2018年11月8日 蠍座の新月リーディング by Graha
2018年11月8日01時01分 新月ホロスコープ (東京)
11月8日(新月)~11月23日(満月)までの星模様 by Graha
今回の新月は、蠍座の16度で起きます。
時間は深夜の1時1分です。
この蠍座の新月は、ともに水のサインである
魚座の海王星とトラインのソフトアスペクトをつくります。
豊かな感情の交流の中、共感によって
新しいビジョンが流れ込むといった広がりのある配置です。
3ハウスで形成される新月ですから、
活発なコミュニケーションを通して、
人間関係を改善する良い時と言えるでしょう。
先月の天秤座の新月は
冥王星とスクエアのアスペクトをとりました。
刺激的な出会いや、関係の変化など異変が多かったかもしれません。
人との関わり方のパターンが変わるような変容はまだ進行中です。
開かれた交流のシーンを示すのが天秤座です。
そこが出会いの入り口です。
表面的な交流を楽しむ段階であり、
さまざまな他者の個性を理解して、
平和的な関係を築くことが目的です。
その支配星である金星は、逆行中ですから、
過去にタイムトリップするような懐かしい出会いや復活もあったことでしょう。
人間関係に限らず、趣味や好みなどの美的価値観も含め
大きな変容が起きている時と言えそうです。
そんなプロセスの中、出会いから
次のステップへと踏み込んで蠍座では、
自分の心に深く響いたものとの関係をより深めていくサインです。
自分に縁のある人やテーマとつながり、
そのつながりを強化すること。
信頼関係を築くことへと進んでいきます。
その関係やテーマにコミットすることと同時に、
その特別な感情、深層心理に潜む力に気づくことが
蠍座の新月のテーマとなります。
真に求めているものは何なのか?
蠍座の成長と自己変容への欲求は、
深くも静かな情熱です。
蠍座16度のサビアンシンボルは、
「いきなり笑い出す少女の顔」 です。
少女は、深刻な局面でそれを吹き飛ばすかのように
いきなり笑い出します。
笑いは伝染すると言いますが、そんな少女の笑顔で
周囲の空気が一変し、みんなの肩の力がふっと抜けてしまいました。
どんな深刻な感情や出来事も、「感情的なこだわり」が
多くの緊張をつくりだしてしまいます。
聖人たちに共通する特徴として、ユーモアのセンスを持ち合わせていることがありますし、
「笑い」と免疫力への効果は医療の現場でも活用されているくらいです。
そして子どもたちの笑顔の素晴らしさは、人類共通のものです。
「ユーモア」や「笑顔」の威力を示すシンボルです。
無理しなくてもいい、自分らしくあることを認めること。
自然体の自分を許す、自己肯定のシンボルです。
「笑い」はその象徴です。
人間関係におても、程よい距離もち、
相手に対しても自然体であることを許します。
自分の欲求を認め、相手の欲求をも尊重すること。
そこからナチュラルで新しい関係、つながりを作っていく
きっかけとなるシンボルです。
アセンダント(東の地平線)は乙女座です。
天頂は双子座で、ともに水星が支配するサインです。
アングルは柔軟宮が占めます。
極めて流動的にものごとが変化していく可能性があり、
冷え固まっていた問題や人間関係に風穴が開くでしょう。
機転を利かすこと、柔軟な姿勢が重要なポイントです。
きめ細やかな心つかいを発揮することよって、
状況を変えていくことができるでしょう。
アメリカの中間選挙の結果が報道されていますが、
社会的にみても体制の大きな変化が起きつつあります。
山羊座の土星がノーアスペクトであることや、
冥王星は新月と協力的な配置にあることはチャンスとも言えるでしょう。
みんなの集団的な意志次第で、状況を改変させることを可能にするでしょう。
決めつけない、あきらめないことが重要です。
柔軟に対応できる姿勢や体制つくりにテーマがあります。
重要な天体である水星は4ハウスの入り口にいます。
生活心情といった、心の声を取り上げるでしょう。
アスペクトを持たない射手座の水星は、
心理的なテーマに向学心をもちます。
問題のテーマをオープンにして、
どのように考えたらいいかを深めていくでしょう。
自由にいろいろなことを話し合う、議論する、
家族会議など、内輪の会議をしてみるといいでしょう。
射手座ですから、外国人とのコミュニケーションや
宗教的な対話といったテーマも含むでしょう。
オープンにして、みんなで考えて解決していこう!
といった姿勢が大切でしょう。
さらにこの日、木星は射手座へと移ります。
2018年10月10日から今年11月8日までの
約1年間、木星は蠍座を運行していました。
蠍座の木星では、人間関係の深いレベルの、
隠された領域の問題を解決することにありました。
セクハラやパワハラ問題などがその代表であり、
その結果、モラル意識は大きく変わったと言えそうです。
水星が強調される新月です。
この期間に体験した人間関係や感情的な問題を
心の中で俯瞰してみるといいでしょう。
執着してきた感情を手放すことにも関係しそうです。
● 新月 ● (11月8日〜)
逆行中の金星は、天王星とオポジションです。
天王星は前日7日に、逆行して牡羊座に入ります。
来年の2019年3月5日まで、再び牡羊座のプロセスをなぞりますから、
新しい活動へのまだ踏み込めていない人にとっては、
ラストチャンスといった期間になるでしょう。
新規の事業や開発にも新たな改良や調整が加えられるでしょう。
今回の新月の天体たちは、
逆行が多いことに加え、それがサインの境で起きることから、
「終わり」と「始まり」、その狭間で調整をしていく、
という意味を持つでしょう。
理想に向かうこと、より良い方向へと
調整を可能にするチャンスの時です。
勇気を出して切り替えていくための調整、
心がまえをチャージしていく時とも言えそうです。
△ 上弦 △ (11月15日〜)
水瓶座の月と蠍座の太陽の固定サインで
上弦を向かえます。
テンションの高い状態にありながら、
状況が切り替わるターニングポイントとなるでしょう。
翌日16日に、金星は順行に入り、
逆行を経過しながら長らく水瓶座にいた火星は、魚座に入ります。
その翌日17日に、水星が逆行に入ります。
流れを変えるタイミングが重なります。
何か試されるような出来事や問題が起きやすいでしょう。
機転を利かせて、コミュニケーションに気を配ること。
さらに、これまでのストレスや固執した考えなど、
余分な緊張を解いていくことが、改善の流れをつくっていくでしょう。
22日小雪、太陽は射手座に入ります。
そして、翌日23日は木星に接近する
ハイテンションな満月を迎えます。
執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
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—- 新月とは —-
地球から見て、太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
旧暦(陰暦)では新月から1ヶ月がはじまります。
占星術では、太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日
として、その月のテーマを読み取るときに用います。