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2018/10/28

目的を持って本を読む

私は図書館から、毎月、10冊から15冊ぐらいの本を借りてきます。

 

サビアングループ研究会に提出する課題研究のためです。

 

研究会の各メンバーは、毎月、テーマの度数域に天体を持つ人物をひとり選択して
その人物の人生、生き方、性格、ものの考え方などを
徹底的に調べ上げて、その度数への考察を深め、レポートにします。

 

それを研究会で発表して、メンバー全員でディスカッションし
その度数への理解を深めていく、という流れです。

 

たとえば10月は「牡羊座1から5度」がテーマでしたので
私は、クロード・ニコラ・ルドゥーという
フランス革命期の建築家の太陽をとりあげることにしました。

(Claude Nicolas Ledoux, 1736年3月21日 – 1806年11月18 日)

 

それまで全然知らなかった人物でしたが
タロットが「この人物を調べると牡羊座1度への理解が深まる」
と教えてくれたので、それに従ったのです。

 

こんなふうに、毎月、図書館で、目当ての人物の研究書や伝記や自伝や作品集を片っ端から借ります。
図書館にない場合は、AMAZONで古書を購入したりします。

 

借りたり購入した本を、すべて読むわけではありません。

 

ざっと目をとおしていくうちに
どの本が研究の主軸になりそうか、見えてきます。

 

そのメインの数冊の書籍を徹底的に読み込み
あとは補足的に用います。

 

しかし、サブの書籍を捨ててしまうことはありません。

 

ほとんど役立たなくても
ある部分がとても参考になる、貴重な情報が隠れている
ということがあるのです。

 

だから、どれも役立つのです。

 

また、研究書には流れがあります。

 

最初の研究があるからこそ
それをベースにして次の書籍が生まれ
その成果を下敷きに、三冊目、四冊目が生まれてくる。

 

その流れを把握するために
すべてに目を通す必要があるんですね。

 

メインの書籍は、サブの書籍の存在があるからこそ
メインであることが、わかるのです。

 

ある人物を知るために
そのメインの書籍はお勧めになるかもしれないが
その価値を真に理解できるのは
同類の書籍に沢山目をとおしたからです。

 

このように、最近の私は
「自分の好み」とは無関係のところで読書を行っているので

 

「おすすめの本」というような特別の思い入れを
特定の一冊に持つことがなくなってきています。

 

けれども、そんな本の読み方を
毎月の研究を、とても楽しんでいます。

 

人間の可能性を、あるいは、その度数のテーマを
深いレベルで表現している人物のエネルギーにふれて
吸収して理解を深める楽しみです。

 

自分の未開発の部分を開発することにも繋がります。

 

研究を終えると、本は図書館に返し
AMAZONマーケットプレイスで購入した本は
BOOK OFF に売られていったりします。

 

けれども、研究の過程でダウンロードした情報は
私の中でしだいに熟成していくし
その成果はメンバーとシェアされて循環することになるのです。

 

その度数域を精一杯生きた個人に『憑依』して
黄道12サインの神話的元型をつかまえるのです。

 

12サイン、360度に刻まれている情報のうち
純度の高い本質的なものを掬い上げていこうとしています。

 

おすすめの本、というより、
私の本の読み方、といった内容になってしまいましたね。

 

これを書いているのは
今月のブログテーマが『三眼のビブリオ月間-おすすめの本-』だからなのですが。

 

そういえば、私は、クライエントさんに
特定の人物の伝記や作品(音楽や美術、工芸品でもよい)にふれてみてはどうか
と、提案することが、あります。

 

特定の度数がテーマになっているクライエントさんに
その度数に天体を持つ特徴的な人物をお知らせするのです。

 

本を読むというより、人物を読む。
その人物のエネルギーにふれる、ダウンロードする。

 

これが助けになりヒントになり
現状打開のきっかけになったりするんです。

 

私自身の例ですが。。

 

太陽と月のミッドポイントに
重要な天体を持っている人物の作品にふれると
琴線を突かれる感じ、揺り動かされる感じがあります。

 

本質から離れたところで惑ってしまっているようなとき
きゅっと軌道修正してくれるような効果があるんです。

 

もちろん作品の質が問われますが…
お試しあれ。

 

 

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