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2024/10/08

ホロスコープとタロットの結果が矛盾するとき

こんにちは。

第三の眼・代々木店のあさぎ真那です。

今回は『占い&占い師との上手な付き合い方』のテーマで書いてみたいと思います。

 

私は基本的に、セッションでは占星術もタロットも両方使います。

心理占星術のセッションであっても、

時間があれば最後にメッセージカードとしてタロット1枚引きしますし、

タロットをメインにセッションをする場合にも、

生年月日を知られたくないということでなければ、

最初にホロスコープも出しておきます。

 

なぜどちらも使うかというと、それぞれ得られる情報が違うからです。

ホロスコープが描いているものは、遺伝子みたいなもの。

生まれた瞬間に決まった、その人の可能性。人生の青写真です。

そして、ソーラーアークやトランジットでの配置は、

人生の中でそれがいつ展開されるのかを示します。

出生図が種だとしたら、それがいつ芽を出し、

どのような形になるのか、ということ。

 

でも、それは必ずしもその通りに展開されるわけではありません。

がんになりやすい遺伝子をもっていても、

生活習慣に気をつけたりしていれば発病を避けられるように、

出生図に描かれていることが100%現実化するわけではないのです。

では、実際のところはどうなのか、というのを私はタロットで見ます。

 

また、逆を言えば、タロットはそれほど先のことまでは見られないですし、

具体的な時期を見るのは占星術の方が適しています。

その人の本来の性質がタロットが示している状況の一因となっている可能性はないかを見るのも、

最初にホロスコープをつくる理由のひとつです。

 

実際のところ、たとえば、ホロスコープではいい配置が見られる時期なのに、

タロットで探ってみると、どうもうまくいきそうにない、というようなことがあります。

そうした例を、プライバシーの関係でだいぶ端折りますが、いくつかご紹介します。

 

 

恋愛のご相談に来られた若い女性がいました。

彼氏がいないので、できるかどうか見てほしいとのこと。

出生図の太陽にソーラーアークの金星がのっている時期なので、恋愛には最適です。

けれども、タロットで結果の位置に出たのは、カップの7でした。

カップ7|トートタロット

 

思わず「ホントに彼氏ほしいと思ってます?」と訊いたところ、

「いや実は、それほどでも…」という答えが。

みんな彼氏いるし、自分もいないといけないかな、という

「彼氏が欲しいフリ」をしていただけだったのです。

本当は、特に今恋愛がしたいとは思っていないとのことだったので、

お若いですし、まだ先にもチャンスはあるから無理しなくてもいいのでは、

ということをお伝えしました。

 

 

ほかには、転職のご相談に来られた技術職の男性。

ヘッドハンティングでライバル会社から声がかかったとのこと。

現在の職場では上司のパワハラもあります。

出生図の火星の真向いにソーラーアークの天王星が来ていて、

ソーラーアークの土星ともスクエア。

そして、トランジットの冥王星が出生図の土星の真向いに。

かなりハードな時期であることは間違いありません。

 

火星・土星・天王星の組み合わせで、勇気をもって転職するのか、

その結果大変な目に遭うのか。

出生時間が不明なので、はっきりした判断は難しいところです。

心理占星術では、凶星のハードアスペクトでも「悪い」と捉えるのではなく

「成長のための緊張」と捉えるのですが、

「いちばんのライバル会社だから、今の会社にバレたら超まずい」ということですから、

転職がうまくいったとしても、トラブルは避けられないかもしれません。

1回目のご相談のときは、転職を考え始めたときでしたが、

2回目のときは、いよいよ辞表を出そうと決意をしたところで、

転職して本当に大丈夫かという最後の確認でした。

 

タロットで見たところ、結果の位置に出たのはワンドのエース。

もちろん、それまでの経緯もほかのカードに描かれています。

しっかり働いてこられた方だということがわかりました。

ワンドのエース|トートタロット

 

新たなキャリアの始まりです。情熱的に仕事に打ち込めそう。

やはり、新しい会社ではやりたかったこともできそうだし、

面接ではすでに上役になる人たちにもずいぶん気に入られたようです。

 

今の会社での辞職に伴うトラブルが最小限で済むことを祈るばかりですが、

タロットの結果を見て、自信をもって背中を押すことができました。

 

 

そして、適職について、最近相談に来られた大学生。

普通に就職するか、子どもの頃からやっている道でプロになろうか

悩んでいるとのことでした。

ホロスコープでは、その職業に適していると考えられましたが、

タロットで結果の位置に出たのはソードの7。

ソード7:トートタロット

 

そのプロの道は相当厳しいものだと想像されるので、

やっぱり難しいかなあ、などと考えて、情熱が冷めていってしまいそう。

「やっぱり向いてないですかね」と言うので、

「向いているか向いていないかといえば向いてはいるけれど、

今のままでは情熱がなくなりそう」と伝えました。

 

そして、

「占い師に『向いていません』って言われて

『ああ、そうですか』ってあきらめるようじゃ、

仮にプロになれたとしても厳しい世界でやっていくのは難しいんじゃないですか。

『クソ占い師!あたしは絶対プロになってやる!!』くらいの気概がないと」

と発破をかけました。

 

これでやる気に火がつけば、ソードの7のバックの冷めた水色にも

赤みが差してくるでしょう。

タロットの示す未来は「このまま行くとそうなる未来」でしかありません。

このまま行かなければ、未来は変わるのです。

でも、彼女の人生を生きるのは私ではなく彼女。

当然のことながら、どうするかは彼女次第です。

 

 

私が使っているのはトートタロット。

未来を創造的に切り拓いていくためのツールです。

占星術との組み合わせで、可能性を最大限に花開かせるよう探ってみませんか?

タロットのみのセッションもあります。

トートタロット|フール、カップのエース、スター、アジャストメント、サン

 

 

予約不要のメニューもあります。当日直接のご来店も大歓迎!

 

代々木店の担当日
第1木曜日12:00-21:30、第2日曜日の12:00-18:00

※担当日以外でも代々木店の空き日程で対応可能ですのでお問い合わせください。

※11月10日(日)はお休みいたします。

 

オンラインセッション
第2、4木曜日 の11:00-13:00、17:00-22:00

 

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