新月・満月読み 新月・満月読み

2023/2/5

獅子座の満月リーディング|2023年2月6日 by Graha

獅子座の満月図|2023年2月6日3:28(東京)

2023年2月6日獅子座の満月図とアスペクト表

 

満月の星読み|獅子座の満月図リーディング

満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、新月で提示されたテーマの結果、そして、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

 

2023年2月6日3:28 月は獅子座17度(数え)、太陽は水瓶座17度で満月を迎えます。

新たな展開、未来を創り出す土台となる「つながり」が強化されます。
与えられた役割に動かされ、人生のクリエイターである自分を取り戻しましょう。

主観と客観の入れ替えが起きる満月です。
私の思い込みや、今の現実を作っている私の考えと、周囲の反応や人間関係のギャップ
変化する時代の流れの狭間で、変らなければならない自分を実感するでしょう。

自分に向けられた要求や、変化の動き、周囲の人の意見を聞き入れる時です。
それを受けとめ、感じ、考え、どうしたいのか、自問自答します。
自分の本音や意志を、もっと深いレベルで知る、気づく必要があるでしょう。

これまでこだわっていた小さなエゴを手放すことで、新たな自由の風が吹き込みます。
そして、新たな役割に必要とされている自分の存在に気づかされるでしょう。

満月に天王星(革新・自立)がTスクエアを形成するタイミングです。
水瓶座の太陽は2ハウス(収入・才能)、獅子座の月は8ハウス(契約・信頼取引)に
固定サインの太陽と月が、固定ハウスに位置し、維持や強化を強調します。

新しい未来のための革新、自立という課題が関与します。
会社や組織においての役割や責任感、ここまで続けてきた想いや固定観念から解放され、
発想を転換し、よりベストな理想の生き方を目指して新たな変化を創り出します。

トップの異変や改変を合図に、大胆な意思決定、打開的行動が起きたために、
立場や地位が変わり、まったく新しい土壌を創り出すことにつながっています。

あなたの取り巻く周囲の動きは、新たな環境つくりへと柔軟かつ開発的に動いています。

今回の満月の影響が大きいのは、水瓶座、獅子座、牡牛座、蠍座の固定サインの人々。
それぞれ強固な意志の持ち主なので、そう簡単には動かない傾向を持ちますが、
頑なであればあるほど、変化は強風となって異例の出来事に襲われたかもしれません。

これまで無理してきた事のバランスを変える時が来たのです。

1月21日の新月図が示すMC(目標)は、蠍座(つながりの強化)にあり、
その結果を示す今回の満月図のMCは、天秤座(関係改善・協力・平和)です。

今回の新月に流れるテーマから、あなたに深い縁のある様々な人間関係を通して気づきと自覚が生まれ
その結果として、つながりの再編成と、改善、強化へと導かれていることがわかります。

職場などの仲間との関係や、所属する組織内部の役割、あなたの家族、親族、家系などの血縁を通して
それぞれの個性や立場を理解した上で、助け合う必要性を感じさせる場面が多かったでしょう。

新たな形を創りだすために、抱え過ぎず、連携して、協力体制をつくること、
役割分担して動くなど、それぞれが行動することによって形成されようとしています。

従来のトップダウン式ではなく、ネットワーク的な関係性の強化につながり、
個々が自立して動くことで、個々の存在、それぞれの役割が際立ってくるでしょう。

高齢者の介護や子育て、貧困や地域格差など社会問題を
皆が総出演すれば、社会全体で支えていくことができるでしょう。

新しい社会インフラは、さらに充実していくでしょう。
使えるものが使って、より自由に行動できるふり幅を広げていくことが出来るはずです。

これは来るべき時代を向かえるための足固めの一歩ともなるもので、
地に足をつけた生き方につながるでしょう。

 

