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2020/02/08

心理占星術でリフレーミング

第三の眼(大阪・オンライン)の心理占星家 kyokoです。

今日は私の提供しているノエルティル心理占星術の特徴についてお伝えしたいと思います。
ティル式の心理占星術ならではの魅力や、一般的な占いや西洋占星術の解釈とは大きく異なる占星術であることが伝わればいいなと思っています。
わかりやすいように、私の最近の経験を実例としてお話ししますね。

 

トランジット土星とネイタル火星のスクエア

実は私、1月後半、風邪をこじらせて、予定が大幅に狂ってしまいました。
体調を崩すと、できることは限られますよね。
結果として「これだけは責任をもってやり遂げなければならない」
ことにエネルギーを集中することになりました。

 

星まわりをチェックすると
トランジットの土星が私の出生図の火星にスクエア。

土星と火星のスクエアは従来の西洋占星術解釈では[凶]であり[悪いことが起きる象徴]です。

ただし私が取り組んでいるノエルティル心理占星術では[凶]とは捉えません。
行動力の抑制・制限、目的の絞り込み、実際的な行動力という解釈をします。

従来の西洋占星術解釈では[病気になって行動できなかった=凶]で終わってしまうのですが
ノエルティル心理占星術では、風邪で寝込むという形で行動が制限された。
結果として、目的の絞り込みも行われた、というところまで解釈するのです。

実際、それまでキャパオーバーで疲れきっていたのですが
風邪が治るころには、頭で考えて整理するまでもなく、何を最優先するかが明確になりました。

風邪をひくと体は辛いですが、悪いことばかりではありません。
土星と火星のハードアスペクトが示す
「目的を絞り込む」という、この時期のテーマを「成し遂げた」と捉えることもできるのですから。

もちろん、病気にならずに、それらができていたなら、もっとよかったのですが
今の私の場合は、「働き過ぎ」「抱え込み過ぎ」にシンプルにストップがかかった。
そういう形で、私の限界やキャパを自覚し、軌道修正できたのです。

 

心理占星術でリフレーミング

 

ホロスコープからは、「良い悪い」と単純化できない、もっと深い動機を推し量ることができます。
実際、今の私は、膿が絞り出されて浄化され、心身が身軽になっています。

 

心理占星術によるリフレーミング

このように

出来事に対する
『意味づけ方』『認識の枠組み(フレーム)を変えること』を
心理学用語で『リフレーミング』といいます

 

ホロスコープチャートを心理占星術的に解釈することで
この『リフレーミング』が無理なく起こってきます。

こういった原因と結果の関係性を、すばやく仮定できるところが
ホロスコープ分析の醍醐味だと思いますし
結果を[良い悪い]と単純判断しないところが心理占星術の特徴です。

 

ただし「この配置だから⇒こうなる」という
『予言』ではないことに注意してください。

私が普段から『節制』が行き届いている人なら、大風邪はひかなかったかもしれないです。

トランジットの土星(山羊座)とネイタル火星(天秤座)のスクエアも
ぎっくり腰、骨折、喧嘩、悲観して諦める、反対される、目上の人の意見に従う、
コーチングを受けて決定するなど、象徴の表現のされ方には、さまざまな可能性があります。

 

要するに、そのチャートの持ち主が、
星が示している象徴的なテーマをどう具現化するかは
その人次第、それまでの行動・選択次第だということです。

だから、ご相談者の現状を対話をとおして確認しながら
コンサルテーションをすすめていく必要があるのです。

私の話にもどりますと
1月に形成されたトランジット土星とネイタル火星のスクエア。
この配置の目的は「病気になること」ではない。
病気は「活動の方向性の絞り込み」「健康管理を見直す」きっかけになったいうことです
(私の場合、火星は健康の焦点となる1ハウスのルーラーのひとつ)。

 

できごとの本質への「気づき」と「変容」が
心理占星術コンサルテーションの目的です。

 

「気づき」があるから「自然に行動修正」ができるようになります。
それによって「今後の私」が変わっていきます。

 

「体を壊しますよ」→「当たりました」という当てものごっこで終わりたくないのです。

 

自分を鼓舞して頑張って行動するのではなく、
深い気づきによって、行動が自然に変わっていくことを目指しませんか。

 

人生に起こるすべてを自分の顕在意識だけでコントロールすることはできない。
多くの人の転機を見ていると、顕在意識が気づいていないことに、潜在意識のほうが気づいていて
ときに荒っぽいと思えるような、さまざまな手段を講じて、方向づけているかのように感じられることも多いです。

 

心理占星術を用いると、そういった、ふだん「意識化していない」ところに光を当てることができるのです。
星の象意をお客様にお伝えすると「深いところでは、わかっていたような気がします」とおっしゃられることが多いです。

 

…私の場合は、年初の大風邪によって、今年のテーマが明確になり
「きちんと懲りることによって」ウィルス対策や健康管理をしっかりすることができるなら
風邪をひいた意義もあり、風邪さんの目論見は成功したといえるでしょう。

 

最初に「予定が大幅に狂った」と書きましたが
実は「狂った」のではなく「今の自分にとって適切な形に予定を修正することができた(ありがたい)」というのが本当ですね。

 

私の心理占星術セッション

私の心理占星術セッションは、ノエルティル心理占星術理論をベースにしていますが
+アルファ、様々な心理学理論やセラピーメソッドをとりいれた私流です。
パラン恒星やサビアン占星術、ホラリー占星術もノエルティル心理占星術の哲学で活用しています。

ノエルティル心理占星術の哲学とは?
『星は何もしない、物事を為すのは人間なんだ』というものです。

 

 

1年の計画をどう立てる?

1年を計画するメニュー『イヤーリーディング』『戦略会議』では、未来を考える前に
過去1年を振り返り、そこで起こった出来事に対する理解と気づきを深める時間をとります。
過去・現状への気づきが深まることで、より効果的な未来計画が可能となるからです。

⇒1年の計画を立てる二つの心理占星術メニューのご案内

 

2020年1月のブログテーマ『占い&占い師との上手な付き合い方』

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