こんにちは！第三の眼　代々木店＆オンラインの心理占星家、森智子です。

初恋の物語 ー火星ー

NETFLIXで見たい映画があって、それを見終わった後、
何気なく再生した日本のNETFLIX配信ドラマ「First Love 初恋」が驚くほど良くて、
一気に見てしまいました。

1999年に発表された宇多田ヒカルの「First Love」から
その19年後に発表された「初恋」の楽曲をテーマに、
約20年間の男女の物語です。

そこには、恋愛だけではなく、人が人を愛すること。

親子の愛、家族の愛、兄弟の愛、友達の愛、さまざまな愛の形が、
苦しいほどに散りばめられていて、まるで映画のように丁寧に描かれています。

壮大なスケールと美しい映像・楽曲が、
忘れていた大切なものを思い出すように、
心を解きほぐしてくれます。

きっと、どんな経験をしてきた人にも、
それぞれの人にとって共感する愛の形があるのではないかと思います。

私は、個人的にキーメッセージだと思っているのですが、
ストーリーの中で実際の1998年に打ち上げられた日本初の火星探査機「のぞみ」と、
2003年の火星大接近、2018年の火星大接近についての描写が描かれています。

火星探査機「のぞみ」は、火星へ約1000kmまで接近したものの、
最終的には事故に見舞われ交信が途絶えて火星への周回軌道を断念。

ミッション終了となり、その後、数億年に渡って「のぞみ」は宇宙を飛び続けているようです。

火星探査機「のぞみ」には、当時日本中から寄せられた27万人ほどの名前が搭載されていました。
そのひとりひとりの思いが、今も宇宙を周り続けているのです。

占星術で、「愛」を語るとき、

美や愛の女神『金星』を思い浮かべることが多いと思いますが、
金星の愛は、その魅力で相手を受容すること、調和や平和を保ち、喜びや楽しさに満ち溢れること。

そして、自分がどんなことに価値を感じ、何を大切にするかということです。

「愛する」という場合、
当然傷つき失敗することがあり、
『火星』の示す情熱や戦いのエネルギーを活用しなければ出来ず、
誰かや何かを愛するということは、それくらいの勇気が必要なことなのではないかと感じます。

そして、止まり続けて頑なに動かないものを動かすことも、
「愛する」ことでしかできないのではないでしょうか。

明日、2022年12月1日は、2年2ヶ月ぶりに、地球と火星が接近します。
＊火星の軌道は楕円形なので、大接近ではない接近です。

12月8日の満月の頃は、月に寄り添うように、赤っぽく輝く火星がよく見えるようです。

火星は、現在双子座で2022年10月30日〜2023年1月13日まで逆行します。

振り返りや見直しの機会などと言われている、天体逆行中に、
初恋の時のような忘れかけていた情熱を取り戻せますように。

逃げるな！
前をむけ！
息を吸って前進しろ！
傷ついたって、みっともなくたって、人生は飛び込まなくっちゃ！

『First Love 初恋』本予告編 – Netflix

>>>『情熱のありか』～2022年10月のブログテーマ～