2022年5月30日:双子座の新月リーディング by 天音絢文
2022年5月30日20時30分 新月ホロスコープ (東京)
新月の星読み|双子座の新月図リーディング
2022年5月30日、双子座10度で新月が形成されます。
活き活きとした好奇心のままに、世界を広げ、内面世界を言葉に乗せて、豊かに表現していく新月
今回の新月は双子座で起きます。
双子座は、知性や社交性・ネットワークづくりと関係する風のサイン、そして、調整的な役割を担う柔軟サインです。
言葉や文字を通して、誰かと誰か、何かと何かをつなぐコミュニケーションは、風の柔軟サインである双子座のキーワード。
「なぜ?どうして?知りたい」という子供のような好奇心のままに、多種多様な情報が飛び交う環境に飛び出し、
コミュニケーションをとりながら、知り、学び、知的な成長を目指すのが双子座です。
双子座で新月が起きる時期は、純粋な好奇心のままに、まだ知らない分野に目を向け、
学んだり、様々な人たちと交流したりしながら、自分の世界を広げていくのにふさわしいタイミングとなるでしょう。
また、双子座の支配星は水星、ハウスの対応では、第3ハウスにあたることをはじめ
今回の新月は、双子座に関係する要素が、全体的に強調されています。
新月は、創造性や自己表現、遊び心を表す第5ハウスで起きます。
新月図で、新月が位置するのは、第5ハウス。
第5ハウスには、双子座の支配星である水星も入り、世の中全体で、創造性や自己表現、遊び心(エンターテイメント)
といったテーマが浮上しやすいでしょう。
第5ハウスのカスプ手前には、突発的な変化、変革、独自性などを表す天王星があり、
この天王星が他の星と角度をとらないノーアスペクトなので、
エンタメ的な分野で、世の中を騒がせるような出来事が起きやすいかもしれません。
おひとりおひとりの立場でも、言葉や身に着けた知識や情報を通して、
なんらかの表現活動、クリエイティブな活動に打ち込んでみると、
新鮮な驚きとともに、これまでの自分の壁をひとつ突破して、波に乗っていきやすいかもしれませんね。
新月は、牡羊座の木星&火星とセクスタイル(60度)、魚座の海王星とキンタイル(72度)です。
新月は、牡羊座にある木星と火星のコンビと、協力関係を表わす60度の配置をとり、色づけられています。
牡羊座は、12サインのトップランナー。
5月11日から、牡羊座に発展と成長の星・木星が入り、
世の中全体で、新たな方向を切り開いていきたい気運が高まり始めています。
さらに、5月25日から、牡羊座に情熱と行動の星・火星が入り、その気運に火をつけています。
少し前まで、木星や火星は、魚座で海王星と重なっていたため、
モヤモヤした気分や、カオスめいた状況のなかで、
過去のさまざまな物事が、少しずつ浄化されていくような、
何かがゆっくりと終わり、滞っていた思いを手放していくような、
そんな体験や気分を味わったかたもおられるのではないでしょうか。
牡羊座に火星と木星が移動したことで、そこを抜け出し、清々しい心境で、
新たな地平に目を向け始め、動きたいエネルギーが高まりつつあります。
今回の新月は、その火星と木星が重なって、勢いよく着火しているところと、タッグを組んでいるため、
知的好奇心(双子座新月)のままに、勢いよく行動を起こし、希望をもって広げていく(牡羊座火星・木星)のに、うってつけ。
双子座も牡羊座も、子供っぽさがあるサインなので、あまり後先考えずに、勢いで突っ走っていくことで、
失敗もあるけれど、その失敗も糧にして、新たな海原へとワクワクしながら漕ぎ出していく…そんな新月です。
火星と木星は、双子座と意味合い的に関係する第3ハウスにあります。
やはり、新たなスタートへのきっかけは、知的な好奇心や学びが重要となることを強調しています。
第3ハウスにある、幻想やイマジネーションの星・海王星は、
新月と、キンタイル(72度)のマイナー・アスペクトとなります。
キンタイルは、水星と関係するアスペクトと言われ、創造性や遊びの精神とリンクします。
72度は、360度を5分割して表れる数であるため、数字の「5」と関係し、新月は「5」ハウス。
新月は双子座なので、水星と関係するサインです。
これらは、創造性や遊び心を倍加して高め、海王星なので、イマジネーション豊かな表現活動や、
アーティスティックな感性と言葉を結び付け、ちょっとした遊び心をもって、活き活きと表現していくような人が、
注目を浴びやすい時期といえるでしょう。
双子座の支配星の水星は逆行中、トランスサタニアンである海王星・冥王星と小三角を形作り、土星とスクエア(90度)です。
