、それに反対意見や受けたり、
思うような反応をえられなかったりする場面もあるでしょう。
そういった衝撃を通して、過剰な期待や理想はくだかれていくことになりますが、
より実践的な力を鍛えていくための試練ともいえ、果敢に乗り越えていけるはずです。

太陽が位置する蟹座2度のサビアンシンボルは
A man suspended over a vast level place.
広大な平地に宙吊りにされた男。

その場その場の状況の中で臨機応変に機転をきかせ、
個人の意志で世間をわたっていく生き方をやめて、
安心できる居場所と仲間をもとめて、すでに確立された共同体に属することを決めます。
そういった共同体に属するとは、無意識の領域でもつながっていく必要があり、
そこには個人の意識を超えた広大な集合意識が、すでに源としてあることに気づくでしょう。
ひとりの意志だけではとうていコントロールできないものです。

月と太陽と海王星とでTスクエア。太陽は蟹座で水星・金星と合。水星と火星が60度

共感的なきずなを育む理想と自分の目的を果たす際のギャップを柔軟な対応でうめていく。
自分を満たした上での安定した行動で、相手のニーズにこたえる。
親身なコミュニケーションと堅実な実行力。

満月を支配する魚座の土星はノーアスペクト。

前もって予想したようには進まない。
実践のむずかしさと幻滅。
コントロールを手ばなし流れを生かして現実的な判断をしていく。

水瓶座の冥王星が双子座の木星と120度で、蟹座の太陽と150度。
冥王星は魚座最後の度数にある海王星と60度

豊かさは少し視点を変えたところにある。
枠や常識をこえたインスピレーションにしたがうこと。

☞ 次ページ：山羊座満月（6月22日）～ 蟹座新月（7月6日）迄のトランジット

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