蠍座の新月リーディング(部分日食)|2022年10月25日 by Graha
蠍座の新月(部分日食)ホロスコープ|2022年10月25日19時48分(東京)
新月の星読み|蠍座の新月図リーディング(部分日食)
新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図(ホロスコープ)から次の新月迄(約4週間)のテーマを読み取ります。ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
2022年10月25日19:48に蠍座3度(数え)で部分日食を迎えます。
今回の新月は太陽の一部が欠ける「部分日食」でもあります。
その観測地は、北欧、ヨーロッパ、戦況下にあるウクライナ、ロシアを含む、中央・西アジア、
アフリカ北西部、パキスタン、インドです。つまりこれらの地域に日食の影が落とされます。
日本からは観測できません。
日食は歴史的な世相、時代の潮流に変化を引き起こします。
日食が観測される地域は、まさに世界情勢において注目されるエリアに当たりますが
対岸の火事ではありません。
今後これらの地域に起きてくる現象に注目しましょう。
身近な関係ほど、因縁的なもの、変わらないと思い込んでいたものにこそ、
異変が起きやすく、パワーバランスが激変する可能性があります。
日食が起きる蠍座では、現在に至る原因となったその秘密と向き合うことがテーマです。
あなたの現実も、世界の動向もすべて、それぞれの歴史、
命の流転により、原因と結果のあらわれとして、そのカルマ(宿業)をあらわしてきます。
今月は人との縁、そのつながりの意味、原点を考え直す月になるでしょう。
これまでの「土の時代」に象徴されるヒエラルキーは崩壊し、人と人をつなげる力学は変わりました。
お金や地位を維持し、形にこだわるなら無理や痛みが生じるでしょう。
「風の時代」による新しいつながりの模索が進んでいます。
引き合う力、結びつける力、逆に引き離す力も強く働くため、
好き嫌いや違いがはっきりすることで、
より良いつき合い方、距離感や新たな関係がつくられるでしょう。
新月のアスペクトは、金星とタイトなコンジャンクションに加え、
牡羊座の木星とインコンジャンクトを形成します。
共に生き残るため、共に新しい人生を生まれ直すために、誰と一緒にいたいでしょうか?
これからの新しい世界を想定して、そのシナリオを自由に描くときです。
それを信頼できる仲間、家族、大切な縁ある人に伝えあうこと。
また、自分のテーマにしっかりコミットすること。
あえて、自分の原点に立ち返って自分の「好き」の原動力に注目しましょう。
なぜならばそれが確実にあなたに力と喜びをもたらす秘密だからです。
例えば自分の好きや得意、趣味が高じて、何かの役に立ててみたり、
仕事にしたり、何か貢献できないかと考えてみる。
そうした開発志向の発想へと仕向けていくことが重要な布石になるでしょう。
小商い的な発想からはじめてみましょう。
何か新しいことをしたい。
漠然としている人は、外の情報に気を散らさないようにして、
集中して自分の「好き」に向き合う時間を努めてとりましょう。
現在は木星が逆行中です。
社会の停滞と混乱期間にありますから、
そのプロジェクトをすぐに開始することはできないかもしれませんが、
むしろ将来へ向けての準備・仕込みの時と心得るとよいでしょう。
木星が順行し、再び牡羊座に入る頃、また「春分」のタイミングを想定しましょう。
東京図では新月は5ハウスで起きます。
5ハウスには天秤座の水星も入り4天体が集います。
趣味や娯楽、個人の創造的な活動に関連するハウスです。
誰が何といおうと、個人的な楽しみを追求する活動を大切に。
個人的な趣味が注目されやすいでしょう。
スキャンダルの要因になるようなワードもここには沢山あります。
娯楽、恋愛、ギャンブル、宴会、パーティ、創作活動、
自己愛、道楽、文化・芸術、スポーツ、投資、観劇などです。
また人口の増減、出生率やこどもの問題、妊婦、国民の生産力などもテーマです。
個人の創作や思索の時間を大切にしたい。
自分で自分の人生のシナリオを描く。
恋する気持ち。愛する人やものと向き合うこと。
そして、それらに語りかけ、多くの会話を交わしましょう。
