「未来の家」は「これからの私」

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森智子
「未来の家」は「これからの私」

2020/11/23

「未来の家」は「これからの私」

森智子

こんにちは！第三の眼　代々木店＆オンラインの森智子です。

9月から続いていた個人的な試験勉強期間が、今月の中旬に終了しまして、
ちょうど火星の逆行中の取り組みだったという宇宙の計らいに驚いております。

ちなみに、私個人に関しては、火星は６ハウスを運行中ですので、
訓練や技術力を磨くには最適な時期ですね。

そのほか、継続していたこと、積み重ねていたことに目処がつき、
ふと全身の力が抜けてしまいました。

コロナの感染拡大が再び広がり、これから本格的に寒さが始まります。

気を緩めず、予防対策をして過ごしていきたいと思います。

さて、10月＆11月のブログテーマ『未来の家』ですね。

未来の家の前に、過去の家の話を

私は、以前、北海道生活が4年ほど過ぎて、3番目の子供が生まれてくる頃、
子供たちが走り回ったり、大声を出しても近所迷惑にならず、
自由に外に出て遊べる家に住みたいと思い、中古の家を購入しました。

アパート暮らしから平家住まいに変わったので、
希望通り、子供たちは喜んで走り回り、かくれんぼをしたり、
好きな時に庭に出て走り回ってくれました。

友達を呼んで、庭でバーベキューをしたり、プールを出して遊んだり、
雪山の滑り台やかまくらを作ったり、楽しい毎日でした。

介護の仕事をしたり、農家さんのお手伝いをして、
周囲のサポートを受けながら、仕事と子育てを頑張って生活をしていました。

その家は、土地が広かったこともあり、毎年夏場は大量の草むしり、
冬は除雪機を使って除雪と重労働はありながらも、
変わりゆく季節を感じることが生活の一部にもなっていました。

なんとなく、変わらずこのままここで過ごすだろうと頭で考えていながら、
心はどこか別のものを求めているような、チグハグな自分を感じながらも、
あまり意識しないように暮らしてました。

気づいてしまったら、過去の選択を後悔するかもしれないし、
何かを変えなければいけなくなるかもしれないから、
気づかないふりをしていたかったのかもしれません。

けれど、ちょうど心理占星術を本格的に勉強をして、
チグハグな自分を直視せざるを得なくなってきた頃、夜中に除雪をしながら、

「これは私が本当にやりたいことなんだろうか？」

「なりたい自分に繋がっている行動なんだろうか？」

「そんなこと考えても生活のためには仕方がない」

「お金払って誰かに除雪はお願いすればいいのか」

「そもそも、除雪の問題ではなく、私の心が求めていることは何なんだ」

と何度も何度も自問自答をするわけです。

それでもなかなか決めきれない。

先のことが全くわからないから。

自分が感じている違和感の正体がわからないから。

私たちはわからないことには、恐怖や苛立ち、不安を感じます。

葛藤こそが、「変容」の始まり

わからないことへの不安や恐怖は、人間として自然で必要な反応であり、
その葛藤こそが、「変容」の始まりです。

そして、自分の中の不安や葛藤はそのまま外の世界へ投影され、
身の回りの出来事として現れることになったりもします。

予想もしていなかった身の回りで起こる出来事を通して、
「これは本格的に自分に向き合わなけばならないな」「何かを変える必要があるんだな」
とようやく気づくことができるのかもしれません。

私の場合も、自分の中の違和感や不安、葛藤が外の世界に現れたことをきっかけに、
閉じていたものが開き、自分自身のこれまでの歩みや、
本当に大切にすべきことに向き合い、悩み抜いて今いる環境を離れようと決心しました。

「今までの私」から「これからの私」に変わる時、
住み慣れた環境を離れ、大切に守ってきた何かを手放す時のような痛みを伴います。

引越しという形で現れたり、転職や独立、人との別れかもしれません。

変容が始まり、次のステージに移動するまでに幾度もの葛藤を乗り越え、
たくさんの状況を整え、時間をかけて内側も外側も変化していきます。