【星読み】牡羊座満月(9/29)~ 天秤座新月(10/15)のトランジットリーディング by 今田ちえ
9月29日(満月)から10月15日(新月/金環日食)までの星模様(トランジット)リーディング
日ごとに変化していく星模様(トランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
青文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。
○ 満月から下弦 ○ (9月29日〜10月5日)
日々のトランジットリーディング
9月29日~30日(金星が天王星と90度)
今年6月上旬から金星は獅子座にあり、逆行をふくむため通常より長い4ヶ月間滞在します。
この間に、革新をもたらす天王星と3回ヒットし、今回は最後になります。
1回目は7/2、2回目は8/9です。
愛、人間関係、お金、美意識について。
自分の核となる価値観の本質をくっきりと見きわめるタイミングです。
もしかしたら目が覚めるような衝撃をともなう体験もあったのでは。
あたらしい物や習慣をとり入れ、新鮮な自分の一面もあらわれてきているかもしれませんね。
9月30日~10月1日(水星が天王星と120度)
10月はじめは、コミュニケーション・知性をあらわす水星が、
世代的な意識をあらわす星たちと順に強くかかわっていきます。
社会的なテーマに関心が向くかもしれませんし、
これまでの常識を超える考え方を身につけていく時期になるのでは。
9/30~10/1は、発想の転換。本質的をみること。率直な意見交換。
斬新なアイデアがひらめくかも。
10月2日~10月3日(水星が海王星と180度)
筋道だった理論にこだわると困惑しがちでは。
直感的に理解したことを言語化すること。
思い込みを崩されるような出来事がおこり、不安な気持ちになることも。
”考え”にとらわれず、感じていることを受けとめたい。
共感的な会話が必要かもしれませんね。
10月3日~10月4日(水星が冥王星と120度)
洞察や集中をしやすいとき。
言葉でのコントロールや隠された意味が気になるなど。
疑いを抱きやすい面もありますが、
信頼しあえる相手ならば、本音で語りやすいと思います
10月5日(水星が天秤座へ〔10月5日~10月22日〕)
およそ3週間は、社交的な会話を意識したい時期です。
相手に伝わる言い方、気持ちよく受けとめられる言葉の選び方、など
工夫してみるのもいいですね。
▽ 下弦から新月 ▽ (10月6日〜10月15日)
牡羊座の下弦図リーディング(下弦から新月までの子テーマを読みとる)
10月6日22:48、蟹座で下弦の月が形成されます。
下弦図の月は蟹座14度(数え)、太陽は天秤座14度にあります。
これまでのあたり前にとどまらず、いま体験している状況の中で、
まだ果たされていない望みや可能性を探求するときではないでしょうか。
つよく深い欲求やはげしい怒りが湧きやすい要素もあります。
いちど胸の内の本音をじっくりと味わい、
心から求めているものを言語化する時間が必要かもしれませんね。
価値観やとりくみ方の変容がうながされています。
1週間後は新月で、金環日食です。(日本では観測できません)
からだの奥底で動きだしている感覚が何かあるでしょうか。
月が位置する蟹座14度のサビアンシンボルは
A very old man facing a vast dark space to the northeast.
北東の広大な暗黒空間に向きあうとても年老いた男
習慣は日常生活を守るものではありますが、その当たり前の中にとどまらず、
俯瞰し、客観的にその偏りと歪みをとらえていくと、
安全の中にとどまってそれまでは目を向けていなかった、視野の外にあったものが見えてきます。
そこには属する社会に同調するために抑圧してきた、自身の欲求も含まれているかもしれません。
これまで慣れ親しんだものではない未知の欲求は、暗く広大な闇でもあり大きな可能性でもあります。
潜在意識の深さ、見えていなかった世界もあることを理解します。
太陽が位置する天秤座14度(数え)のサビアンシンボルは
A noon siesta. 正午の昼寝
まわりの状況や相手の段階にあわせて身につけた知識を伝えること、
これまで得た知識にとらわれず状況を客観的にみて理解すること、
それは表面的なものにとどまらず、
ものごとの根底にある共通原理に達するほどふかい探求になるでしょう。
徹底的に客観的知性を働かせた後は、
思考を休め、無意識がその情報を消化する時間をもつ必要もあります。
日々のトランジットリーディング
10月7日~10日(火星が冥王星と90度)
つよい衝動が刺激されるときです。
ずっとガマンを重ねてきたとしたら、ちょっとしたことをきっかけに
怒りがいきなり湧いてくる懸念もあります。
まずは自分の想いをしっかりと受けとめたいですね。
目的をもって何かに集中するとふだん以上の突破力を発揮できそう。
体を動かすのもいいですが、ムリもしがちなので安全には気を配って。
10月9日(金星が乙女座へ〔10月9日~11月8日〕)
6月から続いていた、イキイキと内がわから溢れる愛や歓びを表現する時期が終わり、
これから1ヶ月間は、美意識や価値観を洗練させていく段階へとはいります。
少し冷静になって現実を考えてしまうところがあるかもしれませんね。
細部にも目をこらして丁寧に、美しさや人への接し方を磨いていくことになるでしょうか。
ものづくりなど楽しむ方も。
10月9日~10日(金星が土星と180度)
本物志向、細部へのこだわりがあらわれやすい時かもしれません。
金銭的な管理を見直したり、身のまわりを片付けてスッキリさせたりはいいですね。
気難しくもなりがち。楽しみを制限しすぎずにリラックスもして。
10月11日(冥王星が順行へ)
5月上旬から逆行していた冥王星が順行にもどります。
(冥王星が水瓶座に完全に入るまでの動きはこちら)
冥王星は深層心理の変容に関わります。
ここまでのおよそ5ヶ月間、とくに仕事や社会的な在り方について、
とらえ方が大きく変化してきたところがあるのではないでしょうか。
順行になる日の前後の数日間は、意識も混乱しがちです。
深い変容にともない、デトックス感や、
体調や気分の不調もあらわれやすいかもしれませんね。
10月12日(火星が蠍座へ〔10月12日~11月24日〕)
現実的な行動をつかさどる火星は、怒りや情動ともかかわります。
ここから約6週間は、ふだんは意識しない本能的な衝動をおぼえやすいかもしれません。
根深くのこっている感情につき動かされることも。
目的に向かってあきらめずなしとげたり、ひそかに根回しをして状況を変えていったり。
集中して打ちこむ対象を見つけると力を発揮できると思います。
10月12日~14日(火星が土星と120度)
行動や目的意識への厳しさ、抑圧やコントロールがあらわれやすいとき。
戦略的に動いて成果をだしやすいでしょう。
否定的な過度の厳格さにおちいると、自信を失ってしまうことも。
あるがままの現実を見きわめて、
自分の段階にあわせ、適したペースで一歩一歩進む計画を立てたいですね。
10月15日(新月・金環日食)
日本では観測できませんが、通常の新月よりも深い変容をもたらす日食です。
深く大きな変化がおこるときには、不安定な考えをめぐらせるより、
思考は休めてゆったりと過ごすのがおすすめです。
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執筆者 【今田ちえ プロフィール】
宮崎支部・オンライン支部所属。
ホロスコープ、タロットカード、インナートークをつかい、イキイキと日々をすごし、望みをかなえていくお手伝いをいたします。
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