トヨタの社長交代宣言は、象徴的な出来事でした。

社長を退任した豊田章男さんは牡牛座の太陽を持ち、その太陽の上をトランジットの天王星が通過中です。

日本を代表する大企業の新たな改変は各業界を刺激して世代交代が進み
若い人材の押し上げなど組織改革や革新が進むでしょう。

今回の新月からの流れは、日本にとって再生と強化につながる動きを強めました。
新しい強化体制が積極的に進められ、日本の社会が活性化していくことが期待されます。

 

さらに牡羊座のキロン(身心の被害と治癒)は獅子座の月と火のサイン間のトライン(120度)を形成。
満月に対してメディエーション(緩和と調整)を形成します。

身体と心、精神性を無視した社会制度によるひずみは社会問題として発生します。
キロンはそれに伴う被害や被害者、そしてそれを癒す、改善のための知恵を与えます。

牡羊座にあるキロンは、人間の本能、生命力がダメージを受けていることを示します。
産み出す力や熱量が弱められ、自己治癒力が傷ついていることを語ります。

新型コロナ感染対策は三年目に入りました。
実情やその被害を受けて、感染症対策の緩和や調整がすすむでしょう。

あなたの生命力を健やかにし、本来の生命力を高め、取り戻すための知恵を身につけ、
体温を上げ、血液を巡らせ、情熱を感じ行動できる自分の熱量を高めましょう。

 

月のサビアンシンボルは、獅子座17度「ベストを着ていない聖歌隊」

この楽隊は、形式やルールなどお構いなしに、ただ楽しく歌ったり、演奏することで、
自分らしさを開放し、ノリノリの高揚感を楽しみます。
獅子座の「17」のステップでは、楽しみと喜びに解放することで、
より高次のメッセ―ジや活力が得られることを暗示します。

メンバーはおそろいの衣装など着ずに、それぞれ思い思いの服装で楽隊に参加しています。
組織の離脱者による楽隊かもしれず、自然と寄せ集まった仲間による楽隊かもしれません。
気の合う仲間のラフで楽しい楽隊です。

個性的な面々が集いユニークな音色が奏でられ、皆をひきつける活気が生れます。
こんな試みから、真骨頂が生れるものです。

聖歌は天に通じるもの、あなたの歌や言葉を想いのままに表現してみましょう。
この満月は、日常からそっと抜け出し、特別なクリエイティブな時間をつくりましょう。

 

太陽のサビアンシンボルは、水瓶座17度「ガードをしている番犬」

自分勝手な行動、行き過ぎた自己中心的な振る舞いは、みんなにとって迷惑です。
その対応策が「番犬」や「イエローやレッドカード」でしょう。
水瓶座は、個人を否定するのではなく、論理的に、新しい技術や仕組みでクールに対処します。
獅子座との温度差を際立たせるでしょう。獅子座にとっては「冷や水」です。

ありのままの個性を発露して生きる人への、周囲の反応や対応です。
空気をよむ公共的なセンス、人権的センスや、幅広い視点による素養が問われるでしょう。

簡単に言えば「自分さえ良ければ」というロジックは通用しないということです。

当然ながら、社会を混乱させるような悪質な行為行動に対処することも含みます。
個人情報やセキュリティーの問題など、人権を守ることにテーマがあります。

 

2月6日(満月)から2月20日(新月)までの星模様(トランジット)リーディング

日ごとに変化していく星模様(トランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
ピンクの文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。

 

○ 満月から下弦 ○ (2月6日〜2月14日)

