2022年4月1日:牡羊座の新月リーディング by Graha
2022年4月1日15時24分|新月ホロスコープ(東京)
4月1日15:24|牡羊座の新月図リーディング
2022年4月1日15:24に牡羊座12度(数え)で新月を迎えます。
春分後のはじめの新月です。
自分ありきのスタートです。「自分はどうしたいのか」
問いかけと、健康状態や気力などコンディションがテーマに。
春分を迎えて最初の新月です。
心機一転。元気にスタートを切りたい新月ですが…。
今年の社会テーマを示す木星は魚座にあります。
ラストサインの魚座の意味することのひとつは「終焉」「終わり」です。
木星の動きは早く、5月中旬にいったん牡羊座に入ります。
「終わり」と「始まり」がセットで進行する1年となるでしょう。
新しく始めるには、考えを改めたり、やめるべき行動を止めなければ物事は進展しません。
すっきりとスタートするために、その見極めをはっきりさせていく必要があるでしょう。
先月より勃発したロシアのウクライナへの侵攻など、世界の世相は混沌とした状況にあります。
ですが春分点を通過した現在、これらの問題は新しいフェーズに入ったことを意味します。
新しい視点で客観的にとらえる必要があります。
それはどんな個人的な問題もそうです。
持ち越された問題はさらに複雑になっている可能性がありますが、
古い価値観や固定観念を捨てて物事に対処していくことが、2022年度のスタートに求められることでしょう。
新月チャートは、天体の会合ラッシュです。
今年注目の天体イベント、木星と海王星のコンジャンクションを満月前に迎えます。
天体のコンジャンクション(0度)は、始まりを意味しますから、
それぞれのテーマが同時進行でスタートするでしょう。
現実にも4月1日から新しい制度の施行や多くの値上げなどが始まります。
新月に水星がコンジャンクション(0度)、
キロンともコンジャンクションし、この4天体は、
他の天体とアスペクトを作らず牡羊座でアイランドの状態です。
独断で突破を開始するような様相ですが、知性や情報を示す水星と共にスタートを切ります。
現在進行中の問題について新たな提言や情報、判断に注目したいところです。
水星は外合ですから、客観的な目線に立った知性です。
考え直す、とらえ直してみる積極的な発想力が働くでしょう。
人に遠慮しない牡羊座ですから、本音トークが展開しそうです。
率直に意見することを心がけてみましょう。
忖度ばかり、人の目を気にしていてばかりでは、つまらない現状維持や停滞しかありません。
キロンと会合は、心の問題を無視して進むことはできないことを示します。
社会状況によって引き起こされた被害、被害者の問題が注目されるでしょう。
牡羊座のキロンは、本能や生命が本来持っている戦う力、免疫力など、
「元氣の根本」が傷ついていることを示している可能性があります。
傷ついた部分、弱点を自覚し、それを修復し、
癒し、整える必要があることを意識しやすいでしょう。
心とからだ、その両面に対する理解や知恵を必要としています。
それは魚座の木星のテーマ「救い」「救済」とリンクしていくでしょう。
さらに新月と水星は冥王星とキンタイル(72度)のアスペクトをつくります。
五角形の魔法的な力をもって強引に介入してくるイメージもあり、生命の生存にかかわる影響を連想させます。
それが危機管理、防衛的な意識を強めるでしょう。
危険なものを察知し、防御するための行動が必要になるでしょう。
山羊座の冥王星ですから、社会インフラからの影響が考えられます。
新月は8ハウスでおきます。
牡羊座の支配星である火星は6ハウスにあり、土星とコンジャンクション(0度)です。
8ハウスは関係者以外は入室を許されない特別な場所です。
関係者でしか知りえない組織の内部事情や、裏側で起きていることに注目が集まるかもしれません。
冠婚葬祭や死亡率など、人の生死に関係するハウスです。
公にはタブー視されているテーマが上がってきそうです。
借金や保険などお金のこと、国の財源、外国との経済的影響を意味しますので、
自国や個人では自由に扱えない集団的なカルマといったテーマです。
個人レベルにおいては、血縁や所属する組織とのかかわりについての見極めや、
自分がコミットする対象をはっきりさせるとよいでしょう。
抑止、停止を意味する土星が、6ハウスの火星を通過するのは4月5日です。
現在進行中の戦争、さまざまな争いに対して抑止力が働くことを期待したいところです。
6ハウスの火星は防衛力としての武器、軍隊、内部の争いです。
火星にとっては停止ですが、土星の側からは、火星のテーマを規制すると同時に強化も意味するでしょう。
水瓶座の金星はノーアスペクトの牡牛座の天王星と支配星を交換しています。
目に見えない次元で、革新的なコネクトが起きているような感じです。
