乙女座の新月リーディング|2023年9月15日 by 今田ちえ
乙女座の新月ホロスコープ|2023年9月15日10時40分(東京)
執筆者 【今田ちえ プロフィール】
宮崎支部・オンライン支部所属。
心理占星術、タロットカード、インナートークをつかい
イキイキと日々をすごし、望みをかなえていくお手伝いをいたします。
新月の星読み| 乙女座の新月図リーディング
新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図(ホロスコープ)から次の新月迄(約4週間)のテーマを読み取ります。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
2023年9月15日10:40、乙女座22度(数え)で新月です。
現実を受けて立ち限界を知ることと
実際の自分と現状とをわきまえるからこそ、
今できることに集中して、限界をこえることもできるのかもしれない
秋分の日(9月23日)を一週間後に控えた新月です。
昼間の暑さは残るものの、秋の気配が深まっていく時期ですね。
陽が落ちたあとは空気も冷えやすく
それにともなうように
気持ちを引きしめていくところがありそうです。
今回の新月は、乙女座で形成されます。
乙女座は実際的、物質的な気質をもち
しなやかに、しぶとく
状況に対応していく力を磨く領域です。
さまざまな状況を受けとめ分析し
まわりからの要求に応えているうちに、
潜在的な能力が引きだされて
関わってきた分野では抜群の実務力を発揮するんですね。
今回は、とくに仕事や社会的な立場にかんして、
これまでの体験やとりくみを経て、今みえてきている、
「あなただから出来ること、あなたならではのスタイル」
というものを、つかみとることのできるタイミングになりえると思います。
乙女座とつながりのある水星が
8月24日からの逆行期間を終えようとしていて留まってます。
(順行になるのは今回の新月の翌日16日)
新月の頃は、混乱や戸惑い、を感じやすく、
すぐに理解できるというよりも
カオスの中から徐々に姿をあらわしてくる感じでしょうか。
9月24日頃、水星のスピードが通常にもどります。
そのあたりがめどになるかもしれません。
いったん築き上げてこれまで維持してきた
立場やイメージについては、
「このままでいいのだろうか」という迷いや
「物足りなさ」がでてくる場合もありそうですね。
「より自分らしく」「より今の時代にあった感性で」
あたらしい要素をとりいれてアップデートしていきたいと、
試行錯誤をはじめる方もいらっしゃるでしょうか。
または、胸の奥底にあった「ばくぜんとした想い」を
具現化してくれる存在をみつけたり、
情報や対話をとおしてヒントをえたりして、
「ああ私はこんな風になることを望んでいるのだ」
と言語化できるのかもしれませんし、
これから、しっくりとくるイメージや表現を探しはじめるのかもしれません。
明確に目的をさだめれば
必要な物があつまってくる時期ですから、
それを使っている自分を想像すると
「心地よく満たされる、ワクワクする」
「一歩先に踏み出した世界がありありと感じられる」
ようなアイテムをみつけたら、手に入れておきたいですね。
乙女座の支配星の水星がノーアスペクト(オーブ5度)
ちなみに
新月のおこる乙女座をつかさどる水星は「知性の星」
今回は他の星とつよく関わらない
ある意味、野放しの状態です。
これはなかなか表現するコツをつかみにくいと同時に、
常識や過去のデータにとらわれることなく模索し
独自の考え方が際立ちもするのです。
さらに、”すいせい” 違いですが、
今年の8月13日に発見された西村彗星がこの9月中旬には太陽に最接近するみこみ、とのこと。
彗星は予想外の動きをもたらす不確定要素
いわばトリックスター。
秩序の破壊者であり
あらたな創造の要素をもたらす者のイメージでしょうか。
ふたつの ”すいせい” がもたらす予想外の動きにも
意識をひらいていたい、新月期間です。
日本全体の世相を表す東京の新月ホロスコープの詳細を分析
新月がおこる乙女座22度(数え)のサビアンシンボル(ジョーンズ版)は
王家の紋章
A royal coat of arms.
自身が獲得してきた技や知恵などに、
その価値をまわりに明確にしめす『意味づけやシンボル』を与えます。
また、そのように獲得されてきた
イメージやスタイル、ブランドを継承し守ること。
新月、冥王星、天王星を頂点とした土のグランドトラインが形成され、
新月と魚座の海王星がオポジションになりカイトとなります。
ブランドイメージをしめす新月が向きあう海王星は、
無意識や潜在的な可能性、浄化をともなう崩壊をあらわします。
新月のテーマを創造的に表現できたなら
これまで自分の中に秘めてきた想いや望み、
身近な人だけに知られていた能力や魅力などをあらためて意識して
社会的な立場でしめす「自分らしさとして」
より多くの人たちへと印象的に表現していく、と読めます。
たとえば、引き継がれてきた自然や地域の環境など、
再開発などによって失われそうな価値を守るために、
あらためてその意味を明確に伝える
などの動きもあてはまりそうです。
徹底的な変化をもたらす冥王星と天王星は、
殻をやぶり「本質の自分で生きる」ことをサポートするでしょう。
モヤモヤしていたことがあったら、見直すチャンスです。
ただ、もし不都合な真実から目をそらしてきたならば、
海王星は、まず揺さぶり「エゴを崩していく」
という形であらわれるかもしれませんね。
強固に守られてきたイメージや固定概念、ブランドが、崩壊し、浄化されていく。
時代の変わり目のなかで
そんな状況も見えてきているでしょうか。
冥王星と海王星がセクスタイル、金星と火星がセクスタイル。
冥王星は金星とクインデチレ。海王星は火星とクインデチレ。
金星と木星はまだスピードをとりもどしておらず、スクエア。
変化のきざしは、抑圧感や困惑として察知しやすいのでは。
感情の抑圧感や、不満の爆発、といった
ストレスフルな状況があらわれやすい気配です。
これまでのやり方を見直さざるをえなくなりそうですね。
つよく感情を揺さぶられたら、
その核になる望みまで掘りおこすのがおすすめですよ。
そこがクリアになれば、徹底的に望みを追求していく姿に、
まわりの人も共感でまきこんで「チャンスをつかんでいく」こともできるはずです。
新月のおこる乙女座を支配する水星が留。
新月はスタートのタイミングですが
新月を支配する水星は動きをとめています。
停滞感があるかもしれません。
ものごとを進めるよりは
現状をあるがままに受けとめる、
内面の変化とむきあうのがよさそう。
水星はノーアスペクト。が、オーブを広くとれば土星とオポジション。
(オーブ5度以内のアスペクトがない場合、ノーアスペクトとみています。)
ものごとをシリアスにとらえがちで
焦りも感じやすいかもしれませんね。
実際的に考える必要がありますが、答えはあせらずに。
まずは意味づけをせずに
「言葉にしてみる」「探求してみる」のがよさそう。
不調を感じる時には
考えにとらわれずゆったり過ごしましょう。
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