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「突然ですが、占われてもいいですか」その4
長谷部温子の紫微斗数&ルノルマン占い鑑定
体験レポート
☞ 第1回:今田ちえさんの『インナートークセッション』を体験
☞ 第2回:内田ユミさんの『タロット&オラクルリーディング』を体験
☞ 第3回:伊藤スミレさんの『フランス相貌心理学&西洋占星術』を体験
第三の眼の鑑定を体当たり取材する=占われてみる企画
「突然ですが、占われてもいいですか」
第4回は代々木店の紫微斗数、ルノルマンカードなどの占い師、長谷部温子さんです。
紫微斗数は台湾の占星術で、代々木店では初登場の占術となります。長谷部さんはそれに加えて西洋占星術のサビアンシンボル、ルノルマンカード、エジプシャンボトル、ルーンなど多彩なメニューをお持ちです。
紹介ページを見ると予約メニューは長時間のものが多いようです。人生も後半に入ってくると、ただの性格占いよりももっと深いものを知りたくなってきますよね? 長時間の鑑定ならしっかり見ていただけそう。
わたしが予約したのは紫微斗数やルノルマンカードを使った《基礎鑑定》。「今世のテーマや自分自身の、先祖からの遺伝的なものや人生の流れ」などが読めるとのこと。わたし自身、紫微斗数で占われるのは初めてなのでドキドキわくわくしながら代々木店に向かいました。
迎えてくださった長谷部さんの声は、安心できる穏やかなアルト。落ち着いてお話ができそう。席に坐ると、事前にお伝えした出生データに基づいてA4数ページの鑑定書を渡されました。全部、わたし個人について書いてあるのです、すごい!
長谷部温子さんの『基礎鑑定 (紫微斗数 サビアン占星術 ルノルマンカード)』を体験!
セッションを受ける人:藤井まほ
西洋占星術&タロット占い師。『あたなの次の1ページをめくるお手伝い』をキャッチフレーズに
お客さまが本来お持ちのやる気や元気に光や活力を注ぎ込むお手伝いをしています。
女性誌を中心に編集、ライティング、インタビューの仕事を長くやらせていただいています。
セッションをする人:長谷部温子
台湾占い『紫微斗数』をメインに、相談内容に応じて様々な占術を取り入れながら鑑定しています。
占いを通じて、お客様が自己理解を深め、未来にドキドキワクワクしながら、人生を充実させていけるようサポートすることを使命と考えています。
>> メニュー詳細|長谷部温子
以下、
藤井まほ:グリーンの文字
長谷部温子:紫色の文字
★紫微斗数の占い鑑定開始★
鑑定が3時間を超える濃密なものとなったため、この記事では長谷部さんの鑑定の二本柱とも言える紫微斗数とルノルマンカードの二部構成でご紹介していきますね。まずは、紫微斗数から。
長谷部:鑑定でお伝えする基本的な内容は、あとから読み返せるようにプリントして『鑑定書』として、お渡ししています。紫微斗数には、星曜(せいよう)派・飛星(ひせい)派・欽天四化(きんてんしか)派という流派があり、わたしはその三派を織り交ぜて鑑定しています。紫微斗数で西洋占星術のホロスコープに当たるのが、この命盤と呼ばれる図です。
まほ:惑星記号などの象徴がちりばめられた西洋占星術のホロスコープと違って、命盤には漢字がびっしりですね! この命盤からわかることや紫微斗数が得意な分野って何でしょうか?
長谷部:その人の個性や特性、今世のテーマ、10年ごと、1年ごとの運気・運勢とバイオリズム。適職、生まれつきの体質や注意すべき病気。結婚・引っ越し・転職の適期やパートナーの性格。ご希望があれば妊活のアドバイスなどもしています。
まほ:幅広いですね! 多岐にわたってじっくり鑑定していただけるのが楽しみです。
長谷部: 吉凶を占うことがベースにある紫微斗数ですが、わたしは単純に「いいですね、悪いですね」だけではなく「凶」ならばどうすれば避けられるのか、もともと持っている資質をどう活かすかなどを軸にした人生のヒントをお伝えするようにしています。
まほ:いただいた鑑定書の表紙に「人生を豊かに」とありますものね。長谷部さんの占い師としてのスタンスがよくわかります。
今世のテーマは何?
