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2024/04/24

対話を通じて自分を知る「鏡」としての占い

こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。

 

今日のテーマも、占いを活かして幸せに生きるには? です。
自分らしく生きるのが幸せと言いますが、自分らしさって何でしょう?
あれこれやってみても、いちばんわからないのが自分だったりしませんか?
では、まず自分を知るにはどうしたらいいか考えてみましょう。

 

自分を知る方法

 

自分を深く知る方法というと何が思い浮かびますか?
瞑想。内観。自己との対話……
そんなことばが浮かんでくる方も多いと思います。
そこまでしなくてもわたしたちが自分を知る方法として簡単なのは、「鏡を見る」ことでしょう。

 

そのとき、相手に対してどんな感情が湧いたか?

 

物理的な鏡ではなく、たとえば「他者に対して抱く感情」を手がかりにすると、自分がどういう性質かがわかることがあります。

 

あの人ってなぜいつもこうなんだろう?(ムカッ) などと思うこと、ありませんか?
些細なことで目の前にいる(あるいは電話やモニタ越しに接する)人にイライラさせられることは少なくないと思います。
そのように日々抱く感情から、自分はこう感じる人なんだ、こういうことを世界に求めているんだと知るのが、自分を知る一歩。

 

相手が「失礼だな」とムカつくのは、自分のことを丁寧に扱ってほしいのだと思っているからかも。
わがままを言ってもすべて聞いてくれる(ように見える)男性と結婚している友人が羨ましいのは、自分の夫が自分の言い分を全然聞いてくれない(としか思えない)からかも。
エトセトラ。

 

ただ、怒りや羨望、失望といった他者に向かうネガティブな感情と向き合うのは骨が折れるものです。できればしたくないですよね。よほどの必要に迫られない限り。
そんなふうにして、些細なことで心にふっと湧いたネガティブな感情は澱のように溜まっていく……そのためにもリフレッシュするために自然のなかに出かけたり、リラックスタイムを取ったり、それこそ瞑想やヨガで整えたりする必要が出てくるわけです。

 

占いも「鏡」として機能します

 

「他者」という鏡に対して生まれた感情を分析していくのはちょっと骨が折れますが、占いはそれとは違う角度から自分を映してくれる「鏡」と言えるでしょう。
4月から、わたしはキオクノモリセッションというメニューをほかの占いとセットのコースとしてリニューアルしました。
そのきっかけは、お客さまからこんなご感想をいただいたからです。

 

とても濃い時間になりました。
藤井まほさん考案のキオクノモリセッションで今の気持ちを整理し、ホラリー占星術や出生時のチャートを見て今の悩みや気質に沿ったお話をいただきました。最後にタロットカードも読んでいただきましたが、ずっと自分で悩んできたこと(悩みとも気づかなかったこと)がこういう気質があるためということを知ることができました。
長い時間丁寧に見てくださり、ありがとうございました。
               (Mさま。50代女性)

 

 

Mさま、素敵なご感想をありがとうございました。
このときは「記憶の森カード」のセッションを20分、プラス出生図読みも含むご縁トリートメントをセットでお申し込みいただきましたが、結果として

 

キオクノモリセッション~ホラリー占星術~出生図リーディング~タロットリーディング

 

という流れになりました。

 

キオクノモリセッション

 

キオクノモリセッションには「記憶の森カード」というカードを使います。
全体から3枚を選んでいただき、それについて占い師が占うのではなく、相談者の方にお話をしていただくスタイルにしています。
このとき、ご自分で選んだカードが「鏡」の役を果たします。

 

 

たとえば、セッションを受けてくださった方のうち複数名がこのカードを選ばれました。
興味深いのは、このカードについてのお話はそれぞれに異なっていたということです。ほのぼのした意味で読む方もあれば、苦しさを表現した絵とご覧になった方もいらっしゃいました。

 

同じ絵なのに、見た人によって異なるその人自身の物語が生まれる、というところが「鏡」っぽいですよね。
ひとえにこのカードを制作された森本ナオコさんのアーティストとしての力だと思います。
このカードに興味を持たれた方は、ぜひ実際にご覧になることをオススメします(ご予約のあるときだけ持参しますので、ご予約か事前にカードを見たいですとお知らせくださいね)

 

「何を確認しにここに来たのか」
「本当に聞いてほしかったのはこんな思いだった」
「占いを申し込んだときはこのテーマと思ったけれど、その奥にこんなことを知りたい気持ちがあったんだな」
といったことにこの段階で気づかれる方が多いような気がします。

 

Mさまのご感想からも、ずっと悩んでいたのに、それを悩みと自覚していなかったことがあったとわかります。人間って案外そんなものですよね。
気づかなかった悩みを言語化することは、解決に向かう(つまり幸せになる)第一歩と言えるでしょう。

 

このセッションでは「言語化」「意識化」の部分を主にしているので、占いというよりも「占いの前菜」と呼んでいるのです。

 

前菜のあとのメインディッシュ

 

キオクノモリセッションのあと、出生図読みで相談者の方が本来もって生まれた可能性や人生の方向性をお話しすることもありますし、すぐにホラリー占星術でご質問への答えをさぐっていくこともあります。
いずれにしても、この場合はホロスコープが「鏡」として機能します。ただ、その読み取り(翻訳)は占星術師がするため、占星術師もまた「鏡」の一部と言えるかもしれませんね。
そこでさらに深いお話を伺ったり、こちらからメッセージをお伝えしたり。その辺りは普通の星読みと同じです。

 

最後にタロットを使って、より大きなアドバイスや気をつけたらよいこと、これから指針とすべきこと、場合によっては別のテーマについて読むこともあります。
タロットは絵が具体的な「鏡」なので、より現実に沿ったことばをお伝えすることができるでしょう。

 

このようにして「鏡」として占いを使っていただくと、ご自分では気づかなかったことに気づける可能性があるのです。

何かモヤモヤするけれども、何を聞いていいかわからないというときはキオクノモリセッションをご用立てくださいね。

 

キオクノモリセッションの詳細はこちら

「占いの前菜」キオクノモリセッション、再開しました

ご予約はこちら
藤井まほ@第三の眼代々木店

 

第三の眼代々木店 5月の藤井まほ担当日

 

5月1日(水)、 5月11日(土)、 5月15日(水)

 

長めの占星術セッションは3日前までにご予約くださいませ。
ご予約期限を過ぎてしまったら、メールで空き枠をお問い合わせください
「ホラリーとタロット」「ご縁トリートメントシンプルコース」であれば、当日までご予約が可能です。

 

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