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2025/01/31

前世~過去世はホロスコープのどこに表れているか(ノード、ドラゴンヘッド&テイルのお話)

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。
今日のテーマは「占いで見る[過去世]と[今世の課題]」です。

西洋占星術のホロスコープから過去世を読み解くポイントはいくつかあるのですが、今回はノード軸(ドラゴンヘッドとテイル)について、占星術にあまり詳しくない方に向けて書いていきます。

 

西洋占星術で過去世を読むのは比較的新しいこと

 

長い歴史のある西洋占星術ですが、「前世」「過去世」「輪廻転生」が読まれるようになったのはわたしたちの知る占星術では比較的最近のことです。

というのも、占星術、天文学といった学問もキリスト教的世界観の上に築かれ、発展した時期が長かったため、前世や輪廻を前提としていないんですね。
(このあたり、キリスト教以前なども含めて細かく語り出すと大変長くなるので、今日はざっくりした書き方をします)

 

占星術がオカルティズムや神智学と結びついて新しい考え方を取り入れる19世紀末ごろまで、

 

人は一度生まれて生きて死に、やがて訪れる最後の審判のときに生前の行いによって天国煉獄地獄といった行き先が決まり、「正しい」生き方をした者だけがキリストのように復活して永遠の生命を手に入れる=終わり

 

という人生観に(公的には)基づいていました。

 

ほかの宗教と結びついて発達してきたインド占星術や中国、台湾の占星術に比べると、西洋占星術での「前世」「過去世」の読み方はよく言えば柔軟で、ある意味ではまだ定まっていないかもしれません。

 

それでもホロスコープ(生年月日や出生時刻から作成する出生図)のなかで、前世や過去世を読むポイントはいくつかあります。
今日はそのうちの一つ、ノード軸(ドラゴンヘッドとドラゴンテイル)について書いてみますね。

 

太陽の軌道と月の軌道の交わる、二つの点

 

ノード軸は180度で向かい合う北と南のノード(ノースノード、サウスノード)の対になっています。ドラゴンヘッド(以下ヘッド)とドラゴンテイル(以下テイル)という呼び方もあります

 

これらは実在する天体ではなく、黄道(太陽の軌道)と月の軌道(白道)の交点です。(北の交点がノースノード=ヘッド、南の交点がサウスノード=テイル)

 

太陽=個人が生まれ持ったエネルギー(使命)
月=個人の内なる欲求や無意識の衝動

の軌道が交わるところなので、わたしたちの魂が「いま生きている意味」をここから読みとるという考え方は説得力がありますよね。

 

サウスノードは過去世、ノースノードは未来への道

 

ノード軸の2極のうち、「過去世、前世」を象徴するのはサウスノード(テイル)です。こちらは「過去世に積んだ経験や習得したこと」を表します。
一方のノースノード(ヘッド)「今生で目指すべきもの」を象徴するとされます。

 

 

カルマ(業)というと、よいカルマ、悪いカルマと連想されますが、よしあしというよりもサウスノードに表されるのは「過去世で没頭、集中してしまったこと」で、ノースノードは「過去に果たせなかったので、今生のテーマとして果たしていくとよいこと」と捉えたほうがいいのではないかと、個人的には考えています。

 

たとえばわたしのようにサウスノードが射手座にあれば、精神的な高みを目指して生きた「過去世」があり、反対側の双子座にあるノースノードは過去、独自の研究や修行(?)に没頭しすぎたために取りこぼしてしまった人々との交流や会話を通して、情報を幅広い層に伝わるように発信していくことが「今生の使命」と読むことができます。

ノースノード(ヘッド)が示す「未来への道」を意識することで、いまの人生の課題をこなせます。また、この新テーマの追求が人生の成功にもつながるというわけです。

 

 

前世や過去世を離れてノード軸を読むこともできます

 

前世や過去世、輪廻を信じない人がいるのと同じように、リーディングに前世や過去世を含めない占星術師もいます。
わたしは輪廻転生があったほうが説明しやすいことが多いように思うので採用していますが、ご相談者の方の考え方に合わせて説明するようにしています(輪廻や前世を採用しなくてもリーディングにはまったく支障がないので)。

 

その場合、サウスノードはたとえ得意だとしてもそれを使わず努力すると開運しやすいことがら、ノースノードはたとえ苦手だとしても経験や修行を積むと開運する(評判をとりやすい、人気が出やすい)ことがら、というようにお伝えしています。

それでいくと、たとえばですが。

射手座にサウスノードがある藤井まほは、研究者の間で使われる専門用語よりも、双子座のノースノードが示す、誰にでもわかる平易なことばを使って話したり、原稿を書いたりしたほうが「人気が出る」、というような感じです。
――というわけでわかりやすく書いてみたつもりです(^^)、あくまで当社比ですが。

 

ほかの要素を含めてさらに深く読めます

 

最初に書いたように、ホロスコープで過去世を読むポイントは複数あるので、それらを総合してリーディングしていきます。

ノード軸も、上記の藤井まほの例に挙げたどのサイン(星座)にあるかだけでなく、天体との配置やホロスコープのどこ(何番目のハウス)にあるかでより細かく読めるのです。

 

あなたの出生データ(生年月日、出生時刻、出生地)から描くホロスコープからは、こうした過去世情報(笑)だけでなく、さまざまなことが読み解けます。
詳しくお知りになりたい方は、ぜひ鑑定をお申し込みくださいね。

 

藤井まほの占星術リーディング

『占いで見る[過去世]と[今世の課題]』~2025年1月のブログテーマ~

 

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