こんにちは。第三の眼・代々木店のあさぎ真那です。

第1木曜・第2日曜、オンラインでは第2・4木曜を担当しています。

今月のブログテーマは『占い師が考える自己成長のヒント』。

自己成長なんて必要ない、と思う人もいるでしょうし、

ご本人がよければそれでもかまわないと思います。

でも、否応なしに自己成長を促されることが

人生には往々にしてあるものです。

成長を促してくれるハードアスペクト

西洋占星術では、それを示唆するのが

いわゆるハードアスペクト。

ハードアスペクトを「悪い」と捉える占星術師も多くいますが、

心理占星術では「成長のための緊張」と捉えます。

ハードアスペクトが出生図にあったり、

ソーラーアークやトランジットで形成されていたりすると、

一見困難に思えても、それは自己成長のチャンスでもあるのです。

逆を言えば、成長しようとしなければ、

それは単に「悪いアスペクト」「悪い時期」になるのだと思います。

確かに、ぬくぬくとぬるま湯に浸かっているだけでは

成長が起こることはほとんどありません。

でも、恵まれた環境から厳しい環境に

自ら飛び込んでいこうとするのはまれなこと。

だから、自ら望んだわけでもないのに、

「自己成長を促される」「自己成長を強いられる」

ような状況が生じるのかもしれません。

自らは成長を望んでいなくても、

魂は望んでいるかもしれないのです。

また、「本来の役割と違うことをしている」と

より大きな何かから言われている場合もあるでしょう。

自己成長すると人間関係が変わる

自己成長し始めると、

周りにいる人たちが離れていくこともありますし、

自分から離れていくこともあります。

人間関係にもアップデートが必要で、

誰かが新しいバージョンになっているのに

旧バージョンのその人として周りが接していては

かみ合わなくなってきます。

そうした意味で、人間関係においても

自己成長を促されることがよくあります。

それは、相手が自己成長しようとしているときです。

たとえば、ずっと家族のために生きてきた専業主婦の方が

「もうこの先は自分の人生を生きたい」といって

ご相談に来られることはよくあるのですが、

そういう奥さんに離婚を切り出されたと

相談に来られた男性もいらっしゃいました。

また、自立しようとしているお子さんの

ご相談に来られる方もいます。

そういう方たちに共通するのは、

狭い世界の中で生きているということ。

特定の誰かのために共依存的に生きていると

その相手が自分のもとを離れて広い世界に出ようとすると

置いて行かれるような、ぽっかり感に襲われます。

必要なのは、自分自身も成長して、世界を広げることです。

それをせずにパートナーシップの相手だけを変えても、

また同じ問題に突き当たることは十分にあり得ます。

これは転職についても同じことが言えますね。

自己成長を避けて逃げるように転職をしても

また同じような目に遭うかもしれません。

それを「私は運が悪い」と捉えるかどうかは本人次第。

課題をクリアすれば「問題」でなくなる

私の個人的な例を挙げると、

数年前に、アセンダント-ディセンダントの軸に対して

トランジットの火星がスクエアになった時期に

他人からいわれのないことで攻撃されるという

腹立たしい出来事が数回続きました。

それまで私は、怒りはやたらと表現するものではないという

いわゆるスピリチュアル・バイパスをしていたのですが、

最後には爆発してしまいました。

でも、その結果、理不尽なことにはきちんと怒りを表現すべきで、

闘って自己防衛するのが大切だと気づいたのです。

それ以降、トランジット火星が同じような配置になるときには

「来るなら来い！」と闘う気満々でいるのですが（笑）、

それ以来腹立たしいことは起こっていません。

闘う火星のエネルギーを自らの中に取り込めたので

そうしたことが起こらなくなったのでしょう。

ある意味では、他人からの攻撃は、

私が無意識に押し込めていた

火星のエネルギーの現れだったのかもしれません。

ホロスコープやタロットは、

自分の不運を証明するものとして使い、

自己成長をしない言い訳にすることもできますが、

自己成長をしたい人にとっては

その時々にこなすべき課題を示してくれる

この上なく親切で役に立つツールですよ。

否応なく成長を強いられるより

自ら進んで成長のために一歩踏み出してみませんか。

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