牡羊座の満月ホロスコープ｜2023年9月29日18:58（東京）

執筆者　【今田ちえ プロフィール】

宮崎支部・オンライン支部所属。

心理占星術、タロットカード、インナートークをつかい
イキイキと日々をすごし、望みをかなえていくお手伝いをいたします。

満月の星読み｜牡羊座の満月図リーディング（2023/9/29）

満月図は満月が形成された瞬間のホロスコープ。満月図からは満月から新月迄（約2週間）のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

2023年9月29日 18時58分、月＝牡羊座7度（数え）、太陽＝天秤座7度で満月です。

結果を気にし過ぎず「今、私はこうしてみたい！」という新鮮な感覚に耳をすませて。
とりくんできたものごとの本質をつかめそうです。

秋分（2023年9月23日）もすぎ１週間。
暑さ、寒さ、の差が大きく感じられる頃でしょうか。
日が暮れるのもはやくなり、陰の気配がましてきますね。
夕方は、すこし早めに家へと帰りたくなってくるのでは。

今回の満月は牡羊座でおこります。
牡羊座は「私、個人で、あたらしく行動をはじめる」星座。

時代を先がけた感性を直観的につかんで動きはじめます。
ひらめいたらすぐに、が持ち味なので、
まわりの人が理解してくれるのを待っていては、
鮮度が落ちてしまうでしょう。

このように勢いのよい領域で満ちる月ですが、
それを照らす太陽は対人関係を重んじる天秤座にあります。
牡羊座を支配する火星も天秤座に位置し、月と緊張関係にあるんですね。

みられていることを明らかに意識した上での、
純粋な個人としてのパフォーマンス。そんなイメージが湧いてきます。

これまでは人の目を気にして遠慮していたことなどありますか？

「うまくできないとカッコ悪いな」
など、思い切りできなかったり、
「こんなことをすると雰囲気を乱すかな」
と過度に気遣ってしまったり。

社会人としての経験が長くなると、
まわりとの調和を大切にするあまりに勢いを失ってしまうことも多いですよね。

また、子供の頃に、そういった教えを身につけた場合もありますよね。

今回は、ちょっと窮屈になりすぎていた制限を脇におき、
結果を気にし過ぎず「今、私はこうしてみたい！」という
新鮮な感覚に耳をすませてみたいですね。

そして、ひらめくアイデアを実行したいタイミングです。

もし、ずっと教えられたままにやってきたことがあったら、
「なるほど、こういうことなんだ。」
とその本質が腑におちてきそうですし、

何となくつかめてきたから
「自分なりに試してみよう！」という
意欲もわくのではないでしょうか。

独立心や意見をいう力が強まるので、
これまで言えなかったことを口にする場面があるかもしれません。

対人関係でいさかいが起こったり、
これまでの関係がガラリと変化する気配もありますが。

自分の本音を、まずは自身がしっかりと受けとめて、
どう行動するか、を決めて動くならば、
交渉力を発揮して、相手の事情もくみいれながら自分らしくもいられる、

より率直な関係を育みはじめる機会になるのではないでしょうか。

日本全体の世相を表す東京の満月図の詳細を分析

月が位置する牡羊座7度（数え）のサビアンシンボル（ジョーンズ版、以下同）は
A man successfully expressing himself in two realms at once.
同時に2つの領域で自分を表現することに成功した男。

たとえば変化を起こそうと行動すると、変わりたくない側面からのブレーキがかかったり、
現状を維持し守ろうとすると、変化をもとめる側面からの反動がおこったりします。
そういった二元論を理解して、うまく活かし、メリハリのある生き方をしていけるようになります。

太陽が位置する天秤座7度のサビアンシンボルは
A woman feeding chickens and protecting them from the hawks.
ヒヨコに餌をやり、鷹から守る女性

自分の内面から生まれた理想が実現していくにあたり、
望んだものが育っていくと同時に、相反する状況がうまれることを体験します。
そういった状況への対応力を鍛えられることもあれば、ダメージを受けることもあるでしょう。
また、理想や原理のみを寄りどころにしていると、人間らしい欲求や心が抑圧されます。
精神性と日常の営みのバランスをとり、現実的なペースを大切にすることも意識させられます。

満月に対し、乙女座の水星と天秤座の火星がそれぞれクインデチレ
（月が水星と火星のミッドポイント）

これまで表現していなかった側面をとりいれ、直観的にあらたな行動をしていく月の欲求を、
具体的なアイデアとして実現していくことに集中します。
必要な技術や実践的な知識をとりいれる場合も。
自分らしさを素直に活かす必要があると同時に、
「まわりの人とどう協力していくか」「理解され愛されるにはどう表現するか」。
それぞれの個性を抑圧せずに、力を合わせることもテーマ。

水星は、天王星とトライン。オーブを広くとれば海王星とオポジション

これまでの枠におさまらない発想の転換が比較的スムーズにできるでしょう。
たとえば「ある一部分にあらわれた症状を身体全体のしくみから診る」などの
ホリスティックな考え方に関心が湧くことも。
考えを伝えるには、言葉だけでなく映像的な表現も試してみては。

火星が金星とセクスタイル。オーブを広くとれば冥王星とスクエア
冥王星は海王星とセクスタイル、天王星とトラインで、小三角形を形成。

華やかでイキイキと楽し気な雰囲気があります。
好きなことを体験する歓び、交流の楽しさ、を味わいやすいのでは。
ずっと望んでいた想いを実現しようと挑戦できるかもしれませんね。
もし、これまで、自身の素直な欲求を抑圧してきたのであれば、
憧れが、嫉妬や怒りや不満といった感情を引きだすこともありそう。
そういった感情はふりまわされるとしんどいですが、
本当の望みを掘り起こすガイドにすれば、自分発見と変容につながりますね。

金星が天王星とスクエア。金星は満月とセスキコードレート、天王星は満月とセミスクエア

「わたしが本当に大切にしたいこと」といった、核となる価値観、
自身の本質がハッキリとするときではないでしょうか。
意表をつかれ驚くような形でそれが分かることも。
本質をつかめば、表面的な要素にまどわされずに、必要なものを選んでいけます。
火星と金星がスムーズに触れることもあり、
よいと感じるものや自分らしい魅力をアピールしやすいでしょう。
ひとめぼれの恋に落ちるなども。

木星と土星がノーアスペクト

社会的な承認、社会的な立場や役割、教育に対して、
これまで自分がもっていた常識にとらわれず、
見つめ直し、いまの社会の現状にあうしくみを考えてみたり、
自分の本質にあうスタイルを探ってみてはいかがでしょうか。

☞ 次ページ：牡羊座満月（9月29日）～ 天秤座新月（10月15日）迄のトランジット

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