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2021/07/08
気象占星術|お天気と感情とホロスコープの関係
こんにちは。第三の眼・大阪&オンラインのkyokoです。
2021年7月のブログテーマは『天気と感情』ですね。
占星術の世界には『気象占星術』という分野があります。
気象とホロスコープの関係を研究している人たちがいるのです。
酷暑or冷夏、日照りor大雨。
極寒or暖冬、大雪or雪が少ない冬。
「いつもの夏」「いつもの冬」と比べて、今年はどうなのか?
被害をもたらすような台風が来そうな時期はいつか?
来るとしたら、どの地域が危ないのか?
などをホロスコープから予測するのですね。
でも、この予測は簡単ではありません。たくさんのホロスコープを見ます。
四季図(春分図・夏至図・秋分図・冬至図)や、日蝕・月蝕図
その影響下にある、月相図など、多くのチャートが絡み合います。
占星術の知識だけでなく、その土地の平均的な気候についての知識も必要です。
6-7割ぐらいの精度がありますが、必ず当たるとは限りません。
理由は、この記事を読めば徐々にわかってきます。
さて、「感情」と「お天気」は占星術的に見て関係しているのでしょうか?
占星術で「感情」を象徴するのは「月」です。
けれども、気象占星術を「月」だけでは語れません。
太陽系の10天体すべてを見るのです。
とはいえ、月や月相図はトリガーとして重要です。
人間も、様々な体験によって溜め込まれてきた感情が
何らかのトリガーによって、爆発したり、溢れ出したりしますよね。
大雨、台風などの、災害級の気象も、地震や火山の爆発なども同じと考えます。
また、すべての惑星に「感情」があると考えることもできます。
惑星達の「感情表現」のひとつとして「気象」があるともいえます。
けれども気象の変化と、人間生活への被害は別物です。
最近、熱海で土砂崩れと土石流が発生し、とてつもない被害をもたらしました。
心よりお悔みとお見舞いを申し上げます。
あの土砂崩れは人災の部分のほうが大きいのではないか、と言われ始めています。
随分前から盛り土の危険性を察知していた人達が、いらっしゃったようです。
人間による無茶な開発や介入によって崩れた山の生態系のバランス。
持ちこたえられる臨界点を超えたときに起こる災害。
このような人災ともいえる災害に「感情」が、もしかかわるとすれば
「山に住んでいる多くの生き物の感情」のような気がします。
純粋に気象や天変地異について考えたとき、
たとえば、小規模な地震が断続的に起こってズレが少しずつ解消されることで大地震が回避される。
あるいは、気象以外の事象で象徴が表現されたので、特に大きな自然災害は起こらない、という解釈も成り立ちます。
たとえば、オリンピックという形で「戦いのエネルギー」が吐き出されたり
「攻撃的な感情」が昇華されることで
火山の爆発が回避されたり、やわらげられたりする可能性もあります。
私たちは、さまざまな形で象徴のあらわれを体験しており
「天候」も、その一つだということです。
それゆえ「この配置だから、必ず〇〇が起こる」とは言えない。
自然災害について≪事後に≫チャートとの関連性を分析することは可能ですが
≪事前の≫予測は難しい(してはならない)というのが、気象占星術を学んでの結論です。
異変が起きやすい場所や時期を事前に推測することはできます。
そして、注意喚起することはできます。
けれども、決めつけてはならない。
たとえば、ハードな天体の配置があったとして
それが、自然災害として表現されるのか
別の形で象徴表現されるのかは、わからないのです。
自然災害は多くの人々が同時に体験することですから、集合無意識が関係します。
それゆえ、トランスサタニアン(土星外惑星=天王星・海王星・冥王星)が、かかわっていることが多いです。
ある意味、皆で作り出している共有経験とも言えます。
人間の感情だけでなく、生物界や地球のメッセージ、あるいは感情表現、ととらえることもできます。
未来を正確に予測ができない、あるいは、未来は決まっていないのは
気象占星術も個人を対象とする占星術も同じです。
ハードな配置があったとして、その象徴的意味合いが、どう表現されるのかは、わかりません。
何を積み上げてきたのか(どのように過ごしてきたか)が因果関係として働きます。
一方、起こった出来事(経験)から、どのような意味を見出すかは、は私たち次第です。
それに基づいて、感情や行動や生き方が変わっていく。
むしろ、そこが象徴経験のメインになります。
私自身はホロスコープのことを
「天とのコミュニケーションツール」だと考えていて
「気づきのツール」として用いています。
起こった出来事から「気づくこと」はホロスコープがなくてもできますが
起こる前に「気づける」可能性を高めるのがホロスコープの強みだと思います。
異変が起きやすい場所や時期を事前に推測することができるからです。
そして、その象徴を積極的に活用するための計画ができます。
このように、私たちは象徴をできるだけ良い形で体験することを望みますが
「良い感じで体験したい」というのも、狭い意識から見た人間の都合でしかないのでしょう。
天体は、盲点に気づかせる働きをすることも多いので、想定外の出来事が起きることも多いのです。
いずれにせよ、そのときに提示されている象徴のテーマを経験するのです。
⇒ 気象占星術と天変地異について学んでみたい方は、こちらをご覧ください。
気象が当たる確率は7割程度で、気象予報士の天気予報に劣りますが
天気図を用いる天気予報はせいぜい数か月から1年先ぐらいまでの予報しかできないのに比べ
気象占星術は、天気図なしに何年も先のことを予測することができます。
占星家・タロティスト
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