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2018/10/9

2018年10月9日 天秤座の新月リーディング by 天音絢文

2018年10月9日12時46分 新月ホロスコープ (東京)

 

 

今回の新月は天秤座の16度で起きます。時間は12時46分です。

 

天秤座は、後半6サインの始まりに位置します。

 

前半6サインが、それぞれのプロセスを踏みながら、
個としてのありかたを確立(成長)させていくことをテーマとするなら、
後半6サインは、社会のなかで自己を成長・成熟させることがテーマとなります。

 

前半6サインの最初の牡羊座が、個としてこの世に誕生する段階なら、
後半6サインの最初の天秤座は、違う個の集まりである社会のなかに、
飛び込んでいく段階です。
人と出会い、パートナーシップを築くこと、それが天秤座のテーマです。

 

外向的な男性サイン、活動サインであり、
金星を支配星とする天秤座は、相手を惹きつける魅力を表現し、
互いに心地よい関係づくりを意識しながら、積極的に人間関係を広げていきます。

 

しかし、今回の新月では、天秤座の支配星の金星が新月の3日前から逆行を開始し、
より内省的・内向的な流れが示されています。

 

さらに、新月自体も、冥王星とスクエアのアスペクトをつくり、
過去を振り返り、心の深みにおりていきながら、
問題の根本に焦点を当て、徹底的な変容を図ることが求められる新月です。

 

天秤座の新月なので、そのプロセスが対人関係を通してあらわれやすいでしょう。

 

新月図では、逆行している金星は、火星とスクエアであるため、
ときには、なんらかの対立や意見の相違が起きるかもしれません。

 

けれども、冥王星の変容は、まずはすでに意味のなくなっていることに対して、
徹底的にピリオドを打つことによって、はじめて再生がもたらされます。

 

人(対人関係)は鏡といわれますが、
今回の新月では、妥協することなく、
他者との関係を通して自分を徹底的に見つめ、
相手との関係性自体を見つめ直すことによって、
これまで動かせなかった流れがゆっくり動き出すときです。

 

今回の新月は、冥王星とのスクエアの少し手前で起き、
そして、天秤座の支配星の金星も逆行中であるため、
冥王星の「死と再生」でいえば、“死=ピリオドを打つ”ことに焦点が
あたる新月といえるかもしれません。

 

自分の心の奥底までみつめ、十分に納得のいく答えがでれば、
次の満月は天王星が重なるため、より自分らしい方向への扉を開く
転機を迎えることができるのではないでしょうか。

 

東京の新月図では、アセンダントに冥王星が重なり、天王星がICに重なります。
マンデン図でアングルに大きな惑星が重なるときは、大きな変化が生じやすいといわれます。

 

新月は9ハウスにあるため、視野を広げ、未来へのビジョンを描きつつ、
新たな国づくりのための象徴的な動きが始まるような時期になるのかもしれません。

 

● 新月 ● (10月09日~)

 

新月の時点で、冥王星と接近のスクエアの太陽は、
12日に正確なスクエアとなります。

 

そして10日に蠍座に入った水星が天王星と正確なオポジションとなり、
逆行している金星も、11日に正確なスクエアとなります。

 

そのため、新月後の数日間は、緊迫感の高い時期になりそうです。
月も10日から12日にかけて、水星や金星の上を通過していき、
対立軸が明確になるでしょう。

 

太陽と水星が、変化・変容を表すトランスサタニアンの天王星・冥王星と
ハードなアスペクトを形作るため、
状況や関係性の変化が生じやすいタイミングです。

 

きっかけは突発的に思えるかもしれませんが、原因は根が深く、
過去から続いてきた問題を根本的に解決するための変化です。

 

金星と火星がスクエアであるため、
対人的な行き違いが表面化しやすい流れですが、
金星は海王星とゆるくトラインであるため、
痛みをそのままにすることなく、しっかり向き合うことで、
過去から続いている感情的なしこりを水に流し、
より深く互いを受け入れていくことができるようになるはずです。

 

上記のハード・アスペクトのピークを越え、
月が射手座に入る12日夜あたりから、感情的な緊張感がゆるみ、
次の展望を意識するようになっていくでしょう。

 

△ 上弦 △ (10月17日~)

 

17日の未明に、山羊座の月、天秤座の太陽の間で上弦となります。

月は冥王星の上を通過したあとに、太陽と上弦となるため、
新月で布置されている太陽と冥王星のテーマを、
具体的な行動を起こしながら実現させる気持ちが沸いてきそうです。

 

新月以降、明確になった問題にたいして、
現実的な形で整理を図るタイミングです。

 

月が水瓶座を通る17日夕方から20日早朝にかけて、
過去の慣習や人間関係のしがらみに我慢できなくなり、
自由を求める衝動が高まりそうです。

 

衝動的に過去を切り離すのではなく、
広い視野で、さまざまな人の意見を参考にしたり、
長期的な視点で、未来や社会のなかでの自分のありかたを考えたりすることで、
今後に関してのヒントが得られそうです。

 

月が魚座を通る20日の早朝から22日の午後にかけて、
白黒はっきりつけるだけでなく、
建設的な折り合いのつけかたを模索しやすくなります。

 

太陽は天王星とのオポジションに接近しているため、
はっきりした変化を起こしたくなる流れですが、
それが自分ひとりのためではなく、
場全体やもっと多くの人のためになることだと意識し、
応援してくれる人たちの気持ちを感じることで、
勇気をもって、新風を吹き込む一歩を踏み出せるでしょう。

 

 

執筆者 【天音 絢文 プロフィール】  

 

天音 絢文

 

 

 

 

 

 

 

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