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2024/05/21

スピリチュアル・バイパスしていませんか?

 

第三の眼・代々木店のあさぎ真那です。

第1木曜・第2日曜を担当しています。

 

生きづらさを抱えていて占いに来られる方も

よくいらっしゃいます。

 

ご相談内容はさまざまですが、

よくあるのは、「ノー」が言えずに

仕事や他人の世話をひとりで抱え込んで

いっぱいいっぱいになっているというもの。

 

そういった人たちによく見られるのが

火星と海王星や火星と土星のハードアスペクト。

あるいは火星が12ハウスに入っているなど。

もちろん、すべての人に

当てはまるわけではありませんし、

ほかの要素も考慮に入れなければならないので

一概には言えません。

ただ、自己主張がなかなかできず、

自己犠牲的にがんばったり

耐え忍ぶことをがんばったり

してしまいがちなようです。

裏には罪悪感や自己肯定感の低さが

潜んでいることもあります。

 

対人援助職に就いている方も多く、

だいたい笑顔がとても素敵です。

なかには地顔が笑顔の方もいます。

つらいということを話しているときでも

笑いながら話すのです。

 

これは一見美徳のように思えますが、

この笑顔を見たら、周囲の人たちは

本人がつらいと思っているとは思わないでしょうし、

むしろ喜んで仕事を引き受けていると

誤解されるのではないかという気がします。

 

「自分がやってしまったほうが早い」

「自分がちょっと我慢すればいい」

と考えて、文句も言わずに行動するようですが、

不満は溜まって、しまいには爆発

なんてことにもなりかねません。

 

占い好きの方には

スピリチュアル好きの方も多くいます。

そうした人が陥りがちなのが、

ネガティブな感情を抱くのはよくない

という考えです。

 

「なんで私ばっかりやらなきゃいけないの」

という怒りがフツフツと湧いてきても、

それを見ぬふりして

「スピリチュアルな成長のための試練」

と捉えてしまったりもします。

 

心理的な成長のための課題に向き合わずに

スピリチュアルに逃げ込むことを

心理療法家のジョン・ウェルウッドは

「スピリチュアル・バイパス」または

「スピリチュアル・バイパシング」と

呼んでいます。

 

感情そのものは良いでも悪いでもなく

自然に湧き起こるものです。

怒りという感情は、

「何かが間違っている」ということを

教えてくれるもの。

不当に扱われていると感じるのであれば

やはり主張することが必要なのです。

この場合に必要なのは、

「これが私の使命なのだ」と

ボロボロになりながら引き受けるのではなく、

「ノー」と言うこと、あるいは

きちんと交渉することです。

自分が寛大なふりをして

他人の仕事を引き受けていることで

他人の成長を阻んでいることもあるのですから。

 

そのためには、

アサーショントレーニングも大きく役立ちます。

アサーショントレーニングは

相手の意見や考えを尊重しつつ、

自分の意見や考えをきちんと

伝えられるようにするためのものです。

 

そのほかには、

何にでも「すいません」と言う癖のある人は

「ありがとうございます」

「ごめんなさい」で置き換えられる場合には

そうするようにしましょう。

「すいません」が口癖の人は、

八つ当たりをされたりパワハラにあったり

しやすいように思います。

イライラしていて

誰彼構わず当たり散らしたい人にとっては、

「すいません」と言ってくれる人は

イライラをぶつけやすいのです。

「はあ!? なんでアタシがそんなこと言われなきゃなんないのよ!」

と言える人は、まずターゲットにされませんよね。

 

主張するにも練習が必要です。

誰かと食事に行って、何を食べるか決めるときに、

いつも相手に合わせているのであれば、

2回に1回は

自分の食べたいものを言ってみましょう。

 

信号のない横断歩道を渡ろうとしたときに

車が止まってくれました。

さて、あなたはどのように渡りますか?

ドライバーにおじぎをして、

申し訳なさそうにそそくさと

小走りで渡っていないでしょうか?

 

そうだとしたら、これからは

堂々と顔を上げて

マイペースで歩いてみてください。

信号のない横断歩道で止まるのは

ドライバーの義務で、

歩行者が申し訳なく思う必要はないのです。

もちろん、止まらない車も中にはいるので、

事故に遭わないように

くれぐれも注意してくださいね!

 

実はこれ、

あるとき卑屈になりながら

横断歩道を小走りで渡っている

自分のおかしさに気づいて、

私が自ら試した方法です。

 

他人が同じようなことで悩んでいたら

「そうよ、我慢して引き受けるべきよ」

とは言わないはずです。

なぜか自分だけが特別に

人一倍がんばらなきゃいけない。

それっておかしくないですか?

 

他人との健全な境界を築いて

他人と同じように自分もいたわる。

そうして初めて、

他人やビジョンのために行動したり、

社会のために長期的にがんばったりできるのです。

 

このブログを読んでくださった方限定で

生きづらさを抱えた人のためのセッションを

8月まで90分15000円を10000円でお受けいただけます。

お申し込みフォームの「ご相談内容」の欄に

「ブログ見ました」と書いてくださいね。

 

オンラインでも、2回目の方でもOKです。

オンラインの場合は「リピーター向けセッション」を選んで

「ご相談内容」に「生きづらさセッション希望」とお書きください。

 

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