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2024/12/13

変化の波に乗れないあなたへ(2025年を前に)

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。
ここ数年、トランスサタニアン(土星以遠の天体、天王星、海王星、冥王星)の動きと連動して、わたしたちも、わたしたちの住む世界も大きな変化の波をかぶってきました。今後の動きとしては……

先月11月20日に冥王星が水瓶座に入ったのを皮切りに、2025年3月には海王星が牡羊座に、7月には天王星が双子座に入ります。

西洋占星術における2025年問題と呼ばれるこれらの星の動きが象徴するように、わたしたちが生きる世界でもさらなる大きな変化が予想されているのです(そのことは、今後、また別の記事で個別に書いていきますね)

自立を促す天王星と紐づけられている水瓶座

特に水瓶座土星と牡牛座天王星(自由と革命)が90度を組んでバチバチ緊張していた2021年頃から、牡牛座天王星の変化を促す力が強まってきた印象があります。来たる時代により適した規格やシステムに向けて、現実にあるものごとを作り替えていこうという組み合わせだからです。

時代の変化ということで言えば、いわゆる「風の時代」に突入する節目をまたいだタイミングでもあるのですが、200年もの長いスパンに及ぶ大きなうねりを個人の感覚でしっかりと捉えるのは難しいのではないかと思います。

 

今回の風の時代は、木星と土星が水瓶座入りしたのを期に始まったので水瓶座にスポットライトが当たっています(水瓶座は「風」のエレメントの星座です)。その水瓶座に、冥王星が移ったこの11月からが本格的な風の時代と見る人もいるようです。

 

現代の占星術では、水瓶座の支配星(注)は天王星。分離して孤立させるという象意があります。孤独をネガティブなものと捉えると何やら淋しく、つらい感じがするかもしれません。

反対に、たとえば親からの巣立ちを考えてみれば、お互いに淋しいかもしれないけれど、それぞれが自分の道を行くすがすがしさもありますし、ただもたれ合うばかりではなくお互いを尊重する態度が養われるとも言えます。
そんなところから個の尊重、自立といった天王星のキーワードも出てくるのです。

(注。占星術では12星座に、それぞれを支配する天体が割り振られています、獅子座→太陽、蟹座→月、というように)

 

 

今回の風の時代が天王星に支配される水瓶座から始まったことは象徴的かもしれません。
わたしたちは、たとえば地球という環境とそれが生み出す資源に依存して生きてきました。地球に何かを与えるよりも、そこから与えられることのほうが多かったのですが、気候変動という大きな変化によって頼ってきた地球環境を失うかもしれないという危険に直面しています。

地球という環境から離れ独立して生きることは、いまの人類には不可能です。ただ、ほぼ一方的に依存しっぱなしだった関係を見直すべきときに来ていることは事実です。これからは親離れして、子として親に何か貢献できることがないのか真剣に考えなければ、ということなのではないでしょうか。

 

大袈裟にグローバルな例を出しましたが、同じようなことが小さな規模でわたしたち個人の生活、個人と共同体や組織、国家との関係にも起こっているのが、この風の時代の始まりではないかと思います。

2024年までの反省と2025年問題

星読みを仕事とする者としてはこうした天空の動きをお伝えしていくのが役目なのですが、この年末にあたって少し反省すべきところがあったかもしれないと考えています。
つまり「変化」という側面を強調しすぎたかもしれないと。

 

昨年の秋のことでした。初めて星読みの鑑定に来られた方が開口一番、「わたしは牡牛座なんです。牡牛座は今年いい年なんですよね? でもわたしはいいことがひとつもなくて」と嘆かれました。

2023年と言えば幸運と繁栄の星とされる木星は牡牛座に。太陽星座をもとにした12星座占いだと「2023年は牡牛座生まれの人にとってラッキーな年」と書かれた記事は多かったでしょう。でも、同じ頃、同じ牡牛座には変化と改革の星、天王星も滞在していました(いまは牡牛座最後の度数に近づいていますね!)。

ご相談者の方は固定宮の牡牛座生まれですから、変わることを大好物とする「変化上等!」タイプではなさそうです。変わるように迫られることが増えれば「ラッキーな年」とは思えないかもしれません。

 

出生時のホロスコープを拝見すると、やはり変化の波は来ています。この方の場合は環境に合わせる柔軟性も高いため、逆に「このまま流されちゃってもいいのかな? わたしの本当の目的地はどこ?」というお悩みを抱きがちなのかなと推察されました。

 

牡牛座生まれ全員にとってラッキーイヤーとは限らないことをお伝えし、太陽だけでなく出生図の天体配置に対して天空や進行図の星がどう関わってくるかを見ながら、今後動くべきタイミングと、無闇に焦らないほうがいい時期をお伝えしました。それだけでもずいぶん気持ちが落ち着かれたようです。

先日鑑定に来られて、いまはご自分の夢に向かって試験勉強をされているとのこと。自分から動こう、変わろうと決めたら、そこで粘り強さを発揮するのも固定宮星座のみなさんですよね(^^)

今後ご自分の資質と才能を活かし新しい世界で活躍されますように!

 

変化を促される流れのなかで

星の動きを見て「変化の波が来ていますよ」とお伝えするのが役目ではあるのですが、お一人お一人のホロスコープに対して星の動きがどういう意味を持つのか、いまの人生で起こっていることをどう捉えればいいのかというのは、大勢の方に向けて書くこのブログのような記事では書くことができません。

 

ブログでは勇ましげなことを書くことも多いわたしですが、出生図には固定宮のグランドクロスがあり、コンフォートゾーンを抜け出すのにはいつも苦労しています。

変わらなければいけないのはわかっているけれど、まだ動けないでいる。そんな自分の隣の人が、何か新しいことを始めたり、華麗な変身を遂げたりしたら落ち込んでしまったりしますよね。

でも、誰にもタイミングというものがあります。焦って悩みやストレスを溜め込むのであれば、ぜひあなただけのタイミングを知りに鑑定にいらしてください。

 

ご自分が変化するのに戸惑いを覚える方があってもそれは自然なこと。

特に現在、困難な状況にいらっしゃる方には「もしこれよりひどくなるくらいなら、いまは動かないほうがいいのではないか」というご懸念もあるでしょう。

星読みは、無用な焦りやプレッシャーを感じさせるものであってはならないなぁと個人的に感じているところです。

 

ホロスコープには人それぞれの人生のトリセツが描かれていますが、その読み取り方は固定されたものではありません。

たとえば牡牛座に太陽があれば現状を維持し安全な世界を築こうという意識は強くなりますが、いまいるところが安全ではないことに気づけば、現状維持よりも新しい世界を望むようになるでしょう。

 

何座生まれであったとしても、お一人お一人にとってこの時期に動くとベター、ベストという潮目はあります。

占星術を現在地や、動くべきタイミングを知るヒントとしてお役立ていただけたらと思います。そして2025年を前向きな気持ちで始めてみませんか?

 

星読みとタロットで2025年を読むメニューもあります。

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12月から1月の担当日

12月 14日(土)、18日(水)
1月 11日(土)、15日(水)、29日(水)

上記以外の日程で鑑定をご希望の方は代々木店のスケジュールをご覧の上、担当占い師のいない日から選んでご希望をお知らせくださいませ

メールアドレス↓
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ご予約、お問い合わせをお待ちしております。

 

『2025年の日本と世界を占う~様々な占術から見た2025年の運勢~』2024年12月のブログテーマ

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