天秤座の新月ホロスコープ｜2022年9月26日06時54分（東京）

新月の星読み| 天秤座の新月図リーディング

新月は、地球から見て太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
新月図リーディングでは、新月を太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日と考え
新月図（ホロスコープ）から次の新月迄（約4週間）のテーマを読み取ります。

ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。

2022年9月26日06:54に天秤座3度（数え）で新月を迎えます。

未来の発展を信じ、いざ新たな世界へ
人とのつながりの輪に飛び込んでいく新月

今回の新月は天秤座で起きます。

１２星座（サイン）を二つにわけたとき、
前半は個人的な成長のテーマ、後半は社会的な成長のテーマを内包します。

天秤座は、後半６星座の最初に位置する星座。

社会は、人と人とのつながりにもとづいて成り立っている集団です。
天秤座は、その社会のなかにデビューしていく星座といえるでしょう。

他者を意識することは、自分とは個性の違う相手の存在を認め合うことです。

天秤座はパートナーシップの星座といわれますが、
自分と異なる個性をもつ相手とのあいだで、対等な絆・協力関係を築き、
さらには、さまざまな他者が集まる社会という集団のなかで、
生きていくための振る舞いやマナーを意識します。

天秤座は、知性や思考を表す風、そして、自ら積極的に行動を起こす活動の星座です。

そのため、客観的な視点をもって、他者とのバランスを意識しつつ、
多くの人と出会い、誰とでも公平な関係を築けるように、交流の輪を広げていきます。

天秤座の支配星は、金星。
人と絆を結び、交流することは、金星の表す「愛」のテーマと不可分です。

自分も相手もともに、交流を通して喜びや心地よさを味わえるように、
社交的な振る舞いやマナーを意識します。

さらには、美意識やファッショナブルなセンスも、天秤座の司るテーマ。

天秤座で新月が起きる時期は、
あらためて、人とのつながりの輪の中に飛び込み、自分の世界を広げていくタイミングです。

そして、今ある関係性においても、
あらためて、愛のあるパートナーシップを意識していくときでしょう。

また、他者に喜びや心地よさを与え、自らも満足できる
美的センスを意識し、振る舞いをブラッシュアップしていきたいときです。

今回の新月は、発展や拡大の星・木星とオポジション（対向）し、強い刺激を受けています。

未来に向けてのスタートの勢いを感じる配置です。

新月はスタートですが、木星は、未来への希望を意識させ、
そのスタートを明るいファンファーレで盛り上げています。

また、今回の新月は、季節の節目である秋分からほどなく起き
切り替えの意味合いが強調されています。

つまり、この新月は、いつも以上に、未来の発展や可能性を信じ、
新たな世界へ飛び込んでいく、新鮮な勢いがあるのです。

ぜひ、それぞれのお立場で、新たなスタート、仕切り直しに取り組んでみてください。

日本全体の世相を表す東京の新月図では、
新月は、秘密や引退、隠れたものごとを表す第１２ハウスで起きます。

今回の新月は、新鮮なスタートの気運を感じますが、
日本全体の世相に目を向けると、まだ、水面下で物事が動き始めるといった雰囲気です。
新月が起きる１２ハウスは、生まれる前の「胎動」のような感じです。

また、新月の時点では、コミュニケーションの星・水星が逆行中です。

スタートの気運が、薄皮一枚かぶっているように、ハッキリとは表れにくいかもしれません。

ただし、天底に冥王星が重なります。

国民生活の根本的な変化を暗示します。

また、この新月の一ヶ月に、
昨年から続いている土星と天王星のスクエア（新旧の体制の葛藤と変化）が、ピークを迎えます。

新時代への脱皮のための葛藤が、底を打つようなタイミングです。
そのため、胎動が徐々に大きくなり、新たな社会の再生に向けての動きが強まっていくでしょう。

首相の入国者数の制限の撤廃発言は、今回の新月が表す状況を、示唆しているように思えます。

9月26日（新月）から10月10日（満月）までの星模様（トランジット）リーディング

日ごとに変化していく星模様（天体のトランジット）が人心に与える影響を細やかにリーディングします。
青文字は解釈の根拠となる占星術用語で、占星術に詳しい方向け。
詳しくない方は読み飛ばしていただき、リーディング部分のみお読みください。

