新月・満月読み 新月・満月読み

2021/10/5

2021年10月6日:天秤座の新月リーディング by Graha

2021年10月6日20時05分|新月ホロスコープ(東京)

10月6日20:05|天秤座の新月図リーディング

2021年10月6日20:05に、天秤座14度(数え)で新月を迎えます。

秋分を迎え、2021年も下半期に入りました。
新しい展開によって、一気に動きが激しくなっています。

今年は新しい時代へと世代交代が起きる、水瓶座木星の年です。
200年間続いた土のヒエラルキー支配の時代から、風に時代に変わるという狭間にあって、
それゆえに旧体制からの変化への抵抗はすさまじいものがあります。

それは誰もが経験したことのない新時代の扉をひらく、
その目前に立っているのですから、無理もないことかもしれません。

水星が逆行中の今月は、さまざまな思いや考えが交錯するでしょう。
世界の見方や、人との関わり方が変わっていきます。
情報に対するリテラシーも強化されていくでしょう。

天秤座の新月のテーマは、
新たなパートナーシップ、コミュニティを創り出すこと。

望む未来へ向かう同志とつながるために、積極的に他者とかかわる新月です。
「会いたい人に、会いに行く」といったアクティブさがあります。
自らが行動してリアルな現実を知り、自分にとって必要な情報を手に入れることが重要なときです。

人と出会い、相手を知り、刺激を受け、学び、活動に賛同したり、
自分のためになることを取り入れていくと良いでしょう。

風の時代では、ひとりひとりが時代を生き抜くリーダーです。
人まかせ、お上の指示で動くような時代は終わりです。

変化を待つのではなく、自らが変化を体現する人となっていく、
そんな同志がつながって、新しい世界を創り出していくのです。

火星とコンジャンクションの新月です。
水星や木星の逆行に加え、合計6天体が逆行しています。

新月も火星も新しいスタートを強調しています。
新たなリーダーシップ、新たなブレーンや組織再編の結果として新勢力が動き出すことを宣言します。
日本の首相が変わり新政権のスタートと重なります。

さらに新月は天王星とインコンジャンクト(150度)をつくります。
MCの支配星である天王星は12ハウスにありインターセプトされています。

新再編によるリーダーシップや、宣言されたことが、革新を意図していることは明確ですが、
そこには、多くの抵抗や隠された意図が紐づけされ順風とは言えないかもしれません。

12ハウスは民意や無意識的な願望、ネット環境で交わされる情報などが影響し、
予想外な展開になっていく可能性があります。

また12ハウスは隠れた敵の存在を意味しますから、昨今問題になっている
サイバー攻撃やテクノロジーによるなんらかの介入等に、注意を向ける必要もあるでしょう。

新月は5ハウスで起きます。
太陽は4ハウス(IC)に関連し国土や国家の安全に関係します。

マンデン占星術による天秤座は、外交や同盟国との関係を示します。
日本において他国とのパートナシップによって世界的な存在感を示すといった時です。

5ハウスは、その国の出生率を含めた国民の生産力、文化的側面、投資など、
国家のモチベーション・クリエイティビティを示します。

自作自演であっても、創造的な取り組みをしていくという「意慾的宣言」ともいえるスタートです。

火星は、武器など戦う能力、攻撃力を示しますから、
平和ボケといわれる日本において、危機管理に関する政策が実行されることは、
国民と国家の安全をテーマにしていることからも、国防が急務であることを意味するでしょう。

伝統を新しい体制に引き継がせようという意味もありますから、
良くも悪くも現状から脱しにくい傾向を見せるかもしれません。

国民の動向を示す月は、2と3ハウスの支配星です。

緊急事態宣言が解かれ、行楽シーズンを迎え、旅行したり、交流を楽しんだりと、
街を自由に行き来することでき、活発なコミュニケーションが展開されるでしょう。

そんな自由に移動できる街や路上の3ハウス領域では、
さまざまな人が行きかい、競争による攻撃や罠(トラップ)のリスクがあり、
安全が守られる場所ではないことを知る必要があります。危機意識も必要でしょう。

MCの頂点にある水瓶座の木星は、7ハウスの支配星です。
9ハウスに冥王星と土星を配し、国際社会の影響を強調します。

国際協調や他国からくる圧力を強調しています。
外交方針を示すとともに、国際協調の展望をしめすでしょう。
また木星や土星は法律・制度を意味しますから、
国際的なルールが日本において適用されることを示唆しています。

注目すべきは、逆行中の水星に対する
冥王星とスクエアや木星とのアスペクトです。

現状は、情報戦によって荒れている状況であること、
検閲や監視による圧力は強くなっていて分断の溝が激しくなっているでしょう。

木星が示すところでは成長や改善目標など、希望を感じさせる情報が公布されますが、
よろこぶべきか、問題ありなのか、良し悪しの判断は慎重にすべきでしょう。

気になったことは、とことん自分で調べてみましょう。
水星が逆行している時は、情報収集や調べたりなどの知的作業に時間を取りたい時です。

また発見や新情報や、隠されてきた情報が発覚されやすい時です。
特に天秤座の水星ですから、人やお金の流れに注目してみましょう。

この先、さまざまな選択を迫られる可能性があります。
これまで未知だった理解を超える情報を受け止められかの試しもあるでしょう。
納得いく判断や決断ができるように、情報の免疫力を強化しましょう。

