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2024/06/26

当たる占いと運命論『運命は決まっているのか、いないのか』

第三の眼では、ほぼ毎月、共通ブログテーマを設定しています。
各メンバーが、占星術やタロット、東洋占術のプロの視点で、そのテーマを料理します。

 

Kyokoが提案する2024年8月のブログテーマは…

当たる占いと運命論
『運命は決まっているのか、いないのか』

 

当たる占いと運命論『運命は決まっているのか、いないのか』

 

先日、第三の眼の占星術師が集まって

[ホロスコープの魅力]を語り合う座談会をしたのですが

そこで浮き彫りになったのが[当たる][当てる]ことに対する考え方の違いです。

 

記事を読んでいただければ、おわかりになると思いますが

占いは[当たる]からこそ意義があると考えるメンバーもいれば

ホロスコープを[当てる]ために使っていないメンバーもいます。

 

そこで[当たる][当てる]ことや

『運命は決まっているのか、決まっていないのか』などについて

もう少し詳しく、メンバーの考え方を聞いてみたいと思いました。

 

おそらく、占い観の違いは、世界観の違いから来ており

その違いが鑑定スタイル、セッションスタイルにはっきり出ていると思われるからです。

 

また、同じ占い師であっても、使う占術によって

[当たること]や[運命]への取り組み方が違う可能性もあります。

 

あらかじめ、占い師の世界観や占術の特性をお客様に知っていただくことで

鑑定やセッションはスムーズに進むはずですし

鑑定やセッションを最も効果的に活用していただけることでしょう。

 

kyoko

 

 

『当たる占いと運命論:運命は決まっているのか、いないのか』
がテーマのブログ記事

※最新の投稿ほど上にあります

 

⇒ 運命と自由意志のあいだ

運命が決まっているのかいないのかは証明する術がありませんから、信じるか信じないかという問題になります。

すべてが運命で決まっていると思うと怖い。でも、すべてが自分の意志で決まるというのもまた怖い。
人間には「すべては自分の意志次第!」と腹をくくれず、どこか「運命のせい」にしたいところがある。
人が占いを求めるのは、そのほどよい中間点を見つけたい、という心理が働いているせいかもしれません。

占いは、天気予報と同様、当たることもあれば当たらないこともある。
とは言え、星の配置を事前に知って、あらかじめ備えられるのなら、それに越したことはありません。

運命か自由意志か、云々、と考えている私は「小我」であって、
「大我」と一体になって生きることができれば、
宇宙の意志である運命と自由意志のあいだに境目はなくなるのかもしれません。

私自身はその境地にはほど遠いので、ほどよい中間点を探り続けることになりそうです。
いずれにせよ、あなたの「命を運ぶ」のは占い師でないことは確かです。

(あさぎ真那)

 

⇒ 占いは、運命に名前をつけて前に進むお手伝い

運命は上手に運用できるかどうかで結果が変わってきます。
では、どうすれば「運命をいい感じで運用」できるのでしょうか?

占いを使えば、今自分が直面している運命や状況に「名前をつける」ことができる。
その結果、名づけられた困難や障害の向こうにある「本当の望みやゴール」が見えてくる。
あなたが運命や占いを信じているかどうかは関係ありません。
藤井まほは、悩みを別の視点から見て、名前をつけるお手伝いをするのが占い師の役割だと考えています。

(藤井まほ)

 

⇒ 運命もいいけど、運用もよろしく!と占い師が申しております

生まれた時代や土地、親、ホロスコープの出生図のような動かしがたい事実は運命と言えるかもしれません。が、その運命や出生図に対して違った解釈や意味付けをすることはできます。空の星たちの配置が刻々と移り変わっていくのと同様、運命は固定的なものではないのです。人生の岐路において、ホロスコープは選択の【道しるべ】として活用できます。

ホロスコープよりも大切なのは[生身のあなた]であり[あなたが幸せになっていくこと]。ホロスコープはそのための[トリセツ]なのです。ホロスコープからは沢山のデータが得られますが、そのデータを幸せになるために[運用]するのは、あなたなのです。

(藤井まほ)

 

⇒ 心理占星術で考える「運命」と「選択」

ノエル・ティル式心理占星術では、星が運命を決めるのではなく、決めるのはその人自身であると考えます。
また、困難に見える星の配置は、その人の成長に必要なものと考えます。

心理占星術コンサルテーションを受けて「当たっている」「これは運命なんだ」と感じる方も多いのですが、ホロスコープだけから、その人のすべてがわかるわけではありません。ホロスコープからは大まかな状況しかわからないのです。

例えば適職分析においては「人を助ける援助・支援系統の職業が適職で、管理的要素がある仕事がよい」ということはわかりますが、職種を限定することはできません。人生におけるその人の選択が、ホロスコープの天体を動かし、独自の個性が形成されていくのです。

(夕雅)

 

⇒ オリンピアンに学ぶ運との向き合い方

パリオリンピックで金メダルをとった選手たちのホロスコープをチェックすると、マレフィック(凶星)のハードアスペクトが形成されている選手ばかり。ソーラーアークやトランジットの土星や冥王星が出生天体に対して90度や180度をとっているケースも目につきます。勝負の場では、むしろイージーアスペクト(吉座相)では優勝できないのでしょう。