満月から下弦|月の満ち欠け

積極的に自分の身近な環境を改善していく活動をしていきましょう。
自分の地域や、足元にある問題に対処していくことが先決です。

ずっと気にかけていたこと、変えなければならないことについての話題、
やりとり、特に職場の労働状況や生活環境に焦点があるでしょう。

言いたいこというだけでなく、相手の立場や言葉に耳を傾けながら、積極的によい流れを作っていく。
風通しのよいコミュニケーションによって改善が進みます。

2月9日、ジュノーが牡羊座のキロンを通過します。
主婦や女性を守るジュノーのパワーは、女性性の生命力を伴う権利の主張です。

これまでの、人の生命より利益優先の在り方による不当な扱い、不平等、
それによる被害や損害をそれぞれの立場で受けているはずです。

民法に関連します。
弱者や被害者は、泣き寝入りせず、しっかり立ち上がって主張し、
訴訟を通して、その存在を知らしめる役割があるでしょう。

2月11日、水星は冥王星とコンジャンクションし、水瓶座に入ります。
土サインの山羊座から、風サインの水瓶座への冥王星の移行は、今年重要な通過ポイントです。

もう過去と未来の振り分けが明確になりました。
もう限界なのは明らかで、不要なものを捨て去り、抹消すべきことを処理しましょう。

また借金や未整理な案件はさっさと片づけましょう。
新しい目標に立つための準備を進めます。

 

▽ 下弦から新月 ▽ (2月14日〜2月20日)

下弦から新月|月の満ち欠け

自分を取りまく人間関係、特別なつながり、導かれていくつながり、
大切なつながりのお陰と、その歴史や経緯をじっくり思い返してみましょう。

蠍座の月で下弦を迎えます。
月は海王星・金星とトライン、土星とスクエア、冥王星とセクスタイル。
重要な天体とアスペクトを結びます。

自分を取りまく人間関係、家族、世話になった人、
そうした多くの人のお陰と、助けと世話があったからこそ今の自分がいます。

自分が存在する、今に至る歴史を振り返り、それを大切に思うなら、
自分自身の存在もまた深みを増し、またそれらの人に、どんなお返しができるのか、
楽しい未来や可能性があるのかが見えてくるでしょう。

それこそ、地に足のついた筋道を導く秘訣かもしれません。

2月17日、水瓶座の太陽は土星とコンジャンクションします。

代表者の地位や、今後の方針、目標を定める時でもあり、
デジタル化など、これまで進めてきた未来的な計画について、ひとつの結論が出る時でもあります。

ダボス会議の開催を終えたところです。
国家を超えて適用される、国際社会が進める方針も示されるでしょう。

デジタル化やAIの活用が進むなか、今の人類が手にしている最先端のテクノロジーを、
人間のため、地球のために、どのように使うのかを見極めるときでもあるでしょう。

魚座の金星は海王星とコンジャンクションです。
2月20日に金星が牡羊座に入るまで、金星は魚座を進みます。

最終サインである魚座を通過している金星は
心からのよろこびや楽しみ、恋愛や、愛する人や物事に対する思いなど
時空を無視して過去を振り返ったり、夢見モードで心情的にあれこれと思うところが湧いてきます。

自分が生きる上での大切なよろこびや、美意識に関係することであり、
ホルモンバランスをつくりだすその影響は、美容や老化、寿命に関係します。

そうした「こころとからだ」に目を向け、春の目覚め、スタートを前に、
どのように自分を再起動したらよいか、じっくり感じてみるのも良いでしょう。

2月19日、二十四節気の「雨水」を迎え、太陽は魚座に入ります。

次の新月は2月20日。魚座で新たな月がスタートします。
新年度スタートである「春分=3月21日」前の、最終準備の月になります。

 

⇒ 満月のクリスタル・メッセージを読む

次回、2月20日の新月リーディングは、2月19日の新月形成時に公開します。
新月・満月メルマガに登録すると、新月前日に新月リーディングをお届けできます

 

 

執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】  

Graha|西洋占星術師・ホロスコープリーダー(東京・代々木店とオンライン店に所属)

所属:東京・代々木店、オンライン支部

ツール:西洋占星術

占星術カウンセリングと、ホロスコープ・リーディング・セッション(西洋占星術の個人レッスン)を提供しています。

 

 

 

メールマガジン『新月に読み解く! 星からのメッセージ』

この新月読みは、新月メルマガのホンの一部です。

第三の眼のメルマガに登録すると
毎月、新月と満月の前日に、最新版の新月or満月読みと、お店の最新情報、メンバーコラム等が届きます。
メルマガ購読者特典もあります。
こちらから登録いただけます。