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2024/4/23

【本公開】蠍座の満月リーディング『水瓶座冥王星とタイトにTスクエア』(2024年4月24日)by 今田ちえ

蠍座満月のホロスコープ
2024年4月24日 8時49分(8:48:45) 東京

 

蠍座の満月図(2024年4月24日)

 

執筆者 【今田ちえ プロフィール

 

今田ちえ

宮崎支部・オンライン支部所属。

心理占星術、タロットカード、インナートークを使い
イキイキと日々をすごし、望みをかなえていくお手伝いをいたします。

 

満月の星読み|蠍座の満月図リーディング

満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

 

2024年4月24日 、月=蠍座5度(数え)、太陽=牡牛座5度で満月です。

蠍座で満ちる月(5ハウス)と牡牛座の太陽(11ハウス)は
水瓶座の冥王星(8ハウス)とTスクエア

今回の満月は、身近な人やグループとの関わり方を、
いったん根本的に見直すタイミングになりそうです。

なかなか思うようにいかない状況に
むずかしさや無力さを覚えることもありそうですが、

相手が簡単にはゆずれないほど大切にしていること
本人も自覚しにくい心の奥の想い、といったものもあるのだと
了解せざるをえない出来事がおこるかもしれません。

あるいは、変わろうと思っていても、
そう簡単には変えられない自分の心の領域を自覚するでしょうか。

ですから、言葉での表面的なやりとりより相手の心を動かすこと

自分の成長をもとめるにも
これまでの体験で育まれた根強い思いこみをじわじわと溶かしていくような、
心理的な働きかけがいりそうですし、

それは長期にわたるものとなる可能性もありますね。

牡羊座の水星はノーアスペクト。
満月は水星と木星、水星と天王星のミッドポイントにあります
牡羊座では金星もノーアスペクト

社会的な構造の変化にともなって
個人の生き方も大きくかわる時代といえますが、
集合意識ですべての人がつながっているととらえると、
その変化は、それぞれの人の心の奥底で動いていると考えられます。

あたらしいアイデアや、心ひかれる新鮮な感じ、そういったものが今ありますか。

それがなぜなのか、何のためなのか
などの、合理的な理由は見つけにくいでしょうし、
だからこそ、あらたな扉を開くものでしょう。

慣れないがゆえの違和感でスルーしてしまうか、
慣れないと感じつつもあたらしい習慣を意図的にとりこんでいこうと努めるのか。
自覚して選びとる行動が、変化にどう乗っていくかの決め手になるかもしれません。

 

行動をしめす火星は海王星と合で、木星・天王星の合とセクスタイル

あたらしいチャレンジを応援するような流れもあります。
やってみたいことに大らかに挑むからこそ、未知の感覚との出会いも増えるし、
思いがけず保守的な自分の一面にも気づきうやすいのかも、という見方もできそうです。

変化を怖れるのは生存本能の、必要な守りでもあります。
そのペースを尊重しつつ、けれど生き残るためにあらたな選択肢を模索することも必須。
そんな要素も感じます。

 

冥王星は5月3日から逆行となるため速度を落としほぼステーション
4月2日から逆行をはじめた水星が25日に順行にもどるためステーション

今月に入って、ふりかえったり調整したりしてきたアイデアがまとまって、
より進化したものとして理解できると同時に、
今年3月くらいからあたらしくはじめたシステムの見直しがはじまります。

その中で、体験をふやし、視野を広げ、直観を信じ動いていく。
状況は流動的で、不確かさも多く感じられるでしょう。
まわりの状況をみつつも、流されず自分とつながる鍛錬は重要になりそうです。

 

日本全体の世相を表す東京の満月図の詳細を分析

月が位置する蠍座5度(数え)のサビアンシンボル(ジョーンズ版、以下同)は
A massive, rocky shore.
巨大な岩場の海岸

これまでに属してきた共同体の生活の中で
育まれた価値観や習慣は、自覚する以上に個人を支配しています。

あらたに出会った者同士が、閉ざされた空間やグループの中で、
一緒に同じ体験をかさねて深い情感を共にしながら変容していくとしても、

相手や自分の中に、どうにも動かせない固い集合意識
(家系や生まれ育った地域の文化など)から生まれている領域があることを知ります。

それは本人の意志でもすぐにはなかなか変えられないものなのです。

ここに無力感をおぼえる場合もあるでしょうか、
むしろそれを理解するから、
大きな岩のような障壁をこえる強い意志と覚悟を持てるのでしょう。

 

太陽が位置する牡牛座5度のサビアンシンボルは
A widow at an open grave.
開いた墓の前にいる未亡人

先天的に生まれ持った資質や、家族の資産といった豊かさの恩恵を使いきる。
または、与えられたものだけに頼ったり
すでに手にしている在り方に安住することで、
その他の可能性が見えなくなっていたと気づくきっかけがありそうです。

これからは自分自身であらたな価値をつくりだすために
慣れ親しんだ領域から出ていくことになるでしょう。

 

満月と太陽と冥王星とでTスクエア。

今のままででいいのかと試されるようなとき。
それは身近な人との関係の中でプレッシャーとして感じる場合も。

実は、変わろうとしながらもなかなか変わることのできない抵抗は、
自身の心の奥底にあると気づくかもしれません。

他者とのつきあいの中で自分の価値をどう受けとめているのか、
その受けとめ方が、
相手との関わり方にどのような影響を与えているのかを自覚すると
根本から関係性が変わっていくかもしれませんね。

 

牡羊座の水星は他の天体とメジャーアスペクトはとらずノーアスペクト。
4月25日に順行にもどる前のステーション状態。
水星は冥王星とクインタイル(マイナーアスペクト)。
牡羊座の金星はノーアスペクト。

無意識にくりかえしているクセはかえにくいものですが、
時代の変化にそった新しい道をしめすインスピレーションを手にするときでもあります。

それをするとどうなるのか、すぐに答えや成果を求めようとせずに、
淡々と気になることを実行し
あらたなエッセンスをとりいれていく姿勢も必要になりそうです。

 

土星はノーアスペクトで、冥王星とセミスクエア

定着したパターンを根本的に変えていくこと
そのために思い切って断捨離する部分もありそうです。

社会的な立場や仕事に関してのやり方も
これから実際に必要なものかどうか、
過剰なムリなく続けていける状態なのか、を冷静に見極めるなども。

ハードワークになりがちな面もあるので、根を詰めすぎないように余裕をもちたい。

 

火星は海王星と合で、木星・天王星の合とセクスタイル

これまでの様式にこだわらず柔軟に行動をかえていくようにうながされています。

さまざまなアイデア、これまで視野に入れていなかった選択肢も試しつつ、
自分がどこまでできるのか、楽しむ気持ちで動いてみるとよいのかなと思います。

実際に動いたために見えてくる可能性もあるでしょう。
自分の体験からえた考えや情報の発信もいいですね。

ちがう角度から考えたり、その意味を自分なりに理解することで、
怒りの感情をともなう過去の体験も学びとなり癒されていく面もあるようです。

 

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