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2024/11/30

冥王星に促される意識改革

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。

 

今回は、意識改革というテーマで書いてみます。ただ、実際にはことばで言うほど簡単でもないのが意識改革ではないでしょうか。

というのも、わたしたちは意識というOSにのって生きているので、わたしたちの側から基盤であるOSを変えたり動かしたりしにくいのです。また、意識そのものを意識することも少ないので、気づけば同じOSのまま、何年も過ごしていたりします。

 

同じOSで動き続けて、ほんとうはすでに限界に来ているのに無自覚でいることもあります。そういうときに外側からの力によって強制的に次のステージに招き入れられた経験はありませんか?(招き入れられたと書けば耳触りはいいですが、「無理やり突っ込まれた」ように感じることも多いです、涙)

タロットで言えば「塔(神の家)」のカードですし、西洋占星術では天王星や冥王星がその「外からの力」の役割を果たす場合があります。

 

 

塔のカードには、天から稲妻が落ちて塔が破壊され、中にいたとおぼしき人間が外に放り出される様子が描かれます。火事になった建物から人間が逃げ出す絵柄もあります。いずれにしても、外からの衝撃によってそれまでいたところに安住できなくなった状態が描かれているんですね。

 

そうなる前に準備できていれば万全ですが、落ちている最中であってもただ恐怖を感じるだけでなく、まさに落ちつつある時間に塔の外でどうやって生きていくのか考えることもできますよね。
そういうときにこそ意識改革ができたらいいなと思うのです。
タロットリーディングも役立ちますが、星読みでご自分の現在地を知ったり、少し先に起こりうることを予測することもわたしはおすすめしています。

 

社会にも個人にも変化をもたらす天体

 

出生図(誕生時のホロスコープ)の天体に対して、天空(トランジット)や進行図の土星やトランスサタニアン(土星以遠の星)が何かしらの配置をとるときに、人生における大きな変化が起きやすいとされています。

 

たとえば、トランスサタニアンの一つである冥王星は、16年間(前の射手座に戻る時期も含め)山羊座にとどまっていましたが、11月20日に水瓶座に入ってから今後20年間水瓶座に滞在します。

ご存知のように冥王星は破壊と再生、大いなる変容の象徴であり、強くプレッシャーをかけてくる「圧の源」のような存在でもあります(そんなわけで、圧をかけてくる身近な人として現れることも)。

そのため、冥王星が出生図の天体になんらかの角度を取ってくるときに、わたしたちはそのプレッシャーを受けて「意識改革」を迫られるとも言えるのです。

 

冥王星が金星にコンタクトしている現在のわたし

 

今日はちょっと個人的なことを書きますね。

現在、天を運行する(水瓶座に入ったばかりの)冥王星は、わたしの出生の射手座金星(生まれたときのホロスコープの金星です)に対して調和的な角度をとっています。

山羊座にあるときの冥王星は出生図のほかの天体との間に何かとギクシャクをもたらしていたのですが、水瓶座に入るとそのギクシャクは落ち着き、金星の司る領域にプレッシャーとも応援ともとれるエネルギーを送ってくれるようになります。

しかも、もう山羊座に戻らないので一安心なんですね(個人的に)。

 

金星は一般的に恋愛や財運、価値観を象徴します。また、わたしの出生図ではMCという仕事に関わる目立つ場所にあります。

その金星に、水瓶座の冥王星が「変容せよ」という強いプレッシャー+応援を送ってくれるわけですから、ハッキリ言って価値観や仕事や人目に立つ部分が「いままでのままでいい」とは言えません。「変わらなきゃ(古)」ということですね(^^)

冥王星が本格的に星座を移ったこれからが意識改革すべきときとなるでしょう。

 

過去の履歴から意識改革のヒントを

 

ところで、これまでも冥王星は2023年の3月と今年1月の2回、水瓶座にお試し滞在しています。ということはその頃に仕事や人目に立つ部分(プラス金星が支配しているハウスの領域)で何が起こったかが、意識改革のヒントとわかるわけです。
自分のしてきたことを振り返ると――

 

