射手座満月のホロスコープ｜2023年6月4日12:41（東京）

満月の星読み｜射手座の満月図リーディング

満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄（約2週間）のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

2023年6月4日 12時42分、月＝射手座14度（数え）、太陽＝双子座14度で満月です。
満月図から読み取れる、これから2週間のテーマは…

どの価値観を選びとり自分が生きる世界をつくっていくのか試されるとき
現状への問いをもち、自分の能力をいかしてどう生きるかを多角的に現実的に考える

6月は後半に夏至をむかえる、季節のかわり目にあたる月です。

今は水瓶座で逆行中の冥王星が
山羊座へ戻る直前の気配があらわれているタイミングでもあります。

運気のうつりかわりにともなって、
体調や気持ちの面でもデトックス作用や不安定さなど感じはじめているかもしれませんね。

日本ではちょうど梅雨に入り、雨が多くなる時期。
しっとりと体にしみいるような湿り気に、ひたる雰囲気もありながら、

視野を曇らせる余分な水気（感情や慣習）をはらい、現状を明らかに見て意見をかわしあおう、
という知性の働きが活発になっている星まわりです。

満月をつくる双子座の太陽と射手座の月は共に、考え・コミュニケーションにかかわります。
無意識下の制限や現実化をあらわす魚座の土星を頂点としてTスクエア。
冥王星と金星がオポジション。冥王星は月とセミスクエア、金星は太陽とセミスクエア。

満月をめぐる星の配置には、感情を抑圧してきた体験をへて、ようやく気持ちを言語化できる状況や
深く強い内がわの体感をともなって生まれた価値観や美意識や知恵を伝えたい欲求があらわれています。

これまで何となく感じてきた違和感について。
その意味が理解できる情報を手にして長くとどまってきた困難な状態から抜けだしはじめたり
個人的に学び体験してきたことが体感として腑に落ちてそこから得た知恵をまわりの人に伝えたいと思ったり、
している方もいらっしゃるかもしれませんね。

今年３月に水瓶座にはいった冥王星ですが、6月11日にいったん山羊座にもどります。

この３ヶ月間に、強い圧力を受けるように向きあわざるをえなかったテーマがあるでしょうか。
思いきった変化を試した方もいらっしゃるでしょう。

次に冥王星が水瓶座にうつるのは、来年2024年1月。

これからおよそ半年間は、過去3か月間の体験についての実際的な見直しや、
組織化・効率化をはかる期間になりそうですね。

冥王星は2024年1月に水瓶座に入ったあと
同年の9月にまた山羊座にもどり、
水瓶座に完全に移行するのはその2ヶ月後の2024年11月です。

段階をへて、洗練させ、進化させていく、といえますね。

現状への問いをもち、多角的に考える

オリエンタルラジオ中田敦彦さんの業界への提言

この満月図を読んでいるとき、
ちょうどオリエンタルラジオの中田敦彦さんがご自身のYouTube番組に投稿した動画
『【松本人志氏への提言】審査員という権力』が話題になっていました。

ダウンタウンの松本人志さんが
多くのお笑いの賞レース番組で審査員をされていることについてふれ、

「松本人志さん以外の価値観を持つ人たちにそのハンドルを渡すことで、
お笑い界に新しい価値観や新しいスターができる土壌を作ることが、
お笑い界全体への貢献になるのではないか」

という個人としての意見を話されています。

射手座の月は意見をハッキリと伝えたい欲求。

長く胸に抱えてきた想いと、ご自身の体験をもとに、
「業界をより成長させるには」という自分の考えを発信する、のは
今回の満月の星のエネルギーをあらわしているひとつのカタチでは、と思いました。

天王星と水星の合が他の天体とアスペクトをせずアイランド。

中田さんの、ご自身が松本人志さんの“流派”ではないから思いきったことが言えるとする立場は、
どこにも属さずに率直な意見をのべる天体の様とかさなります。

射手座の月と双子座の太陽とオポジションは議論し多角的に考える。

この発言の余波で、さまざまな方がそれぞれの意見を発信されているのも興味深いですね。

どの価値観を選びとり自分が生きる世界をつくっていくのか、自身に問いかける

中田さんのように、感じてきた想いや考えをまわりに伝える、
その余波を受けて、自身の考えを表現する、など。

これまでの自分の価値観とはちがうものも含めて、さまざまな意見を見聞きしたことが、
今の自分がおかれている現状や過去の体験への見直しをせまり、
多角的な理解をふかめるきっかけになりやすい時期でしょう。

