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2023/01/15

新月~満月の流れになぞらえて、現代文明開化からの現在地をよむ

こんにちは、心理占星家、タロットリーダーの 今田ちえ です。
オンライン、宮崎支部での対面セッションを担当しています。

2023年というあたらしい年をむかえて、15日たちましたね。
仕事や学校はすでにはじまり、すっかり日常がもどってきているでしょうか。
私のお正月気分は4日まででした。

 

さて、2023年。どう過ごしていきますか。
あと2ヶ月後、3月には、冥王星、土星、と社会的な変化をしめす星が大きな動きをみせます。

これまでの清算があり、次の段階への準備があります。
期待とともに困惑を感じやすい時期ともいえるんです。

隠されていたこと、見過ごされてきたことが、まずは明るみにでて、
大きく壊される部分もあるでしょう。

たんなる混乱や破壊ではなく、大掃除をして不要なものを手ばなし本質にもどり、
あらたにはじまる何かがある、という過渡期ですね。

ひとりひとりの中でも、そのような流れがおこるでしょう。
とても困惑する出来事がおこるのは、たいてい、
思考と、からだの奥底にある本音がくいちがっている場合。
内なる声をききとって、変化を受けとめ流れにのっていきたいですね。

 

西洋占星術での時期読みは、大きな時代の流れも、個人の日常の変化も読みます。

今回は文明のうつりかわり、という大きな視点で、今わたしたちがどの地点にいるのか、
を眺めてみようと思います。

はるか遠い歴史だと思える出来事も、根っこでは今の生活につながっている。
そんな視点もあるんだなぁと読んでいただけたらうれしいです。

 

文明の隆盛をしめす星の動きではかると今はどの地点?

ざっくりとですが、今の文明のはじまりは1891年くらい
下図の右下の「スタート」」地点です。

「今」は、下の図の黄色い矢印です。

図の中では、「1989年ベルリンの壁崩壊」とくっついて見えますが、
黄色い矢印が2023年くらいとみてくださいね。

 

 

今の文明の特徴とは

現代文明のはじまりを1891年あたりと考えると、

世界では産業革命後の資本主義化がすすみ、
国王の支配から脱して国民主権へとうつり国民国家化。

日本では、明治維新後、東京に都がうつり、近代化がすすんでいます。
1889年には日本帝国憲法発布ですね。

 

現代文明は、

第二次産業革命により企業の大規模化が進み、ホワイトカラーが急増、
資本家と労働者のあいだに新中間層が形成され、
都市型の新しい生活スタイル:消費生活が普及しました。(ベルエポック)

鉄道などの多様な人工的「ネットワーク」が成長し、
マスメディア文化がうまれ、インターネットも普及、大衆社会がかたちづくられていきます。

さまざまな情報が手に入り、個人個人が世界規模で直接に意見をかわせるようになり、
社会システムも人の意識も、それ以前より、ずいぶん変わってきています。

 

それ以前の文明

下図のいちばん下あたり、1815年「次のスタートに向けての整理・収穫」くらいから、
産業革命がはじまり、国民主権意識が育ちはじめています。

それまでは国王や君主が支配し、地域ごとに分離し、手工業でした。

 

 

文明のうつりかわりをしめすのは冥王星と海王星

文明の隆盛をしめすのは冥王星と海王星。

うごく速さがちがうので、地上から見て、
0度-90度-180度-270度-360度(0度)という角度をとっていきます。
このひとつの周期は、約494年。

この周期を、太陽と月がおりなす、
新月(0度)-上弦の月(90度)-満月(180度)-下弦の月(270度)-次の新月(0度)
になぞらえて考えます。

 

2061年くらいがひとつの節目

今は2023年(黄色い矢印)。2061年くらいがひとつの節目と読めますね。
冥王星と海王星が90度の角度をつくり、上弦の月の位置関係です。

上弦の月は、新月にはじまったものごとの成り行きをいったん見つめ直し、軌道修正がはいります。
そして定めた方向にむけてパワーを吸収して成長していきます。

 

そして2023年

産業革命、技術革新からはじまった、社会システムの変化は、
個人の自由なアイデアの実現、を可能にしたと同時に、
過剰な消費や環境破壊、大きな格差や争いをうみました。

今はすでに方向転換の模索もはじまっていると思います。
生命力の大きな流れ、でいえば、調和した発展へと向かうようになっています。
調和からかけはなれた部分を修正するには、大きな転換が必要かもしれません。

 

まとめとしては、時代を生きるひとりとして、どう在るかを考察したいところですね。

いろいろ難しく感じて簡単に言葉にできないけれど、だからこそ簡潔に考えて、
やはり、本質に還っていく、というところかなぁと思います。

私にとっての本質とは、からだ感覚にそった選択をしていく、ですね。
からだ感覚って、肉体感覚よりもずっと広いんです。
自分だけではなく、おかれた環境ともつながっているし、
潜在意識ともつながっている。
だから、その感覚をとぎすませて、現実的な行動をえらんでいく、でしょうか。

何をどのように買うか、助けあえるコミュニティを育むなど、具体的にできることはありますし。

ひとりひとりの潜在意識の根っこは、
すべてのひとと、自然と、宇宙とつながっている、ととらえると。
個人の心とからだの在り方は、社会の動向に無関係じゃない。
むしろ大きく動かす原動力なのではないでしょうか。

抑圧してきた心の奥底にあるものを解いて本来の自分を生きる。
それだけでも、よい方向への流れが強まると思っています。

本来の自分を知り、今の状況を大きな視点で考えるには、
心理占星術セッションをもサポートになるかもしれません。

 

 

参照:『早わかり世界近現代史』(宮崎正勝 著)

 

>>> 『時代のテーマを読む』~2022年12月~2023年1月のブログテーマ~

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