長谷部:まほさんの命盤を見ると、ご家庭や家運に恵まれていて、家を守るほうに気持ちが向かいがちな半面、外との交流にも関心があるとわかります。家を気にかけながらも外に出て行ったほうが、家のことをもっと大切に思えるタイプかと。もしかしたら、前世では家のことをしっかりできなかったという思いがあるのかも……?
まほ:思い当たることもあります。長谷部さんはサビアン占星術でも鑑定されますが、そのあたりはわたしの出生図の月や天王星のサビアン(月は養育、天王星は家系にまつわるサビアンシンボルとなっています)を思い出させますね。
長谷部:台湾発祥の紫微斗数と西洋発祥のサビアンシンボルを併せて読むと、別の角度から見られたり、意味がより強まったりするんです。ところで、まほさんは事故に遭ったり怪我をしたりしやすいですか? そのように命盤には出ているんですが。
まほ:身体は弱いほうですが、事故や怪我は不思議とないんです。ありがたいことに何かのご加護があるのかもしれません。
長谷部:だとすると、母方のお祖父さまやお祖母さまでしょうか。特に女性の親族とのご縁が強いようです。
まほ:母方の祖母はわたしがまだ幼いときに亡くなったので、縁が薄いと思っていました。彼女は日本人ですが英国育ちで、帰国後結婚して子どもを八人産み、妻、母として家族を世話する傍ら英語や料理を教えてボランティア活動もして……そんな忙しさのせいか50代で亡くなったんです。
長谷部:お話を伺っていてゾクッときました。たしかご主人は料理のお仕事ですよね?
まほ:はい、何か命盤から読み取れますか?
長谷部:若くして亡くなったお祖母さまが果たせなかった文筆や食に関する夢を、まほさんご夫婦によって実現したいという思いが読みとれるんです。才能を受け継いだまほさんが受けた恩に感謝することでお二人はますます守っていただけるし、財運アップにもつながりそうですよ。
まほ:驚きました。祖母はジャーナリストだった祖父を支える妻としての面が強く、自分から表に出る人ではなかったような……。でも祖母にも祖父のように文章を書き本を出版したいという夢があったのに諦めた可能性もありますね。祖母の時代にはそれが一般的な女性の生き方でしたし。それがわたしが文筆の道に進み料理人と一緒になるめぐり合わせにつながっているというのは興味深いです。
長谷部:まほさんの命盤では、祖父母を象徴する福徳宮と財運・夫婦関係を表す財帛(ざいはく)宮が結ばれているので、祖父母の思いが財運として流れ込んでくると読めるんです。
まほ:その配置は誰もが同じではないんですね。
長谷部:はい、誰もが福徳宮と財帛宮が結びついているわけじゃないんです。ほかにも、たとえば65歳で引退と出ている方もあれば、まほさんのように104歳ごろまで使命が続くといった違いが出たりしますね。
まほ:104歳までというのは初めて言われましたが、さまざまな占いで「一生現役で引退や隠居はない」と言われるし、自分で自分のチャートを読んでもそんな感じです。それっていいことなんでしょうか?(笑)
長谷部:まだ先の楽しみがあると考えるといいんじゃないでしょうか(^^)
まほ:ありがとうございます、それはすごく前向きな捉え方ですね。
バイオリズムや時期読みも
長谷部:もともと家を守りつつ外にも出たいという意思がおありなんですが、やや負担に感じている家のことをやり遂げたら、ご褒美のようにパートナーとの幸せな生活が訪れるというめぐりが読み取れました。ただ、今年の12月から来年の旧正月まではモテ期なので、まほさんなら大丈夫と思いますが念のためご注意くださいね。(笑)
まほ:特に恋愛の予定はないですが(笑)、もし今フリーだったら嬉しいですね、モテ期だとわかると。
長谷部:細かい運気の流れは鑑定書の「一年の運のバイオリズム」のページに書いてあります。