今、プレッシャーを感じる出来事があれば
それについてまわりの人と率直に話し合うことで、
これからの成長につながる気づきがあるかもしれませんね。

土星と海王星以外の天体の流れはすべて金星に集まり、金星→月→木星→金星…とループします。
木星はドラゴンヘッドと合。
さらに木星は、月と海王星のミッドポイント、金星と火星のミッドポイントにあります。
蟹座の最後の度数域にある金星は6月5日に獅子座へ抜けて冥王星とパーチルにオポジションを形成。

感情の癒しをへて成長し、自分らしい表現をとりもどし発展する機会へとつなげたり、

家族や地域など、これまで属してきた場の価値観とあらたに手にした価値観とを客観的に理解して、
ここから必要なものをそれぞれの中から選びとり
あたらしい表現やスタイルを創りだしていったり、もできそうですよ。

不安を明らかにして現場で真に必要とされる方法をみつけるために意見を交わす

今回の満月図では、海王星がディセンダントにピタリとのっています。

あいまいさや不安をしめすムード。
ここ数日の北朝鮮のミサイル発射のニュースなど、外交への不安や困惑があらわれているようです。

マイナンバーカードの活用拡大に向けた改正マイナンバー法などの関連法は6月２日に成立。
マイナンバーカードをめぐっては、別人のひもづけや、誤登録
別人へのポイント付与などのミスが多数報告されており、今は不安要素が多いですね。

かわりゆく状況のなかで圧迫されそうな安全（冥王星と金星がオポジション）を守るために、
情報をあつめ、意見をかわす必要もありそうです。

6月4日（満月）から6月11日（下弦）までの星模様（トランジット）リーディング

日ごとに変化していく星模様（トランジット）が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
青文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。

○　満月から下弦　○　（6月4日〜6月10日）

6月4日～5日（水星が天王星と合）
まったく新しいアイデアがひらめくかもしれません。あたらしい技術をとりいれるのもいいですね。
知性がきわだつときです。考える、伝える、理解する、の活動がふだんより活発になるのでは。
自己主張もつよまるでしょう。自分らしい発信を試しても。

6月5日（金星が獅子座へ、金星が獅子座にあるのは10月9日まで）
逆行をふくむためいつもの約3週間よりも長く、約4カ月間獅子座に留まります。
その間、木星と３回スクエアになります。

愛情を堂々と表現すること。豊かな遊び心や創造性発揮。
クリエイティブなお金の遣い方。人間関係の中でのプライドの扱い方。
などが重要なテーマになりそうです。
華やかなイベントへの参加や、楽しい交流もふえそうですね。
お財布のひものゆるみや衝動買いなど、過剰にやりすぎやルーズになる傾向には気をつけて。

6月5日～7日（金星が冥王星と180度）

つよい感情の抑圧や、強烈な欲求、深い愛などに気づきそうです。
自分の中で我慢しているものが大きいほど、はじめは妬ましさや怒りなどとして味わうかもしれませんね。
内がわの気持ちをどっしりと受けとめて味わえば、何を求めているのか分かってくるでしょう。
大切なものをいったん失い、その時がきたらちがう形でとりもどす。
あるいは失ったと思っていた愛情や価値が復活するなども。
独自の美意識の発揮。好きなことをとことん追求すると芯からの歓びが湧いてくるかも。

6月9日～11日（水星が海王星と60度。水星が冥王星と120度）

考え方が変容していくときです。
いつもならば理解できなかった深い意味や、見えていなかった可能性などに気づくかもしれませんね。
直感的、洞察的知性がきわだちます。イメージを表現したり研究に打ちこんだりするのもいいのでは。
疑い深くなったり、理解があいまいになりやすい傾向も。
対話は表面的でなく、じっくりと、共感的な姿勢をもつと本音の話が聞きやすいでしょう。

⇒    続きを読む（ 6月11日の魚座の下弦図リーディングと下弦から新月までの星模様）

⇒　満月のクリスタル・メッセージを読む

執筆者　【今田ちえ プロフィール】

宮崎支部・オンライン支部所属。

ツール：心理占星術、タロット、インナートーク

ホロスコープ、タロットカード、インナートークをつかい、イキイキと日々をすごし、望みをかなえていくお手伝いをいたします。

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