新月のサビアンシンボルは天秤座14度「正午の昼寝」です。

天秤座の11度から15度までの第三グループは、
社会的事象や人間関係に対する考察など、知的探求心が発達する領域です。

すでに問題解決にさまざまに考えを巡らせてきたのです。

このお昼寝は、さぼって休んでいるのではなく、
自分で考えることも限界にきたときに、眠気におそわれてうたた寝状態に入ったのです。

これまでと違った時間軸に切り変わることを意味していて、
左脳から、右脳に切り替わるような感じや、
フローと言われる状態が、リラックスしていてかつ集中しているといったことにも通じるでしょう。

無意識からのメッセージ、直観や霊感によって、答えや新しいアイディアを思いつくのです。

新しい回路を開く訓練を意味していますから、
もう外側のインプット情報に振り回される時ではなく、
自らで情報活用し、発信し、活気ある楽しい活動を生み出す力をつけていく。
自らで快適な状態をつくりだせるバランス力を身につけていきましょう。

 

10月6日(新月)から10月20日(満月)までの星模様

● 新月 ● (10月6日〜上弦まで)

新月は双子座のアセンダントとトラインです。
水星が強調されて、自由に活動を進めていこうとする活気あるスタートです。

しかし逆行する水星には圧力もかかりゴーサインではありません。

相手の考え方や意見が変わったりなどの、対応のブレに翻弄されたり
情報が制限されるなどの、トラブルに遭いやすいかもしれません。

天秤座では、フェイスToフェイスの直接対話によって物事が展開していく重要な局面です。

うわさや評判で判断せず、会いたい人には直接会いに行く、話を聞きに行くなど、
しっかりした情報を手に入れる行動力が重要になってきます。

9ハウスには冥王星と土星がありますから、世界のグローバル支配の動向や、
権力構造や人脈図など、専門家の見解に耳を傾けたり視野をひろげて世界を見まわしてみましょう。

10月7日、金星は射手座に入ります。
何かが吹っ切れてて、アクティブになるでしょう。
自分をもっと広い場所へと解放させましょう。

人の動きがダイナミックに変化して、人脈図も変わってくるでしょう。
もうそこに留まる、執着することはできなくなります。

10月8日に、太陽は火星を通過します。
10月10日に、天秤座で水星と太陽と火星の3天体がコンジャンクション。

知恵と力を結集といった、この日までの流れはとても重要です。
翌日の10月11日には土星が順行に入ります。

 

10月8日は二十四節気の「寒露」です。
太陽は、天秤座の真ん中を通過し16度に入ります。

二十四節気もまた15日ごとにやってくる節目です。
季節の変化や、周囲の変化、何が起きているのかをしっかり感じ取りましょう。

晩秋にあたる今月には、さらに気温が低下して草木に冷たい露が下りるという意味です。
収穫もたけなわとなります。秋の味覚に紅葉などの行楽シーズンに入ります。

 

△ 上弦 △ (10月13日〜満月まで)

山羊座の月で上弦を迎えます。
火星と冥王星が重なり、トリガーとなる上弦です。

天秤座の3天体会合のエネルギーの矛先が現われてくるでしょう。
世の中の動向、危機感が高まる情勢です。

10月15日、太陽は木星とトライン。
10月17日、太陽は冥王星とスクエア。

個人の領域を凌駕して、世界が覆っていく激動の時代の大波を体験していくことになりますが、
それもこれも時の支配者の判断に私たちの存続がゆだねられます。

10月18日、木星が順行。
10月19日、つづいて水星も順行に。木星と火星がトライン。

木星は4か月間の逆行期間を終えて順行に入ります。
停滞していた動きが解かれ、政治や経済など社会動向はスピードアップしていきます。

4天体の逆行が解除され、ゴーサインが出されました。
シートベルトをしっかり締めて、乗り切りましょう。

ターニングポイントの上弦から、満月へと向かって、
人や世界の動き、情報の流れは目まぐるしく変化していきます。

強風を生き抜く知恵とバランス感覚を身につけ、
やがて出会うべき仲間、同志の力になれる存在となるべく実力をつけていきましょう!

 

⇒ 新月のクリスタルメッセージを読む

 

次回、10月20日の満月リーディングは、10月19日23時に公開します。
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執筆者 【Graha(ぐらは) プロフィール】  

 

Graha(ぐらは)

 

 

 

 

 

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—- 新月とは —-
地球から見て、太陽と月が重なるときで、月の光が見えなくなります。
旧暦(陰暦)では新月から1ヶ月がはじまります。
占星術では、太陽の意志を月が受け取り、新しい目的が生まれる日
として、その月のテーマを読み取るときに用います。