紫微斗数では、命盤から読み取れるその方の個性や持って生まれたもの、大運(10年運気)、歳運(1年運気)の三つをあわせて読んでいきます。なかでも大運を見ると、数年にわたる運気がわかるんですね。
まほさんの場合は2018年から2027年までが一区切りなので、いまの運気があと3年くらい続きます。たとえばニッチな世界の研究に適した時期でもあるので、もしまほさんが研究のお仕事をされていて、何か取り組んでみたいテーマがあるならチャンスがありますよとお伝えしているところです。
まほ:「今チャンスが来ていて、まだ3年猶予がある」とわかれば奮起できるし、計画も立てやすいそうです。
長谷部:2022年は少し大変そうでしたが、今は少し落ち着いているのではないでしょうか。来年からは平穏に過ごせそうです。注意点としては自分を追い詰めず深く考えすぎないこと。それからまほさんの場合は人のために働きすぎないことでしょうか。
運気が切り替わる2027年以降はこれまでの集大成。今までの考えをどのように表現していくかという時期に入ります。今はその準備期間だと思うと、楽しそうですよね。
これ以外にも、生まれつき体の弱い部分やこの先気をつけたほうがいい病気など健康面で注意することや、適職(リストには文筆やスピリチュアルだけでなく、不動産、金融や弁護士なども幅広い職種がありました)、関わる人間の傾向や助けてくれる人なども細かくみていただきました。個別に触れていると記事が長くなるので割愛し、これまた初めてだったルノルマンカード体験に移りましょう。
★ルノルマンカード占い鑑定★
漢字ばかりの命盤をしまうと、ルノルマンカードが出てきます。全部で36枚というコンパクトなデッキ。まずはクリスタルと音叉を鳴らして場を清めるところから。いい音が鳴ると気持ちが落ち着きます。
36枚のカードから読む、自分を取り巻く状況
長谷部:何か気になっていることはありますか?
まほ:いま取り掛かろうとしている新しい仕事がうまく行くかどうか知りたいです。
長谷部:では、まず36枚全部を9枚ずつ4列に並べるグランタブローという展開法で見ていきますね。質問者の方が女性なら淑女、男性なら紳士のカードを本人とします。本人のカードが列の端に出たときは、もう一度最初からやり直しなんですよ。やってみますね。
(淑女のカードは最後、36番目に出る)
まほ:これではやり直しですね。質問が適切でないという意味なんですか?
長谷部:やり直しになるのは悪いことではないんですよ。ちゃんと切ってもう一度並べなさいという意味なので。
(2度目の展開でも淑女のカードが4列目まで出ずに少し焦るが、最後端から5枚目に登場した)
まほ:あ、真ん中に出ましたね、よかった。
ルノルマンカードによるグランタブローの展開↓
長谷部:淑女のカードの周囲にあるカードを見ると、隣に紳士がありますね。その仕事に男性は絡んでいますか?
まほ:はい、チームのキーとなる人物が男性です。
長谷部:この展開では四隅のカードがキーとなります。最初は左上、①船のカードですね。新たな出発のとき。プレッシャーもあるし、他人から圧も感じるなかで、今は右上の②分かれ道に来ている。近くに雲のカードと幸福を象徴するクローバーがあって、もやもやしているけれどいつかは晴れるだろうと思いながら幸せを目指している感じですね。
左下の③山は障害です。すんなり進むということはないでしょう。ただその列にある淑女はまほさんで隣が百合のカードだから、まほさんはそのお仕事に魅力を感じている。紳士のカードの横は蛇なのでプロジェクトのキーとなる男性はちょっと嫉妬深いかもしれないんですが、その隣が錨と木で安定を意味します。彼がいろいろ言ってきても放っておくと安定するということでしょう。木のように根を張って成長するみたいですよ。
そして最後の右下が④月。なりたいと願ったようになると読めます。このあたりはすごくいい並び!