これらは、新月が表すテーマを実行していく際の創造・創作などに伴う「生みの苦しみ」のような配置です。
水星は逆行中なので、内面と向き合いながら、大きなビジョンやイマジネーションを、どのような具体的な形にするか、
どのように外の世界に表現していくか…と、呻吟しているようなイメージです。
また、何かを学ぼうとするときに、最初に出会う壁や、
自分の世界を広げていくためのコミュニケーションの方法について、頭を悩ます人もいるかもしれません。
逆行の水星は、6月3日に順行になり、翌4日には土星が逆行に転じます。
新月から数日間、新たな学び、新たな表現活動、新たな交流へと向かうため、
「どうすればいい?どうすればうまくいく?問題を乗り越えるには?」
といったことを、双子座の新月らしく思考を巡らせ、あれこれ試行錯誤しながら、工夫を凝らしていくと、
水星が順行に転じたあとに、心の中で描いた設計図をもとに、
勢いよく実行に移していくことができるようになるのではないでしょうか。
5月30日(新月)から6月14日(満月)までの星模様
● 新月 ● (5月30日~上弦まで)
逆行中の水星は、土星とスクエアをとりつつ、6月3日に順行へ。
新月の時、コミュニケーションの星・水星は逆行中、土星とスクエアです。
水星の逆行は、内省したり、過去を振り返ったりしながら、自分自身を整えていくようなタイミング。
土星は苦手意識を表し、スクエアは異質な要素を意識しながらの変化と関連するので、
自分のコミュニケーションのスタイルや、考え方の癖などについて、じっくり向き合いながら修正をかけていく時期です。
誰かとうまくいかないと悩んでいる人は、自分自身がどのように相手に働きかけようとしているのか、
伝えようとしているのか、いわゆる認知のゆがみがないか、セルフチェックしてみたいときでしょう。
本を読んだり、セミナーを受講して学んでみたりするなど、専門家による客観的な情報が助けになりそうです。
水星は6月3日に順行、土星は4日に逆行に転じます。
どちらもいったん停止に向かってスピードが落ちている状態です。
そのため、一気にブレイクできないような、動きがピタリと止まっているような、焦りを感じるかもしれませんが、
こんなときこそ、自分自身を見つめ直し、内面を熟成させる折となります。
水星は、変容の星・冥王星・海王星と小三角となります。
自分のなかの偏ったこだわりに気付けば、視野が広がり、もっと本質的な考え方・生き方へと向かっていくでしょう。
美と愛、喜びを表す金星は、牡牛座にあって、徐々に冥王星とのスクエアから離れていきます。
五感で味わう世界を通して、満たされていくでしょう。
ゆったりと生活を楽しむことで、穏やかな感覚を取り戻していきます。
6月4日以降は、視点を外の世界に向け、満を持してリスタートです。
△ 上弦 △ (6月7日~満月まで)
6月12日に金星が、天王星と重なります。
金星は、自らが支配する牡牛座にあって美点が輝くとき。
新月のテーマに沿って、感性を活かしながら創造性を発揮してみましょう。
センスを活かした仕事でも、趣味の作品でも、ファッションでもインテリアでも、
天王星が表す独自なセンス・美意識を、大胆に表現していけば、ハッと目がさめるような新鮮な楽しみを発見したり、
周囲の見る目が変わるような魅力開花につながったりするかもしれません。
満月が近づくにつれ、太陽は、海王星とのスクエア、土星とのトラインに向かいます。
許容度が広がり、様々な可能性が浮上してくる一方で、
雑多な情報のなかで真実が見えにくくなるかもしれません。
自分の軸がぶれている、揺れていると感じたら、
長期的に続けていけそうなこと、社会的な常識といわれるようなことに標準を定め、
多様性を尊重しつつ、自分なりの筋が通ったスタンダードづくりを意識してみては、いかがでしょう。
⇒ 新月のクリスタル・メッセージを読む
次回、6月14日の満月メッセージは、満月形成時に公開します。
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執筆者 【天音 絢文 プロフィール】
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—- 新月とは —-
地球から見て、太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
旧暦(陰暦)では新月から1ヶ月がはじまります。
占星術では、太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日
として、その月のテーマを読み取るときに用います。