牡羊座の満月リーディング|2022年10月10日 by 天音絢文
牡羊座の満月ホロスコープ|2022年10月10日5:55(東京)
満月の星読み|牡羊座の満月図リーディング
満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
2022年10月10日 5時55分に
牡羊座17度(数え)の月と天秤座17度の太陽の間で満月となります。
人とのつながりの輪のなかで、経験を積み、社会的に成長していく満月
約二週間前の9月26日に、天秤座で新月が起きました。
12星座の後半6星座の最初に位置する天秤座は、いわば社会的デビューの星座。
社会という広いステージに飛び出し、自分とは異なる個性をもつ他者と出会い、交流し、
パートナーシップを築いていくのがテーマです。
そして、新月から約二週間立ち、月の光が満ち、10月10日に、満月を迎えます。
満月となる牡羊座は、12星座の先頭に位置し
個を打ち出しながら、新たな世界を開拓していく星座。
牡羊座と天秤座は、どちらも新たな世界に積極的に飛び込んでいく共通点があります。
相違点は、牡羊座のテーマが「自分=個」を意識すること、
天秤座のテーマが「他者=社会」を意識すること。
そのため、牡羊座で満月が起きる時期は、
天秤座の「他者との交流」や「社会性」を意識したうえで、
あらためて、「自分という個性」を打ち出していくテーマが浮上します。
いわば、人間関係のステージに立って、新たに大胆な一歩を踏み出すとき。
見知らぬ他者と出会い、交流する機会に富んだ現在のSNS社会では、
天秤座的なテーマが、より重要性を増しているでしょう。
そのなかで、牡羊座に象徴される「活き活きとした自分らしさや個性」を
表現していくことは、人とのつながりに、より情熱や温かみが加わり、
自分自身の活躍の場を広げ、ひいては社会全体の活性化にもつながっていくでしょう。
今回の満月は、天秤座の支配星の金星と、社会的な天体である土星とアスペクト
今回の満月に、関与(アスペクト)している星の特徴をみると、
天秤座のテーマがより強調されていることがわかります。
つまり、「他者を意識しながら、互いに心地よく、楽しみを分かち合える関係を築くこと」や、
「バランスのとれた、対等な関係を築くこと」です。
そのために必要なのは、マナーやルール。
といっても、そう堅苦しいことではなく、
親しみを込めた挨拶や、ちょっとしたプレゼント、
そして相手を不快にさせない常識を守ることなど、
他者への思いやりや心遣いを、具体的な形にして表現することです。
この満月は、他者の喜びが、自分自身の満足にもつながる、
「愛」ある交流の楽しみを再認識しやすいタイミングといえるのです。
星の配置がなごやかなので、
人間関係に苦手意識を持っている人も、これらのことを心に留めて振る舞うと、
いつもよりスムーズに、人の輪の中に入っていきやすいのではないでしょうか。
今回の満月は、具体的な経験や、社会的な成長が暗示されているので、
ぜひ、満月のメッセージを活かし、人の輪の中でさらなる成長を目指してみてください。
日本全体の世相を表す東京の満月図では、満月は、ASC―DESラインに重なります
前回の新月リーディングでは、
東京の新月図(日本全体の世相)について、新鮮なスタートの気運を感じつつも、
まだ、水面下で物事が動き始めると「胎動」といった雰囲気と書きました。
今回の満月図では、その胎動がより大きくなっていくような世相のムードを感じます。
閉塞的な社会情勢が終わりを告げつつあり、
人流が正常に戻っていく社会再生への胎動が、徐々に大きくなっていくのでしょう。
2021~2022年と続いていた土星と天王星のスクエアが
この新月の期間を最後に、徐々に離れていき、
さらに満月からの二週間のあいだに、土星が順行に戻ります。
2021年を中心に起きていた土星と天王星のスクエアは、
新旧の対立や葛藤、古い体制やシステムからの移行を表しますが、
いよいよ本格的な分離に入り、社会変動が次なるフェーズへと入ります。
この2年間、社会全体が耐え忍びながら、
不要なものをジワジワと削ぎ落していったようなムードでしたが
今後は、新時代に即したシステムの積極的な地盤づくりへと、大きな流れが変わっていくでしょう。
やや長期的な視点でみると、2020年末から始まった「風の時代」が、
本格的に社会に定着していく流れが始まったといえるかもしれません。
10月10日(満月)から10月25日(新月)までの星模様(トランジット)リーディング
日ごとに変化していく星模様(トランジット)が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
青文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。
○ 満月 ○ (10月10日〜)
双子座の火星と、混沌の星・海王星がスクエア。
火星は10月30日の逆行を前に、徐々に速度ダウン。
思い付きや思い込みによる行動によって、さまざまな混乱が生じやすいときです。
根拠のない噂話や、誤った情報によって右往左往する人が増え、
周囲の混沌とした状況に巻き込まれる人も現れやすいでしょう。
何が真実かわからず、すっきりしない苛立ちを感じるかもしれませんが、
勢いで突っ走るよりは、事実を確かめながら進みたいとき。
また、予想外の出来事が起きやすく、見込み違いの失敗もありそうですが、
必要以上に不安にならず、その都度、調整していきましょう。
いざやってみたら、周囲の応援を得て、勢いよく進むなんてこともありそうです。
天秤座の太陽と金星が、水瓶座の土星とトライン
満月から下弦にかけて、上記の混沌としたムードが漂っていますが、
その一方、周囲に惑わされず、客観的で現実的な意思をもって進めば、
物事を着々と形にしていくこともできそうな配置です。
特に、美的・芸術的なセンスを活かした、作品づくりには、うってつけの時期でしょう。
人間関係も、マナーやルールを守りながら、
礼儀正しく接している人は、信頼の絆を固めていくことができそうなとき。
相手を尊重する適度な距離感が、穏やかな関係づくりのコツになりそうです。
▽ 下弦 ▽ (10月18日〜)
天秤座の金星と、双子座の火星がトライン
満月から下弦前にかけての混沌としたムードが、
徐々に落ち着くとともに、人間関係が楽しく華やいでいくでしょう。
フランクな態度で、親しくなりたい人に声をかければ
恋も交遊も、スムーズに進展しやすいとき。
ぜひ、天秤座の季節らしく、交流の輪を広げていきましょう。
レジャーも楽しい盛り上がりに期待できそうです。
天秤座の太陽と金星が、冥王星とスクエア
一方、軽やかな星回りとは逆に、物事にのめりこみやすい星の配置もあります。
視野は狭くなりがちですが、何かに集中するのには、ピッタリ。
人間関係でいえば、特定の相手への思いを深め、関係をぐっと深めていくようなときです。
一方、嫉妬心など、ネガティブな感情にも気づきやすいでしょう。
シリアスになって、物事をつきつめて考える気分にもなりやすいので、
適度な息抜きと集中、ふたつの切り替えのバランスを図りながら、
手掛けていることを、さらに深化させていきましょう。
次回、10月18日の新月リーディングは、10月17日の新月形成時に公開します。
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執筆者 【天音 絢文 プロフィール】
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