こんにちは。第三の眼・代々木店のあさぎ真那です。

相手の気持ちが気になってモヤモヤしたこと、ありませんか？

「相手がどう思っているか知りたい」というのはよくあるご相談のひとつです。

その相手は、家族やパートナーのこともあれば、

職場の同僚やママ友のこともあります。

その場合、タロットでみることになりますが、注意も必要です。

それは、人の気持ちは流動的なものだということ。

そしてまた、白黒はっきりつけられるようなものではなく、複雑だということです。

いちばんいいのは、直接訊ける相手であれば、

どう思っているのか直接訊いてみること。

それができないから占いに来てるんじゃない！と思うかもしれませんが、

実際に相手とコミュニケーションを交わすことが

関係をつくっていくことにもなるのです。

それでもどうしても占いで知りたいという場合は、

一度占ったら当分は占わないことです。

これはほかのテーマで占う場合も同様です。

「気持ち」という形のないものを気にし始めたらキリがありません。

何度も何度も同じ相手について気になって占いを繰り返す、ということになります。

人間関係を悪くするもののひとつに「邪推」が挙げられます。

「あの人はきっと私のことをこう思っているに違いない」と一方的に思い込むことです。

実はみな、それほど他人のことなんて気にしていなかったりするのに。

『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』という本がありますが、

上手いタイトルだなと思いました。

自分が考えているほど、相手は自分のことを考えていない。そんなものなのです。

そして、大切なのは、相手にどう思われているかよりも、

自分が相手のことをどう思っているか。

ここが抜け落ちている人も結構います。

本当は、自分が相手のことをよく思っていないのに、

自分が相手によく思われていないと感じている場合です。

相手が自分のことをどう思っているのであれ、

自分が相手と本当に親しくなりたいのか、

どういうふうに付き合っていきたいのかわかっていることも大切です。

そこまで他人の顔色をうかがってしまうのは

親との関係が原因となっている場合もあります。

私は基本的に、15分の鑑定でも必ずホロスコープを作ります。

（作成時間は鑑定時間には含めません）

だいぶ以前に、職場の人間関係についてご相談に来た方がいました。

お話を聞いていると、どう思われているか気になる相手は

どうやら年上の女性ばかりのようです。

上司は男性なのに、その上司にどう思われているかは気にしていないようでした。

ふとホロスコープに目をやったときに気づいたのは、

月と冥王星のタイトなハードアスペクト。

お母さんとの関係がどうだったか訊いてみたところ、

案の定、支配的な人だったので、

機嫌を損ねないように絶えず顔色をうかがっていたとのこと。

もう亡くなってだいぶ経つそうですが、いまだに思い出すと苦しくなると言います。

お母さんとの光景が映像で浮かぶのか、

それとも音声でお母さんの言うことが聞こえるのか訊いてみたところ、

映像が見えるということでした。

カラーだというので、イメージの中でそれをまずセピア色に、

それからモノクロに変えてもらい、画像の大きさも小さく加工してもらいました。

そうしたら、思い出してもだいぶ楽になったということです。

脳の中では、お母さんとの関係が現在進行形で続いていたのですね。

このように、人の気持ちを知りたがる裏には根本的な原因があることもあるので、

占いで相手の気持ちを探ることを繰り返しているだけでは、

相手が変わってもひたすら相手の気持ちを気にし続けることになります。

自分軸をしっかりもつことも健全な人間関係を築くための大切な要素のひとつ。

占いは気持ちを整理する手段のひとつです。

本当に大切なのは自分の気持ちと向き合うこと。

あなたが大切にしたい関係を、自分の手で育てていけますように。

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