山羊座の満月リーディング(2023年7月3日)by Graha
山羊座満月のホロスコープ|2023年7月3日20:38(東京)
満月の星読み|山羊座の満月図リーディング 本公開!
満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
2023年7月3日20:38 月は山羊座12度(数え)、太陽は蟹座12度で満月を迎えます。
この地球とすべての生命に強力なパワーを降り注ぐ満月です。
生命をつなげる仕事。私らしい役目に目覚めます。
6月21日に夏至を迎え、太陽がもっとも高く輝きそのパワーは最大です。
1年の中でも最も「陽気」な時を通過しました。
この夏至直後の満月は「地球の全生命の営み」を強力に照らすパワーを与えます。
山羊座と蟹座がつくる満月の意味
蟹座は母と子を象徴するように、命を育む家庭、日常生活、身近な地域のコミュニティです。
山羊座は、国家や集団をまとめる組織、経済運営や社会制度などです。
対極に位置するこの2つのサインに、個人的なテーマはありません。
つまり個人が生きている集団的環境に焦点があります。
私が生きている国の政治、経済、国際的状況や民族性といった大きなフレームから、
私の職業や職場、家族や親族、日常の暮らし、地域環境など…
個人はこうした環境条件の中で、運命を供にしているということです。
仮にひと度、戦争や災害に遭ったならば、個人の運勢は奪われてしまいます。
我々の現実世界をよくよく見つめる時であることがわかります。
6月18日の新月は、海王星とスクエアの関与を受け、
集団的スケールで、何か大きな軌道修正が起きました。
これまでの当たり前の現実、体制が大きく崩れ始めています。
社会もあなた個人の生き方も、その運勢を変容させるような揺らぎが起きました。
満月は木星とトライン(120度)、土星とセクスタイル(60度)に配され、
ゆりかご(クレイドル)と呼ばれる台形の複合アスペクトを形成します。
今回の満月は天体同士の連携が素晴らしいと言えます。
天体のネットワークはファイナルの魚座の海王星へと合流していきます。
気が早いかもしれませんが、
これまで支配していた社会システムは終焉を迎え、新しい世界を創り出していく、
乗り出すための「渡りに船」、船出が始まったことを示唆しているかのように思えます。
海王星ですから当然、まだ形に表われてはいませんし未知数です。
ひとそれぞれが想い描く想像力、精神性、無意識の力によりますから個人差もあります。
しかし、この土と水のサインによる複合アスペクトは、知ってか知らずかも、
その船は目の前に表われている、もう用意されていると見てよいかもしれません。
表れている現実を、ありのままに受け止めるならば、
今、そしてこれから具体的に何をしていったら良いのか、ここを足掛かりに、
何を目指したいのか、その答えがあらわれているでしょう。
土星と木星がサポートするこの満月では、現実に焦点が合えば、浮つくことはないでしょう。
実際的、建設的な方向性をサポートされています。
満月は12ハウスと6ハウスで起きます。
12ハウスに入る月は、心理的な作用を増幅しますから、
不安や不信など内面の感情が生み出す集団心理が作り出す「民意」を強めるでしょう。
太陽と水星が配置される6ハウスは、日々の生活習慣、健康管理、トレーニング課題、
そして働き方や、その職場の状況やその活動にテーマがあります。
社会的には、労働問題、国防、公衆衛生や医療、食糧問題などの必要物資の自給率などです。
つまり私たちが安全に生活を維持、管理していくためのあらゆる仕事に関係しています。
いずれにせよ、この2つのハウスは来るべき時に備えて、どんな準備をすべきかを示します。
内面と現実の行為にアンバランスがあるのならば、調整や工夫が必要でしょう。
心に問いかけ、これらのテーマを見つめてみましょう。
双子座の新月から重要な働きをしている水星(知性・情報)は、
月とオポジション(180度)を通過します。
決めたこと、何らかの判断、情報のリサーチ、調べ知ったことを受けて、興味を持ったことも多いはずです。それらをもっと活用し、現実に反映させていきます。
教育的な働きを強調するので、人に伝える、教えるなど、情報を共有すること、
日頃のコミュニケーションへの工夫、情報や学びを交換しあったり、情報格差を改善します。
それは職場の仲間同士で、家族のあいだで、助け合いの精神で働いています。
情報を得ること、知ることで不安を解消したり、問題が解決したり、判断がついたりと、
情報の質が人生や生活を左右するだけでなく、運命にすら影響することを実感させられるでしょう。
獅子座の金星と火星がコンジャンクション(0度)し、牡牛座の天王星とスクエア(90度)。
男性や戦いの火種は、平和的方向を見せ、その姿勢は軟化し、歩み寄りがあります。
男女ともに自分らしさ、自己をさらけ出すような思いきりや冴えがありますから、
自分の直観や気づきが、判断や行動に表れやすいでしょう。
転機が来ている牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座、これら固定サインに太陽や月がある人、
特に日頃は控えめな牡牛座さんは、もっと自信を持って自分を表現しましょう。
月のサビアンシンボルは、山羊座12度「講義をする自然の学徒」
私らしい役目に立つ。建設的なリレーションシップ。
縁ある仲間と協力して共に創る、未来につながる学び。
教育を意味するシンボルですが、山羊座ですから社会派です。
真にこの現実社会の問題を解決するための新しい戦略、新しい手法、
次世代の社会システムを創り出す、研究や議論に取り組む有志の学徒たちです。
純粋な学びの場を保つため、世俗的な邪魔(金儲けや権力、政治的圧力など)を排除します。
志ある少数精鋭によるクローズの勉強会です。
自然の学徒ですから、自然の道理に沿った学びです。
次世代へとつなげるために「教育」は特に重要なテーマです。
教育とは、命を尊び、成長の豊かな可能性を開くための取組みです。
そして自然の学徒に還れば、生命力の根源なるものから多くの智慧を学べることが分ります
太陽のサビアンシンボルは、蟹座12度「メッセージを持った赤ん坊をあやす中国人の女」
新しい可能性の「芽」を信じて、大切に育て上げようとする精神です。
まだ未知の種のようなものなので、ここでは育てるという気持ち、その信念が
次世代の創造につながることを意味します。
目の前の実利にとらわれる人にはできない芸当ですが、
「育てる」行為行動は、親心、母性においては自然なあらわれです。
自分の中にある育てたい「芽」に注目して大切の育てていきましょう。
その可能性の「芽」は決して見過ごしたり、他人に踏みにじられてはいけません。
いずれは実社会で生かされる時が来ることを、信じるからこそ出来ることです。
未知の可能性への取組みは、将来を見越した成長戦略となるでしょう。
社会状況に関連する木星(牡牛座)と土星(魚座)による複合アスペクトにより、
その「ゆりかご」が用意されました。
現在の生活や仕事、現社会の問題を解決する取り組み、次世代に備える行動が始まったと言えるでしょう。
☞ 次ページ:山羊座満月(7月3日)~ 蟹座新月(7月18日)迄のトランジット
執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
所属:東京・代々木店、オンライン支部
ツール:西洋占星術
占星術カウンセリングと
ホロスコープ・リーディング・セッション(西洋占星術の個人レッスン)を提供しています。
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