2023年3月には、革命と水瓶座や天王星にからめて、ウィリアム・モリスの人生についてのブログを書いていました。

2024年1月には代々木店の対面鑑定で、森本ナオコさんの「記憶の森カード」を使ったキオクノモリセッションを始めました。

そして先日こちらのブログにも投稿したとおり、今回の冥王星水瓶座入りの翌日には、記憶の森カードの読書会+お茶会なるものをお試し開催しました。

 

(上記リンクはそれぞれの時期に書いたブログです)

あくまでわたしのなかの考えや小さなアイデアに基づいたものですが、ブログやお茶会という形で世に公表したこととも言えます。ここからわかるのは、自分の今後の仕事や社会的な活動をアートやアーティストともっと関わる方向に広げていったほうがいいのではないかということです。

もともとアートだけでなく芸術やクリエイション全般に興味があり、アーティストやクリエイターの方々と仕事でも個人的にも関わってきたのは、この金星のせいなのかもしれません。

また、金星は価値や好きという気持ちを司るので、いいと思うものに対して「好き」と言ったり推したりしていくといいとも読めます。ちなみに金星のある射手座や冥王星のある水瓶座を加味すると、もっとあれこれ深読みしていけます。

自分としては、せっかく冥王星が来てくれたので、今後この金星の配置を意識的に使っていけるといいなと考え始めました。そしてそれが、次に向けての意識改革につながっていけばという前向きな気持ちでいます(^^)

 

 

これは星の読み方のほんの一例に過ぎませんが、面白いなと思っていただけたら嬉しいです。

 

 

現状と未来を前向きに捉えるために

 

冥王星なんて集合意識を司る天体であって、個人の力ごときでその影響をどうこうすることなんて不可能だよと考える方も多いですし、わたしもトランスサタニアンについてはほぼそんなふうに考えがちです。

調和的なアスペクトだからといって、すべてが調子よく運ぶわけでもありません。

ただ、「いま天の星からどういうメッセージが来ているのだろうか」と見ておくことは現在地を確認するだけでなく、意識改革のちょっとしたヒントになったり、先を見る手がかりになったりもします。

冥王星が絡むからといってすべてネガティブに捉える必要はないですし、ご相談者の方の状況と照らし合わせてどうポジティブな意味を引き出すかも星を読む上で大切な視点だとわたしは考えています。

 

 

今日はトランジット(天空の星)だけを取り上げましたが、ほかにも進行図の天体など、出生図と重ね合わせて読むべき情報はたくさんあります。

どのように意識を変えていくべきか一瞬にして理解できる者ではありませんが、現在地を踏まえてこの先を見通したい方には星読みはおすすめのツールです。

 

「いわゆる○○座生まれ」の出生図で水瓶座冥王星がどこにあるかを知りたければ、こちらの記事をご参照くださいね。

 

トランジット冥王星、いまあなたの出生図では何ハウスにある?

 

ただ、現代の占星術で読む基本の天体は太陽を含めて10天体あります。出生のホロスコープで、その多くは12星座占いで扱う太陽と違う星座に入っていることがほとんどですから、どうしても複雑な話になってしまうのです。

天空の冥王星がどのように働いているのか、また進行図の天体の位置などからこれからの変化やとるべき対策などをお知りになりたい方は、ぜひ個別鑑定をご予約くださいませ。

 

12月~1月の期間限定で年運リーディングも受け付け中

 

年明け1月いっぱいまでは、ミンキアーテ・タロットと記憶の森カードを使った2025年の年運リーディングも承っています。

 

2025年の年運をミンキアーテタロットと星、記憶の森カードで占います

キオクノモリセッションについて

 

12月から1月の担当日

 

12月 4日(水)、14日(土)、18日(水)

1月 11日(土)、15日(水)、29日(水)

 

上記以外の日程で鑑定をご希望の方は代々木店のスケジュールをご覧の上、担当占い師のいない日から選んでご希望をお知らせくださいませ

メールアドレス↓
maho@daisannome.biz

 

ご予約、お問い合わせをお待ちしております。

 

『意識改革+α』~2024年11月のブログテーマ~

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