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2023/06/11

セルフケアとしてのタロット

こんにちは。第三の眼代々木店、西洋占星術師・タロティストの藤井まほです。
今月のブログテーマはセルフケアとしての占い。今日はセルフケアとしてのタロットリーディングについて書いてみたいと思います。

『「セルフケア」としての占い』~2023年6月のブログテーマ~

 

カードと仲良くなるためのタロット日記

 

タロットを学び始めて13年以上経つうちに、いつのまにか毎晩カードを引くのが習慣になっています。
最初はカードに慣れるために引いていたのです。
カードの好き嫌いや読みにくい(苦手な)カードがあったり、混同しやすい2枚があったりしたので、毎日触れて早く馴染もうと思ったんですね。

 

最初のうちは、夜、お風呂に入る前に「明日のため」にカードを引いていました。引いたカードの意味を自分なりに解釈して書き、翌日、起こったことをその下に書いていくスタイル。
起こった(起こらなかった)現象やそれによって引き出された自分の感情を踏まえて、さらにカードを深く読んでみると、同じカードでも、前の晩には気づかなかった意外な側面が見えてきたりするんですよね。

毎晩カードを引いてセルフメンテナンス

 

長く続けているうちに1枚引きが2枚引きになったり、4枚引きを試してみたり、違うデッキを使ったり、ふたつのデッキから1枚ずつ引いたりと、シンプルだけれどもさまざまなスプレッドに変わっていきました。
(あんまり複雑なスプレッドだと情報量が多すぎて書くのに時間がかかってしまうんですよ)

 

そんなふうにしてタロットとはかなり仲良くなれたと思います(^^)
(もちろん並行して本を読み、先生に習ってもいます)

 

始めた頃はタロットリーディングの勉強の記録だったのですが、最近ではタロットリーディング付き日記のような感じになっています。メインはタロットではなく、日々の記録。
それでもただの日記にしないで毎晩カードを引くのは、タロットを引くこと自体にセルフメンテナンス的な効果があるように感じるからです。

 

カードを眺めて読んで、ニュートラルに

 

タロットやオラクルカードに限らず、占い全般に「人をニュートラルなモードに戻す」機能があるとわたしは考えています
たとえば、今夜の1枚を引いて「月」のカードが出たとします。「月」のカードは教科書的な解釈では「不安や恐れ、想像力、錯誤、無意識から現れる見知らぬもの」などを意味すると言われていますね。

 

引いたカードを見て「あれ。自分は何か不安を抱えているのかな? 何かを恐れているのかな?」と自問することもあります。
そのあとで「そんなことはない!」と強く抵抗を感じたかどうか。
そのカードを見て、心地よく感じるか、いやな気持ちになるか。
絵柄のどこに惹かれるか。色合いをどう感じるか。
占いに求められる「メッセージを読み取る」ことよりも、「何を感じるか」にフォーカスを当ててみます。

 

 

たとえば、上の「鳥とハーブのタロット」の「月」のカードは、ほかのデッキの「月」に比べるとかわいらしい感じですよね。ブルーやピンク、紫色がいかにも「夜見る夢」のイメージで、ファンタジックな印象です。
無意識から這い上がってくる「ザリガニ」は小さく、ピンクにハイライトされています。

 

もし恐れていたことがあったとしても、それはこんなに小さくて、よく観察すると好感の持てるものかもしれない。
ほんのりピンクに光っていて、ほっこりする機会をもたらすものかもしれない。

 

「恐れがあったとしても」……?
そんなフレーズが出てきたら、それは自分のなかにあった「恐れ」から距離を置き、ニュートラルゾーンに戻っているしるしのひとつだと思うのです。

 

ニュートラルに戻るとエネルギーが湧いてくる

 

カードを見て、その印象を感じて、その感覚から自分の現状を把握するというプロセスを経ると、そのとき抱えている動揺や出来事の余韻やこだわりからちょっと離れることができる。
そのようにニュートラルに戻ることで新しいエネルギーが湧いてくる――とまではいかなくても、視点が変わることで少し呼吸が楽になったりするものです。

 

おそらく日記をつけるだけでもそれは可能だと思うのですが、カードというツールがあるとイメージが断然つかみやすいし、カードに描かれた小さなアイテムから想像を広げられるんですよね。

 

もしもタロットカードにご興味があるなら、占いだけでなく是非このようなセルフメンテナンスにも使えると知っておくといいかもしれません。もしお手元にお持ちなら、そんな形で触ってみるのもいいですね。

 

わたしは鑑定のときにもタロットから「神託(お告げ、メッセージ)」を読み取るだけでなく、その場に出たカードにお客様が抱かれた印象も伺いながら、セッションを進めるようにしています(^^)

 

ちなみに、月のカードは昨日(6月10日)、第三の眼代々木店にすわってすぐに引いた2枚のうちの1枚でした。
在店日にはその日のカードを読んでツイッターに上げていますので、よかったらご覧くださいね。
毎週水曜日のお昼前頃につぶやきます。

 

 

6, 7月の藤井まほの担当日(毎週水曜日):

6月 14日(水)、21日(水)、28日(水)

7月 5日(水)、12日(水)、19日(水)、26日(水)

 

60分以上の占星術リーディングは3日前までにご予約くださいませ。

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