射手座の満月リーディング|2022年6月14日:by 天音絢文
射手座の満月ホロスコープ|2022年6月14日20:51(東京)
満月の星読み| 射手座の満月図リーディング
満月図とは、満月が形成された瞬間のホロスコープ。
満月図からは、満月から新月迄(約2週間)のテーマが読み取れます。
ピンクの文字は占星術用語で、占星術に詳しい方・勉強中の方向けの情報です。
占星術に詳しくない方は、解釈文だけお読みください。
2022年6月14日20:51、満月が形成されます。
射手座24度(数え)の月と双子座24度の太陽による満月です。
向上心をもって、知性と精神性の高みを目指す満月。
一方、カオスめいた想像力と、客観的な思考の間でバランスをとる必要も。
今回満月が起きる射手座と、太陽がある双子座は、共通して、知的なテーマをもつサインです。
二週間前の双子座の新月は、子供のように、純粋な知的好奇心のままに、行動を起こしていくときでした。
そして、開花にあたる射手座の満月では、単なる知識や情報にとどまらず、より精神的な高みを目指し、
向上心をもって、自分のフィールドを広げ、新たな世界へとびだしていくときです。
満月は、魚座の海王星とTスクエアを形作ります。
現状に飽き足らず、もっと向上したいと望んで、趣味にせよ、仕事にせよ、恋愛・人間関係にせよ、
フィールドを広げていくにつれ、視野が広がり、様々な意見に触れることで、考え方も変わっていくでしょう。
同時に、モノの見方が変わるだけでなく、心理的にも大きな変化が伴いそうです。
これまで、どうしてもゆるせなかったこと、自分のなかの頑固なこだわりが、
たいした意味をなさないように感じられ、さまざまな人や状況を、ゆるやかに受け入れやすくなりそうな配置です。
ただし、過去を水に流し、未来への希望が広がっていきやすいものの、そのプロセスには、混乱が伴いそうです。
予想外のこと、期待外れのことに、迷いが深まり、
場合によっては、人に騙されたり、裏切られたりするような体験をする人もいるかもしれません。
けれども、それらを通して、理想や正義感だけではけっして量ることができない、
どうしようもない人間の混沌や闇を含んだ心の全体性への達観した理解や受容が深まり、
人としての成熟につながっていくのではないでしょうか。
また、この満月は、カオスめいた想像力が広がりやすいときであり、
それらの想像を言葉にして表現するのに向いている一方、
妄想の行き過ぎや、誤った噂や情報に踊らされないよう注意が必要です。
その場のノリだけで行動したり、場の雰囲気に流されたりすると、
周囲に混乱を巻き起こしたり、逆に、わけのわからない混乱に巻き込まれたりしやすいかもしれません。
満月は、水瓶座の土星によって調停されています。
客観的かつ現実的なモノの見方、ぶれない思考力などによって、
カオスめいた状況に流されることなく、一つの方向性を選んでいくことができるでしょう。
今回の満月は、さまざまな可能性への広がりをはらんでいるため、
多種多様な選択肢を前に、迷う人も現れるかもしれません。
けれども、現実を踏まえたうえでの思考の力によって、
そのなかから、未来につながる道を選び、パワフルな一歩を踏み出せるのです。
カオスめいた想像力と、客観的な思考の間で、どちらかに偏ることなく、バランスを取っていくことが必要な満月です。
とことん遊び、楽しみ、知り、学び、自分らしい知性やセンスを磨いていくとき。
双子座の支配星の水星は、双子座0度にあり、冥王星とトライン。
太陽がある双子座の支配星は、知性・コミュニケーションと関連する水星。
この水星は、双子座に入ったばかりの0度にあり、自らが支配する星座にあるので、強められています。
また、徹底・究極の変容を表す冥王星と、トライン(120度)。
太陽も遊びや創造性を表す第5ハウスにありますし、純粋な好奇心のままに、とことんまで遊び、知り、学び、
それらを通して、知性が磨かれ、モノの考え方が深まっていきやすいタイミングであることを表しているでしょう。
金星は牡牛座にあって、天王星と重なっています。
一方、美意識や愛、魅力を表す金星は、同様に、自らが支配する牡牛座にあって、強められています。
そして、変革・独自性を表す天王星と重なっています。
自分らしいセンス・美意識を表現することで、新鮮な目を向けられるような魅力が発揮されたり、
オリジナリティあふれる才能が認められたりしやすい星回りでしょう。
周りの目を気にせず、とことん遊び、楽しんでみたいときです。
6月14日(満月)から6月29日(新月)までの星模様
〇 満月 〇 (6月14日~下弦まで)
6月16日に、太陽が海王星とスクエア、土星とトラインになります。
さまざまな可能性に気迷いしつつも、客観的に物事をとらえ、方向性を見定めていきましょう。
水星も木星とゆるくセクスタイル(60度)。
「これだ!」と直感するひらめきが、自分にとっての正しい道筋を示してくれるのではないでしょうか。
6月19日に、金星が土星とスクエアになると同時に、同時に、海王星とセクスタイルです。
自分の感覚にこだわるあまり、周囲と不協和音が生じやすい星回りです。
太陽も海王星とのスクエアを過ぎたばかりなので、
思い込みによって、相手を疑ったり、被害者意識を高めたりする人もいるかもしれません。
その一方、美的・芸術的センスや想像力を活かしながら、
なんらかの形ある作品に仕上げていくのには、この上もないタイミング。
こんなときは、人間関係にエネルギーを注ぐよりも、
自分自身に集中して、好きなことに没頭するのもいいかもしれませんね。
6月19日を過ぎると、金星は冥王星とのトラインに向かっていくので、
誰かとの不協和音を乗り越えれば、さらに関係性が深まっていく成り行きに。
▽ 下弦 ▽ (6月21日~)
6月21日に太陽が蟹座に入ります。
太陽が蟹座に入るときは夏至。活動的なシーズンの始まりです。
この日を境に、ハッキリとした落としどころが見つからず、
どっちつかずのモヤっとしていた状況にあった人は、そこから抜け出し、急に身辺が活気づくでしょう。
活動サインで、太陽が木星とのスクエアに、火星は冥王星とのスクエアに向かいます。
新月前は、活動的なエネルギーがトーンダウンして、
物事を終わらせたり、手放したりするのに向いているタイミングです。
ところが今回は、活動サインで、エネルギッシュに行動する勢いを感じる星の配置ができるため、
新月前とはいえ、慌ただしい気分に火がつきそうです。
新しい物事を始めるのは、新月後の方が向いていますが、今後の新たな展開に向けて準備に着手したり
目の前の作業の山を片付けるのに、全力投球したりしながら、活気に満ちた星の時間をお過ごしください。
次回、6月29日の新月リーディングは、6月28日の新月形成時に公開します。
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執筆者 【天音 絢文 プロフィール】
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