ただし、オリンピック前に怪我や手術をした選手も少なくない。そこで、棄権するという選択したり、「自分はツイてない」とクサる選択肢もあったはずなのに、メダルを取った選手たちは、果敢に挑戦する選択をし、ました。オリンピックでメダルを取るような人達には、困難から学んで成長できる、トラブルを未来に活かすことができるメンタリティがあり、困難の最中でも、楽しむ姿勢があるのです。

従来の占星術では、凶星のハードアスペクトは「凶」と解釈します。一方、心理占星術では「成長のための緊張」と解釈する。同じアスペクト下でも、人によって結果が変わってくるのは、物事の捉え方、メンタリティの差なんですね。

私自身、数年後に、従来の占星術でいうマレフィック(凶星)のハードアスペクト(凶角)まみれのシーズンがやってくるのですが、パリオリンピックのメダリストの姿を見て脅威を感じなくなりました。

(あさぎ真那)

 

占いは当たりますか?その答えは…

占いには命術、相術、卜術などがあります。
生まれ持った気質を示す占星術などの命術は、そのあらわれは環境や経験によって変わります。
一方、顔相、手相などの相術は、占った時の自分自身を映し出していて、当たる精度は
99%と言われます。
タロットカードなどの卜術は、現在の状況や潜在意識を映し出し、未来の方向性を示してくれます。

占いは、人々の内面を映し出し、気持ちや考えを整理する手助けをしてくれます。占いは、心中にある「何か」を引き出し、言葉にするツールです。占いは、自分自身を見つめ直し自己理解を深める鏡でもあり、心中にある不安や悩みを解きほぐし、希望を持って未来に進むための力を与えてくれます。

伊藤スミレは、占いは100%当たる必要はないと考えます。占いの本質は結果ではなく、結果に至るまでの過程にあると考えるからです。未来は努力と意識で、良い方にも悪い方にも変えることができます。未来を確定させるのは、あなた自身なのです。

(伊藤スミレ)

 

⇒ 占いが当たるとき

人は、自分の事を言い当てられたとき「当たった」と感じます。

ただ、その「言い当てられた自分」が、知らなかった自分、忘れていた自分、
うっかり見落としていた自分、否定していた自分だったりするのが、占いの面白いところです。

それは「改めて、再び、あるいは初めて出会う自分」

藤井まほがセッションで提供したいのは[自己(再)発見=大きな自己への気付き]です。
当たる当たらないを超えて、当たり前と思っている枠の外側から物事を見る新しい視点なのです。

気づきを求める深い願いや直観が、あなたを占いに導いているのかもしれません。

(藤井まほ)

 

⇒ 時間差で「当たる」占いのことば

私は『占いは当て物ではない』と考えていますが、占いは当てようとしなくても当たるものです。
ただし「いま、占われたことが、いま、当たっているかどうか」にこだわると、取りこぼしてしまうものがあります。
私の経験ですが、20代で占星術師に「あなたはこういう人生」と言われた内容が腑に落ちたのは、40代に入ってからでした。
自分の人生の傾向がわかるのは、ある程度の年齢になってからですしね。

スピ偏差値が高い人達は、占いに「当たる」以上のより深い体験を求めていると感じています。
当たるかどうかは、占いの楽しみの一部なのですね。

(藤井まほ)

 

⇒ 合否や勝敗を占う事への私の考え方 … ホラリー占星術の研究をもとに…

多くの占い師は、試験の合否や勝負事の勝敗を占いません。
その理由は、合否や勝敗が100%【当たる】理論が存在しないからだと思います。

私は仲間と共にホラリー占星術を使った勝敗予測法を検証してきましたが
精度の高い理論を使っても、当たる確率は7割ぐらいです。

結論として『未来は決まっていない』『実力がある方が、よっぽどのことがない限り勝つ』
ことを実感しています。究極的には『実力をつけましょう』ということにつきると思います。

ホロスコープは合否や勝敗を当てる為に使うよりも
よりよい結果を得るためのヒントを得るために使う方が建設的で有意義です。
具体例は、ブログ全文を読んでみてくださいね。

(Kyoko)

 

⇒ 運命と歌、そして占星術

伝統的な占星術では、すべては天の導きによるものと考えられ、人々は占いの結果が凶と出ても運命として引き受けてきました。

一方、ノエルティル心理占星術は、その人の意志と行動からホロスコープを分析します。運命を受け入れるというより、自らの意志で、人生を創造していくことを重視しています。ホロスコープに、あなたがしてきた選択や経験を加えることで、あなたらしさを活かせるヒントが見つけられるのです。

夕雅は、天と、地上に住む私たちはつながっていると考えます。ただし、天から受ける命は一方的なものではなく、私たちの意志も加わっていると考えていて、生れる瞬間にも、その人の意志が働いているのではないでしょうか。

(夕雅)

 

⇒  気象占星術|お天気と感情とホロスコープの関係

占星術の世界には、ホロスコープで気象を予想する『気象占星術』という分野があります。

自然災害や気象は多くの人々が同時に体験することですから
集合無意識を象徴する天体が、ハードな配置をとる時期や場所は異変が起きやすいです。

しかし、その象徴配置が「自然災害」として表現されるのか
「事故」や「戦争」など別の形で表現されるのかは、わからないのです。

よって、この技術による予測が当たる精度は、約6-7割ぐらいとなります。

つまり、ホロスコープは、当てるため、予言のために使うのではなく
異変が起きやすい場所や時期を推測し
その象徴的意味をポジティブに活用する為に使うほうが有意義と考えます。

(Kyoko)

 

 

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