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2019/02/28

死んでも、ホロスコープ(太陽の意志)は生き続ける話… フレディ・マーキュリーの場合

2019年2月24日、ハリウッドで開催された第91回アカデミー賞にて
「ボヘミアン・ラプソディ」が最優秀主演男優賞を含む4部門で受賞しました。

 

この映画はクイーンのフレディ・マーキュリーの伝記映画です。
映画の大ヒットで、フレディおよびクイーンが注目されています。

 

映画は企画から封切まで8年を要したそうです。
主演俳優、監督の選定に紆余曲折があり、監督が途中で交代するなど波乱がありました。

 

結果的に2018年10月24日に封切(ロンドンが最初)となり世間にお目見えしたわけです。

映画公開図:フレディの出生図(内円)とトランシット(外円)

 

フレディの乙女座13度(数え)の太陽にトランシットの海王星(魚座14度)がオポジション。
まさに、フレディの太陽(意志・生き方)が、映像(=海王星)化され、反射されたのです。
フレディの出生時間は不明なので、正午で作成。公開日はわかってますが、時間は不明です。

当初、批評家の評価はかんばしくなく、これほどの大ヒットになることは予想されていませんでした。

しかし…。

2019年1月6日:ゴールデングローブ賞の作品賞と主演男優賞獲得。

この頃、海王星(魚座15度)と木星(射手座14度)がスクエアになり、フレディの太陽とTスクエア
空前の大ヒットとなり、幅広い世代の人が映画館に足を運びました。。木星の拡散力効果、も出たのでしょう。

 

 

映画のフィナーレを飾る「ライブエイド」は、国際的な(射手座)、慈善運動(海王星)。
射手座木星の「熱く盛り上がりたい」衝動も満たしてくれる内容でした

 

結果的に、フレディの魅力を伝えるベストのタイミングで映画が封切られた、ように見えます。
太陽の意図が強ければ(※)、死んだ後も光を放射し続け、多くの人に届くのですね。

 

もちろん、海王星(映画)ですので、「脚色」されている部分はありますが
それでも、本人の個性を反映した上での理想化でしょう。

 

フレディ・マーキュリーの太陽(生き方)について

「僕はスターになるんじゃない、伝説になるんだ」

は、フレディ語録の一つです。

 

去年の12月から今年1月にかけて
サビアングループ研究会乙女座11-15度を掘り下げてわかったのですが
「伝説になりたい」という欲求は、乙女座のこの度数域(11-15度)らしい欲求です。

 

時代を超えて残りつづける作品をつくる、存在になる、チームになる。
この度数域の深いレベルの欲求です。

「伝説になる」というフレディの意図は、亡くなっても、なお、生き続けていて
それをトランシットの海王星や木星が反射し、私達に伝えてくれているんでしょうね。

 

「チームで戦う」ことも、この度数域の裏テーマです。

「We are the Champion(伝説のチャンピオン)」というタイトルや
歌詞などにも、如実にあらわれていますね。

「俺はチャンピオン」じゃない「我々はチャンピオン」なんですよね。
チームで戦うことに意義を感じる度数域だから。

フレディは、ライブエイドで、観客ひとりひとりに
「世界を良くするチームの一員」だと感じさせたように見えました。

 

ちなみに、なぜ、バンド名を「クイーン」にしたのか。
この命名の意図にも、彼の太陽の特徴があらわれている、と感じます。

 

映画では、説明がなかったのですが
ここが解明されると、もっと、この度数域への理解が深まる
(裏づけがとれる)と思うので、いつか伝記を読んでみたいものです。

 

さて、海王星と木星のハードアスペクトは3年毎に形成される
珍しくないアスペクトなのですが(12年中8年はメジャーアスペクトをとる)
これが出生図と緊密なアスペクトをとると強い反映が起こります。

 

象徴は、その人が持っているものを反映します。
特に海王星も木星も「ふくらませる天体」なので、反映しつつ増幅します。
ネガティブな想像で疲弊してしまっているのか。
美しいビジョンを世界に広げようとしているのか。
自分が増幅させているものに注目してみましょう。

 

魚座の海王星と射手座の木星のスクエアは、今年、3回形成されます

  • 2019年01月14日04時05分   14.38度
  • 2019年06月17日00時19分   18.72度
  • 2019年09月22日01時47分  17.00度 (小数点表示)

 

フレディの太陽は12度前後なので、一番強い影響を受けるのが2019年1月
6月と9月は、オーブが3から4度。 まだまだ圏内ですが、ゆるまっていきます。
ムーブメントがどこまで続くのか、観察していきたいと思います。

 

参考記事「長期的展望」は結局のところ「太陽」が生み出す

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