太陽は情報やコミュニケーションに関連する3ハウスを支配し、
月は経済力を示す2ハウスに関連します。
これから紅葉の季節ですし、家族や親しい友人と一緒に気楽にお出かけしたい気分です。
娯楽費について意識するところですが、無理ない範囲で楽しみのためにはお金を使うでしょう。
そんな楽しみやイベントを企画して、もっと仲良くなったり、親密になったり、
相手の事情や気持ちに触れて良い関係を築いていくこともよいでしょう。
新月は魚座のMCとトラインです。
思いやり、助け合い、楽しみを共有し、分かち合うことのできる社会。
身近な範囲でそのコミュニティが創られていくこと。
これこそが強力な安全保障です。
歩みよってより親しくなったり
信頼関係をつくっていく重要なときが蠍座の期間ですから
そのためには感情を解きほぐして、自分にも、相手にも正直な心持になれたら
関係を改善し、こじれたりすることはないでしょう。
● 新月 ●(10月25日~上弦まで)
始まりを象徴するアセンダントに双子座の火星が上昇します。
忙しくリズムが乱れがちだったり、散漫になりがちだった人は、気力をリセットしましょう。
ちょっと大きい目標をもって自らの行動を方向づけをすることが重要になります。
気が散りやすく、気ぜわくなりがちですが、
目的をもって、新しいことを学び、身につけ、何かできるようになること
新しい技術を学ぶことに夢中になれるときです。
10月27日、水星は火星とトライン、冥王星とスクエアです。
発想を切り替える、思い込みを外すことで、これまで知り得なかった情報に触れたり、
物事の秘密、本質に迫るといった思考力が高まります。
また主張すべきことを、はっきり言葉にして伝える重要なタイミングです。
水星は天秤座にあります。
直接対話を大切にしましょう。
生の情報、リアルな対話、顔が見える対話が重要です。
SNSなどの文字による言葉のやり取りによる誤解やトラブル、
フェイク情報の横行がいかに、害あるものであるかに気づくときでもあるでしょう。
コミュニケーションの原点に還る時です。
10月28日、逆行中の木星が再び魚座に入ります。
現在の社会の改善の最終の浄化の総仕上げに入ります。
水のサインが強調されますから、洪水のようなカオスな状況、
泥試合のような様相を見せるかも知れませんが、冷静に受け止めれば、
いかにすれば乗り越えられるのか、どう行動したらよいのか
すぐに判断することができるでしょう。
10月30日、水星は蠍座に入ります。
双子座の火星は逆行に入ります。日蝕の直後にはじまる火星の逆行は
年明け2023年1月12日に順行に戻る迄、2か月を超える期間になります。
予想外の展開やトラブルや争い、火種の飛び火などが懸念されます。
言動に気をつけ、いつも以上に慎重に、トラブルに巻き込まれないように、
注意力を怠らないようにしたいところです。
火星は技術に関連します。
トレーニングや習熟、再開、開発などに貴重な時間を与えてくれるでしょう。
身体を鍛えるのもおすすめです。この期間を有効に利用しましよう。
△ 上弦 △ (11月1日~満月まで)
水瓶座の月で上弦を迎えます。
蠍座の金星・太陽・水星がノード軸を通過し、
金星は牡牛座の天王星とオポジションをつくります。
特に蠍座、牡牛座、水瓶座、獅子座の固定サインを持つ人への影響は大きく、
決定的な変化、異例の出来事や展開が起きやすいでしょう。
新風を取り込み変わるきっかけがやってくるでしょう。
変化のプロセスは11月8日の皆既月食に向かって高まっていきます。
現実的にも重要なタイミングがやってくるでしょう。
物事が簡単に引っくり返ることを目の当たりにするかもしれません。
変化を恐れず、善悪の判断にとらわれず
起きることは最善であると信じ受け入れることで乗り越えられるでしょう。
次回、11月8日の満月(月蝕)リーディングは、満月形成時に公開します。
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執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
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