まほ:では、いろいろあっても結局はうまくいきそうなんですね。何か注意すべきことはあるんでしょうか。
長谷部:①船の下に鎌のカードが出ているので、この仕事をうまく進めていくには、自分に必要なことを選んで、いらないものをバサバサ切っていくとよさそうです。
②分かれ道で正しい道を選んだとしても、その下の十字架のカードが象徴する運命とかある種のミッションも含んでいるので、平坦な道ではないでしょう。周りからいろいろ言ってくる人がいますが、ポテンシャルは高いのでそんな声に惑わされないように。
③山は障害ですが、ここは乗り越えてなんぼというか、ここを乗り越えてこそ成功が手に入ると考えてくださいね。というのも、この右側のエリアに太陽と④月のカードがあるんです。昼も夜も成就する。思い描いていたことが現実化するという意味になりますから。
まほ:たやすい道ではないけれど、最後には成功が待っているということでしょうか。うまくいくのかずっと心配だったんですが、占っていただいて前向きな気持ちになれました。
★エジプシャンボトル鑑定★
「今年のテーマ」をエジプシャンボトルでリーディングしてくださいます。ロマンティックな形と色合いのガラス瓶6本から直感でピンとくるものを3本選ぶとアドバイスがあります。わたしの場合は「いったん立ち止まって、信頼できる友人知人を大切にして、愛や情熱を伝えていきましょう」ということが選んだボトルからわかるのだそうです。
最後に長谷部さんからのメッセージ
「紫微斗数の鑑定は、年齢と経験を重ねてこられた方がこれまでの人生を振り返って『あのときこの道を選択したのは間違いじゃなかった。そして今後こうなるなら、これまでの経験を糧にしてやればいいんだな』と思っていただける占いだと思います。
わたし自身、紫微斗数を勉強して自分の命盤から婚期を読んでみたら、結婚できるのは25歳までと非常に短かったんです。占いは知らないままに、たまたま24歳で結婚したのでぎりぎりセーフでした(笑)。もちろん夫といつもハッピーな関係とは言いませんが、あのときでなければ結婚できていなかったとわかると、また違う見方ができますよね」
藤井まほも、占いは今の自分を見る別の視点を与えるものだと考えています。別の角度から見ることで、新しい可能性が見えてくる。長谷部さんの占いをそんなきっかけとして活かしてみてはいかがでしょうか。
占われたひと、藤井まほの感想
長谷部温子さんによる紫微斗数とルノルマンカードの魅力、少しはお伝えできたでしょうか。
持って生まれた性質や運勢にかかわらず、鑑定書の表紙にあったように「人生を豊かに」という方向性で話してくださるので元気になれます。長谷部さんの口調は親しみやすく、すぐに打ち解けられます。選ぶことばは終始具体的で、実用的。
身体的弱点も含めた自分の性質や、この世ですべきこと、力を発揮できる時期など、さまざまな点から自分を見つめ直すことができる紫微斗数の鑑定を初めて受けましたが、奥深い占術だなと実感しました。
旧正月が歳運(年運)の切り替え時で、その頃はリピーターの方からの依頼が立て込むのだとか。2025年は1月29日だそうなので、次の歳運はそれまでに見ておくのがおすすめだそうです。
一方のルノルマンカード。カラフルでロマンティックな絵柄が多く、長谷部さんのお話の面白さも手伝って、緊張しないで占われる楽しさがあります。楽しいわりに、かなりピンポイントなことがわかるのがこのカード占いの人気の秘密ではないでしょうか。
長谷部さんは紫微斗数で占うときは比較的理詰めできっちり話をされますが、ルノルマンカード占いのときはカードの情報をダウンロードしながら、パーッと話し続ける霊感派の側面もお持ちです。そのダイナミックな感じを文章でうまくお伝えできないのが歯がゆいのですが……。百聞は一見にしかず、体験してみたい方はまず長谷部さんのプロフィールページをご覧くださいね。
紫微斗数は予約必須ですが、ルノルマンカード占いは、飛び込みでの鑑定が可能です。
長谷部温子|鑑定セッションのご案内
長谷部温子の『紫微斗数』『ルノルマンカード』『エジプシャンボトル』にご興味を持たれた方はプロフィール&メニュー詳細をチェックしてみてください。
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長谷部温子の担当日
長谷部温子は、第三の眼・代々木店にて、主に第1・3・5 金曜日に対面鑑定をしています。