新月・満月読み 新月・満月読み

2023/10/28

牡牛座の満月(部分月蝕)リーディング(2023年10月29日)by天音絢文

牡牛座満月(月蝕)のホロスコープ|2023年10月29日5:23(東京)

 

2023年10月29日牡牛座の満月図

満月(月蝕)の星読み|牡牛座の満月図(月蝕図)リーディング
by 天音絢文

満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

 

執筆者 【天音 絢文 プロフィール】  

 

約1か月のスタート地点である新月(10/15)から2週間経ち、
2023年10月29日5:23 月は牡牛座6度(数え)、太陽は蠍座6度で満月を迎えます。

満月に至る流れを振り返ると、
新月(日蝕)のときに芽生えた、大きな揺らぎのようなものが、
徐々に方向性を明確に絞り、勢いのある奔流のようになって、
満月を迎えるようなイメージです。

2週間前の天秤座新月(日蝕)は、冥王星とスクエア。
根底からの変容の星・冥王星から、変化を強いられるような配置でした。

新月(10/15)から一週間ほどは、
「このままではいけない」といった焦燥感に駆られたり、
環境的に、なんらかの変化を迫られたりしやすい流れでした。

10月24日、太陽が冥王星を支配星にもつ蠍座に入りました。

10/24以降、その変化への衝動に
もっと正面から取り組むようになる流れに変わりました。

漠然とした衝動が、明確な目的に変わったり、
分散していた興味が絞られ、エネルギーを集中しやすくなったりされた方も
おられるのではないでしょうか。

また、新月が形成された天秤座、満月が形成される蠍座とも、対人関係をテーマとする星座です。
対人関係に「広く」目を向ける天秤座に対し、蠍座は求めるのは「深さ」。

天秤座の新月の対人関係のテーマを引き継ぎながら、蠍座の太陽は、
より親密な対人関係を築くために、相手の懐に飛び込んでいくことを示唆しています。

これらの流れを経て
約一ヶ月の月齢サイクルのピークであり
方向転換のタイミングである満月を迎えます。

 

まとめると…

2週間前の新月は
対人関係を中心に、重要な変化やリスタートのタイミングになりやすいとき。

そして、この2週間の流れを経た今
心の深い部分に蒔かれた変化やリスタートの「種」の存在は、
よりハッキリと意識にのぼり、具体的な目的へと変わりつつあるかもしれません。

 

10月29日の蠍座満月(月蝕)のテーマは?

人々の暮らしを脅かす状況が続く、昨今の世相だからこそ、
人との絆を意識しつつ、生活の安全を守り、この世の喜びや豊かさに焦点を当てる。

今回の牡牛座の満月(月蝕)は、
牡牛座の月と、蠍座の太陽の間で起きます。

今回の牡牛座の満月は、2週間前の新月(日蝕)に続き、
月蝕となるため、いつもより影響力が大きい満月となります。

日本でも、29日の夜明け前に、部分月食を見ることができるでしょう。

 

夜が長くなり、闇が濃くなっていく季節に位置する蠍座は、
人の心のディープな部分まで含めて、一心同体・運命共同体的な関係を築こうとします。

一方、昼が長くなり、春爛漫の季節に位置する牡牛座は、
五感を通してこの世を楽しみ、豊かさを満喫しようとする星座。

蠍座の太陽と、牡牛座の月の間で満月が起きる時期は、
この世で生きていくために欠かすことのできない人とのつながり、
離れがたい深い絆、個人的・集団的な一体感などを意識したうえで、
この世の楽しみや喜び、豊かさを追い求めるテーマが浮上しやすいでしょう。

金銭的な状況にも、光を当てたいとき。

日常生活の打撃となる物価の高騰。
人々の命を脅かす世界的な戦争の足音さえ聞こえてくるような、不安定な国際情勢。

この世の楽しみや豊かさと、簡単には口にしにくい昨今の世相です。
けれども、こんな時代だからこそ、生活の安定や安全を守るための方策について、
真剣に考えてみる機会になりそうな満月(月蝕)です。

奔流のような勢いのある満月の配置。
追いかけたい目標・希望を明確に見定め、新たな希望へと向かう転機になりそう。

冒頭で、”勢いのある奔流のようになって、満月を迎えるようなイメージです。”
と書きました。
今回の満月を刺激する星々の配置を見ると、全体的に非常に前向きな勢いを感じます。

蠍座の太陽側に、蠍座の古典支配星である火星が重なっています。

集中力を発揮して、目的に果敢に向かっていくような
エネルギッシュ&ハイテンションな雰囲気です。

一方、牡牛座の月には、発展や向上の星・木星が重なっています。

牡牛座の満月は、この世の楽しみや喜び、
豊かさを追い求めるテーマが浮上しやすいときですが、
そのイメージを倍加するでしょう。

満月の方向転換が、
新たな希望へと向かっていく転機になりそうな兆しを感じます。

こんな時期に、受け身で過ごすのはもったいないでしょう。
ぜひ、新月からの2週間で胸に浮かんできている目標や願望を、 追いかけてみてください。

魚座の0度の土星がほどよくカオスを制御する位置にあります。

勢いがある星回りなので、時折、周囲に翻弄されたり、
やり過ぎたりすることもあるかもしれません。

けれども、物事を達観する視点で全体を眺めつつ、目標にピタリと照準を定めれば、
次なるステージの扉を、勢いよく開けることができるはず。

 

つまり、今回の満月の配置は、
新月(日蝕)から始まった重要なリセット・リスタートの流れが、
波に乗って勢いを増すことを示しているのです。
追いかけたい目標・希望を明確に見定め、新たな扉を開いていきましょう。

次の蠍座新月(11月13日)は、さらに急激な鋭い変化を暗示する配置なので、
満月(10/29)からの2週間は、望みの方向へと転換を図れるよう、
前向きに活発に過ごされると、変化の大波をサーフィンする貴重な機会になりそうです。

 

☞ 次ページ:牡牛座満月(10月29日)~ 蠍座新月(11月13日)迄のトランジット

 

 

メールマガジン『新月と満月に読み解く! 星からのメッセージ』

第三の眼のメルマガに登録すると新月と満月の前日に、新月&満月の星読みが届き、読み逃しがなくなります^^ 新月・満月メルマガに登録して新月前日読む↓

新月・満月メルマガ

Twitter では、日々のトランジットの星読みをツイート中。
フォローお願いします。