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2025/04/24

怒りに気づけたときが変わるチャンス

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。

今日はブログテーマ「怒りの取り扱い方」 に関する記事になります。

 

「疲れるから怒るのはやめとこう!」は逆効果?

 

怒りという感情は厄介ですよね。ほとんどの人が「怒ると疲れてしまう」のではないでしょうか。パワフル過ぎる感情なので持て余してしまうことも多いかも。

相手に怒りをぶつければお互いに嫌な気分になるものですから、明日からも関係が続く(予定の)相手であればなおさら「ここで自分がこらえればいいのだ」と、怒っている自分から眼をそらしがちです。
なかったことにする、スルーする、という対処法を取っている方も少なくないかと思います。

 

 

西洋占星術での「怒り担当」は火星という天体です。

藤井まほの出生時ホロスコープの火星は「極端さ」をプラスする冥王星の近くにあり、この冥王星のサビアンシンボルが「火山の爆発」というフレーズ。怒ると「ものすごい」ことは自覚しているので、極力怒らないようにしています(近年、対人関係において怒ることは滅多にないのですが)。

自重し、自主規制し、怒ることを回避し、怒らなければならない役割を辞退し、怒ってしまいそうな相手を避けようにしてきましたが、溜めれば溜めるほど、たまーに自制の効かない形で怒りが爆発してしまう、という繰り返し。

そんな数々の苦い経験を積むうちに、自分の怒りに目を向け、何がどうなっているんだろうと考え、怒りを溜め込まなくなった気がします。

よく考えれば当然なのです。
怒りに限らず、抑圧した感情は爆発的な形で表に出てきますから。どなたも、規模の違いこそあれ同じような経験をしてこられたのではないでしょうか。

 

怒りは二次感情。一次感情は?

 

わたしたちは覚えるさまざまな感情のなかでも、怒りは「二次感情」と呼ばれています。「悲しみ」「淋しさ」「心配」「むなしさ」「悔しさ」といった「一次感情」が、表に出るときには「怒り」という「二次感情」に転換されるケースが多いのです。

 

衝動に駆られて怒ってしまったことを反省したり後悔したりすると、表に出なかった「一次感情」のほうはさらに自覚されないまま奥に秘められてしまいます。

たとえば、すぐに部屋を散らかす家族を「いつも言ってるでしょ、何度言わせるの!」と怒ってしまったとき。

怒りの手前には、家という共同スペースをきれいに保ちたいという願いを裏切られた悲しみや、何度も言ったのに無視されたむなしさがあるのかもしれません。

怒りを表現しなければ本当に感じた一次感情が何だったかのかわからないままになりますし、怒りを解き放って家族を叱ってしまえば「怒った」「怒られた」という感情的なやりとりだけが記憶に残って、一次感情はやはり置き去りにされるでしょう。

怒りに振り回されず、それをコントロールするためには、まずこの怒りの手前にあったはずの一次感情が何かを探るといいと言われます。

悲しいのか、悔しいのか。がっかりしたのか。それとも、ただほかでむしゃくしゃしていたのを目の前の無関係な相手にぶつけてしまったのか。
自分は「ただ怒っているのではなく、悲しかった、悔しかった、がっかりしたのだ」と相手に伝えてみるといいかもしれません。
よそで発生した不機嫌をぶつけてしまったとか、自分の疲れや体調のせいだったなら、早いうちに謝ったほうがいいですよね。

もうひとつ助けになる方法は、怒っている自分から距離を置くことです。
あ、自分はこの人に対してはすぐに怒りをぶつけやすいな。またこんなことで怒っているな。ものすごく怒るわりにすーっと引いちゃう瞬間湯沸かし器型だな。一度怒りに火がつくとなかなかおさまらないタイプだな……などなど。

 

 

距離を置くと、自分の怒りのパターンが見えてきます。そのプロセスでも、自分がずっと感じていた一次感情に気づけるかもしれません。
瞬間的に沸く怒りにその場で対処するのはなかなか難しいものですが、自分の一次感情の「癖」がわかっていればまた別のやり方が見えてくる可能性があります。

 

怒りに対処したかったら、何よりも「怒り」に気づくことが第一歩なのです

 

必ずしも悪者ではない火星

 

さきほど、西洋占星術では火星が怒りの象徴だと書きました。

火星は火であり、戦争(攻撃)であり、刃物であり、怒りです。

そう書くと悪者のようですが、ものは使いよう。手術に使うレーザーや、調理に使うガスコンロや包丁も火星が象徴しますし、人を行動に駆り立てる原動力もまた火星的なエネルギーです。

 

「怒りの矛先を変える」という表現がありますが、矛先ではなくて矛そのものを怒りや攻撃ではなく、行動する力に変えてみてはどうでしょう?
火星の力を攻撃ではなく、自己推進力に変えるということですね!

 

「自分を変えたい、変わりたい。新しいことに挑戦したい。こんなことを成し遂げたい。この目標を達成したい」

 

そんなとき、火星の力は欠かせません。怒りに気づいたときは、自分のなかの「火星力」に気づいたとき。これを行動に向けて使うことができたなら、それが「変わるチャンス」になるのです。

 

さきほどはわたし自身の例として、生まれたときのホロスコープでは火星が近くにある冥王星によって「噴火」のような形で表れやすいとご説明しました。
この火星を怒りではなく、自分を次の段階に進める力として使えばより建設的に使えそうだなとおわかりいただけるかと思います。

もちろん、そううまく行くとは限らないのですが、自分の星の配置を知っているとどんなときにスイッチが入るか、いつ行動を起こしたらいいかといったことがわかりやすいのです。

 

生まれたときに火星が「陰の星座」に入っているか、「陽の星座」に入っているか。どんな領域のハウスに入っているか。
土星、天王星、海王星、冥王星といった強い天体とどんな配置になっているか。
月、太陽、金星といった個人的な天体とどんな関係になっているか。

 

そんなことから、人それぞれで異なる火星エネルギーのスイッチのありかや、怒りの制御の仕方、火星を活かすタイミングなどがわかるのです。

 

怒りや感情について、星を通してもっとよく知りたい方。
怒りっぽい自分をなんとかしたい方。
自分の感情を出すのに困難を感じている方。
やる気スイッチが入りにくい方。
目標はあるのになかなか達成に至らない方。

 

あなたの火星がどんな状態にあるか、一度ホロスコープで見てみませんか?
西洋占星術がお役に立つかもしれません。

12星座の陰陽についてはこちらの記事にまとめています。
陽を打ち出そうとするほど陰に足を取られる話

 

また、5月末までは
あなたのスペシャルな春を応援するキャンペーン実施中です♪

 

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