●　新月　●（9月26日～上弦まで）

美と愛や調和をあらわす星・金星が、9月29日に天秤座へ。
金星は天秤座の支配星。ホームタウンに帰還し、勢いが強まります。
そして、対向にある発展の星・木星から刺激を受けます。

人と交流したり楽しみを分かち合ったりする場面では、
社交的なムードが高まり、活気がでてきそうです。

言葉のやりとりを表す水星が、逆行中で不安定な配置。

勘違いや、行き違い、対人関係での混乱はありそうですが、
実際に顔をあわせると、穏やかな笑顔の時間が流れやすいでしょう。

ここのところ、人と関わるのが億劫だった人も、
もっと多くの人と関わりたい、人間関係の輪に飛び込んでいきたい
…なんて気分が湧いてくるかもしれません。

天秤座の新月のテーマを実践し、ぜひ、社交の輪を広げていきましょう。
新たな関係性が生まれやすく、成長が望める時期です。

愛の星・金星は、奉仕の星座・乙女座から
対等なパートナーシップの星座・天秤座へ移動し勢いが強まります。

恋愛面でも、変化が表れやすいでしょう。

一歩下がって相手のために尽くしていた人も、前に出て、
二人にとってより対等な絆の結び方を模索していきましょう。

また、美的センスをいかす活動は、仕事でも趣味でも、
美の女神ビーナスの恩恵を受けて、華やかに展開されやすくなります。
ぜひご自身のセンスを披露し
多くの人と感性や喜びを分かち合える作品づくりを目指してください。

9月10日から逆行していた、
言葉や文書のやりとりなどのコミュニケーションの星・水星が、
10月2日に順行に戻ります。

ここしばらく内向的な気分だった人は、
10月2日を境に、もっと外の世界とのつながりを求めたくなりそうです。

特に、夢と混乱の星・海王星から刺激されていたので

最近、コミュニケーションの場面では、わけのわからない混乱が起きやすく、
ネガティブな想像や、思い込みが生じやすい星回りでした。

まだ、少々混乱状態を引きずるものの、
徐々に、人と意思疎通をしにくいムードがおさまり、通常の流れが戻ってくるでしょう。

△　上弦　△　（10月3日～満月まで）

10月2日に順行に戻ったコミュニケーションの星・水星は、徐々にスピードアップし
10月7日、コミュニケーションの星・水星が、根底からの変容の星・冥王星とトライン。

10月4日頃から7日頃にかけて止まっていた話が動き出します。

しばらく棚上げして熟成させたり、
水面下で練り直して修正をかけたりした話を、再開するのにふさわしいタイミングです。

システムの刷新ムードも強まる1か月です。
問題を感じていることの抜本的な改善に向けて、本腰を入れて取り組み始めたり、
自分をブラッシュアップするために、何かを学び始めたりしてみては、いかがでしょう。

満月が近づくにつれ、太陽は土星とトライン、
情熱と闘争の星・火星は、夢と混乱の星・海王星とスクエアに近づきます。

コミュニケーションの星・水星がスムーズに進み始めるのに対し、
情熱や闘争心を表す火星は、混乱したムードを強めていきます。

強い意志をもって、我が道を切り開こうとするときに、
思わぬ形で邪魔が入ったり、予想外の混乱が起きたりしやすい気配。

何が真実か見えにくくなりそうですが
焦って解決を図るよりも、問題点を全部洗いだしたり
互いの思い違いやずれを客観的に認め合ったりする作業を優先したいときです。

強引に押し切ることなく、さまざまな観点を認め合い、懐広く受け入れることで、
今後の進め方が、より楽になっていくでしょう。

また、太陽は土星と手をとって、形を整える流れです。

全体的な目標を見つめ直しつつ、
混乱を通して、今までよりもしっかりした形や基礎を固めていく方向へと、
進んでいくタイミングになりそうです。

⇒　新月のクリスタルメッセージを読む

次回、10月10日の満月リーディングは、満月形成時に公開します。
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執筆者　【天音 絢文 プロフィール】　　

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