シンクロ的なつながりができやすいかもしれません。
金融やお金の流れに、異変や転換が進行しているでしょう。
どんな人と出会いたいのか、自分が欲しいものは何なのか、
どんな世界を望むのか、あなたの希望を宇宙に飛ばしましょう。
新月の度数、牡羊座12度(数え)のサビアンシンボルは「野生の鴨の群れ」
鴨たちが一定の隊列をつくって飛ぶ姿に、自然な秩序が働いていることを発見するシンボルです。
自然科学からヒントを得ます。
それを現実の社会で応用できないかと発想します。
自然を観察すればするほど、花びらの数をとっても、
その予定調和的な働きや、宇宙の法則があることに気づかされます。
牡羊座は直観的、本能的、原初的な知性が働くことが強みです。
人工的なものまみれでデジタル社会にはまり込んでいる人類にとって、
自然をよく観察することや、自然科学に目を向けることは
人間らしい生き方や、健全さを取り戻す重要な視点です。
どんな小さな生き物も、草木も、いかに大切な存在であることに気づけたら、
地球と人の未来は明るいのではないかと、そんなヒントを示唆するシンボルです。
4月1日(新月)から4月17日(満月)までの星模様
● 新月 ●(4月1日~上弦まで)
アセンダントは乙女座、MCは双子座です。
支配星の水星、アングルを占める柔軟サインが強調されます。
そのため公言したことや、情報や考え方ひとつで状況が変化しやすいでしょう。
引き続き感染防止対策や健康に関することも関心のテーマですが、
新しいフェーズに入ったことで、とらえ方や判断が変わるでしょう。
自分の健康は自分で守るといった意識や、具体的な対処法を行動に移していきましょう。
複雑な関係性や案件に対して、答えはひとつではなく、
リスクを分散することや、情報発信することが重要な動きを生みだします。
会社や組織においても、分離や解体など分散していく傾向が強まりそうです。
個人レベルでは、新しい働き方や副業をもつライフスタイルなどが加速するでしょう。
4月5日に火星と土星がコンジャンクション(0度)します。
あらゆる争いごとが抑止され、秩序がもたらされますように。
賢い選択が取られるべきです。
4月6日に金星は魚座に入ります。
金星もまたかつては戦争に関係する天体でしたが、
魚座に入ったことで好戦的な姿勢はだんだんとゆるめられるでしょう。
主義主張より、割り切れない感情、憂いや同情心から、
助け合うことや、心からの行動に移していく傾向が強くなるでしょう。
△ 上弦 △ (4月9日~満月まで)
蟹座の月で上弦を迎えます。
月は魚座の木星と海王星とトライン(120度)をつくります。
上弦の日は、足元を見つめるタイミングです。
身近な環境、置かれている立場に注意をむけます。
あなた自身が平和で安心していられることが大切な環境設定です。
共感力の高い日です。
苦境な立場にある人々が救われることを祈らずにはいられないでしょう。
4月11日に水星は牡牛座へ入ります。
値上げによる経済状況の変化や、食糧や物資の確保や過不足について、関心が強くなっていくでしょう。
4月12日、木星と海王星がコンジャンクションします。
理想的なビジョンを社会で実現する「ユートピア思想」を意味するアスペクトです。
これが魚座で起きることは、その幻想性を増幅するでしょう。
このムーブメントがユートピアなのか、ディストピアなのか、その判断を誰がするのでしょうか?
4月15日、火星が魚座に入ります。
魚座に木星、海王星、金星、火星と天体が集まります。
満月へ向けて、芸術的感性の高まり、お祭りムードが高まりそうです。
芸術家やアーティスとたちは活躍の機会を得るでしょう。
音楽や踊り、さまざまなパフォーマンス、イベントや旅行、
「待ってました!」と、素晴らしい体験の機会へと誘われていくでしょう。
その喜びや、癒しの効果を実感したなら、今年は、そうした楽しい企画をどんどん立てていくと良いでしょう。
魚座の木星の「終焉」は、お祭りで飾るのが一番の得策です!
次回、4月17日の満月リーディングは、満月形成時に公開します。
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執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】
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—- 新月とは —-
地球から見て、太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
旧暦(陰暦)では新月から1ヶ月がはじまります。
占星術では、太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日
として、その月のテーマを読み取るときに用います。